千夏の戦隊ヒロイン募集大作戦!(脚本)
〇綺麗なダイニング
神谷千夏「とは、言ってみたものの、どこから手を付ければいいんだろう。一応募集ポスターは制作したけど・・・」
神谷千夏「これで募集できるかな?」
千夏はあの初出撃の後、自宅で戦隊メンバー募集のポスターを制作し、カラーコピーで100枚ほど用意した。
神谷千夏「とりあえず掲示できそうなところを探して貼っていこう。まずはそこからね」
〇繁華な通り
千夏は掲示できそうな場所を探して、片っ端から制作したポスターを掲示していった。
神谷千夏「とりあえず掲示できそうな場所には掲示できたわ・・・って、何だろう?いい匂いがするわ」
〇商店街
繁華街から少し離れたところにある小さな商店街。いい匂いの出所はそこの一角にあるパン屋からだった。
神谷千夏「この商店街もいいわね・・・」
出所の店を訪れたあと、色々な店を見て回った後、家路についた。
〇商店街
千夏が帰った後・・・
「この前、大通りで起きた事件を解決したの警察じゃなくて、スーパーヒロインらしいよ」
「そんなすごいヒロインがこの街から誕生するなんて、頼もしいね!」
福南二奈(スーパーヒロインがこの街に誕生したんだ・・・ぜひ見てみたいな!)
福南二奈「材料の買いだし終わりました!」
「ご苦労様。そうだ、来週は大通りでの出張販売に行ってほしいけど、いいかい?」
福南二奈「分かりました!任せてください!」
〇商店街の飲食店
福南二奈(ふくなみにな)16歳、私立天宝学園高校2年生。実家のパン屋「満腹ベーカリー」の看板娘である。
幼い頃からパン作りに興味を持ち、今では自分でオリジナルのパンを作れるくらいになった。
その腕の良さから『最強のパン職人JK』と呼ばれるくらいである。商売上手でムード盛り上げ役も担うほど。
福南二奈「来週の出張販売で売るパンは・・・」
福南二奈「なるほどね。ふふっ、新作の初売り出しが出張販売だなんて・・・頑張らなきゃ!」
〇普通の部屋
福南二奈「ふう、今日も大変だったな・・・スーパーヒロインか・・・戦隊ヒロインなら私もなってみたいけどな」
ふと顔を上げた彼女の目線の先には自分の仕事用のエプロンがあった。そのエプロンには胸元にアヤメの刺繡が付いている。
福南二奈「あのアヤメが平和を守っている、なんてことない、かな?」
色々なことを考えながら夜は更けていくのであった。
〇繁華な通り
出張販売当日、大通りで準備をしていた二奈の目にとあるポスターが見えた。
福南二奈(あれはもしかして・・・)
福南二奈(『戦隊ヒロイン募集中!』か・・・あとでゆっくり見よう)
〇繁華な通り
大通りは平和で大賑わいである。二奈の販売するパンも大人気で、飛ぶように売れている。
神谷千夏(すごい人だかりだわ。この賑わいと平和を私が絶対守って見せるわ、この手で!)
千夏がグッと拳を握ったその時、事件が起きた!
神谷千夏「事件だわ!って、あれは・・・熊!?急いで変身して助けないと!」
彼女は人気のない所へ避難した。
〇ビルの裏
神谷千夏「平和の薔薇よ、燃え上がれ!ピース・オブ・フラワー!!」
〇電脳空間
神谷千夏「正義、開花!」
〇繁華な通り
熊「ガルアアアア!」
大通りに出てきた熊は辺りを見回しながら、のそのそと歩いている。ざっと見た感じ、小熊のようだ。
福南二奈「い、いや・・・な、何?」
熊は周りの匂いを嗅ぎながらうろうろしていたが、二奈の手作りハニーロールの匂いを嗅ぎつけて、のそのそと二奈に迫った。
福南二奈「こ、来ないで・・・」
次の瞬間
「ローズシューター!」
熊の右前脚にビームがヒットし、熊は二奈から離れた。
福南二奈「うえっ!?」
フレイムローズ「炎の薔薇の戦士、フレイムローズ参上!そこの熊さん、悪いけどこんなところに来てしまった以上、好き勝手はさせないわ!」
フレイムローズ「ローズシューター、ハンティングモード!」
ローズシューターのハンティングモードは主に動物用で使われる。千夏はまず、後ろ足の方を狙撃して、熊を転ばせた。
そして頭部に麻酔効果のあるビームを打ち込んで眠らせた。
そこへ街が用意した巨大な檻が到着。熊はその中に入れられて、山へと帰された。
「おお、今回も解決だ!ありがとう、フレイムローズ!」
大通りに来た人たちは大喜びだ。
フレイムローズ「大丈夫ですか?」
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