五輪戦隊スポーツV

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冬の合宿/さらなる高みへ/5人の思い(脚本)

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〇中庭
  冬の合宿を行うことになったスポーツV
華山風花「ふう、冬とはいえいい天気だな。よし、もう少し頑張るか!」

〇サッカー場
射場夏芽「ペース的にはこんなところかな?で、シュートの角度等は・・・ここが一番あたしの狙いやすいところだな。なるほど・・・」

〇バスケットボール場
益子環「今回は3ポイントにこだわる必要はございませんね・・・」
益子環「ならば!」
  スピーディーなドリブルでゴールまで向かい、ダンクシュートを決める環。
益子環「3ポイントが決められないときのオフェンスを色々と練っておいたほうがいいかもしれませんね」

〇バッティングセンター
一山塁「──この球はこの辺りかな!?」
一山塁「うぇっ、か、空振り・・・」
  すぐに塁は分析結果のモニターを見た。
一山塁「なるほど、無理に長打を狙おうとしてフォームが乱れていたのね。あ、今の球についても書いてあるわ」
一山塁「今の球は・・・げっ、変化球でボール球!?」
一山塁「し、しまったぁ〜・・・つられた・・・選球眼の練習を怠ったボロが出たわ・・・」

〇稽古場
益子弓香「これをこうして・・・」
益子弓香「あたし、サーブで苦戦したりするからね・・・苦手なところを知るには今回のが最適だわ」
益子弓香「ん!?こ、これ・・・良くない!?」
益子弓香「なんか掴めてきたかも!」

〇屋上の端(看板無し)
  昼食をとったあと、それぞれ練習を再開したが、塁は1人屋上にいた。
一山塁(もう12月か・・・あっと言う間だな・・・あとどのくらいこの5人で集まれる日が作れるんだろう・・・)
一山塁「うう、会えなくなるのはいや・・・5人で一緒になりたいよ・・・」
「塁さん!」
一山塁「だ、誰!?」
華山風花「な~にこんなところで泣いてんだよ!」
一山塁「い、いや、それは、その・・・」
射場夏芽「塁さん、本当はさみしがりだったんですね」
一山塁「バカにしてない?その言い方」
華山風花「まあ、そういうなよ。ナッツも心配していたんだぜ」
益子環「あ、ここにいたんですか?塁さん」
益子弓香「どしたん?らしくないわね、泣いていたなんて」
一山塁「益子姉妹まで・・・実はですね・・・」

〇屋上の端(看板無し)
  塁は屋上で泣いていた訳を話した。
益子弓香「それでだったんだ・・・」
益子環「お気持ちは分かりますよ」
華山風花「まあ、無理もないな・・・」
一山塁「正直不安だったのよ・・・この5人で集まれる日がもうなくなるんじゃないかと思っちゃって・・・」
射場夏芽「そんなことないですよ!」
一山塁「夏芽さん・・・」
射場夏芽「絶対、会えますよ!いつかこの5人で!」
一山塁「みんな・・・」
射場夏芽「来年開催のオリンピックで!なんて・・・」
「お、オリンピックで!?」
華山風花「あ、相変わらずデカいこと言うな、ナッツは・・・」
射場夏芽「デカい夢を追いかけていきたいんです、いつでも、いつまでも!」
一山塁「──なんかそんなこと聞いていたら、もう寂しくなくなったな。ありがとう、夏芽さん」
華山風花「──でもまあ、そうだよな。来年オリンピック開催って話があったし、まだまだあたしたち5人でやれることはいっぱいあるよな!」
益子環「そうですね!」
益子弓香「いつか、絶対・・・」
「この5人で!!」
益子環「あの、4人共よろしいですか?試したいマシンをフリールームに用意したんですが試運転、付き合ってくれます?」
益子弓香「可愛い妹の頼みだもん、手伝うよ!」
一山塁「私も!」

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