ズレズレスクールライフ2

夏目心 KOKORONATSUME

18 いつまでも(脚本)

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〇通学路
  翌日。
世羅「光太郎、メンテナンスの方は大丈夫ですか?」
田中光太郎「あぁ、問題ねぇよ・・・親父は一流のエンジニアだからな!」
世羅「それを聞いて安心しました・・・何か異常があれば早めに言って下さいね?」
高木浩二「あれ?光太郎じゃん?」
白川さゆり「2人共久し振り!実習どうだった?」
田中光太郎「お前ら久し振りだな!俺らの方は色々あったけど楽しかったぜ!」
世羅「私もです・・・とても貴重な経験をさせて頂きました・・・」
濱口俊樹「あれ?世羅さん何か明るくなって無いか?前はもっと、暗い感じだと思ったんだが?」
世羅「光太郎と、施設の人達のお陰です・・・データを見るより、寄り実践的な事をすればより良いデータが取れると」
世羅「周囲から教えて頂きました・・・マスターにも良い報告が出来、光太郎とも正式に友達になれました・・・」
高木浩二「へぇ!そりゃ良かったじゃねぇか!俺らの所もすっげぇハードでさ!いつもあんな事してるのかと思ったら頭上がらなかったぜ!」
田中光太郎「マジか!折角だからお互い詳しく・・・」
ミズキ「あ!テメェらは!?」
田中光太郎「ん?あんたら触れ合い広場仲良し連合の奴らじゃん?てか、そんなボロボロでどうしたんだ?」
イナリ「くっ!この私達が、こうも良い様にやられるだなんて・・・!」
チャコ「大変なんです・・・総長が・・・!」

〇殺人現場
  数分前。
飯島健人「くはぁ!!」
ミズキ「あぁ!大丈夫ですか総長!!」
酒井輝義「ははは!こんな清々しい気分は初めてだぜ!俺らの事馬鹿にしてたお前らを、こんなに痛め付けられる日が来るなんてよぉ!」
ミズキ「て、テメェ卑怯だぞ!そんな身体になって武器まで持って来やがって!!」
酒井輝義「うるせぇ!俺はずっとお前らの事が嫌いだったんだよ!トマトを食わなかっただけでボコりに来て、」
酒井輝義「その度にどれだけ俺が嫌な思いして来たと思ってるんだ?」
酒井輝義「でもこの身体になったからにはもう何も怖くねぇ!世界中の野菜嫌いな奴らを守る為に、」
酒井輝義「俺はお前らに復讐してやる!!」
飯島健人「・・・!!お、お前ら逃げろ!!」
ミズキ「え!?ですが総長!」
飯島健人「良いから逃げろ!今の俺達じゃ、こいつには勝てねぇ!!俺が抑えるから、お前らは逃げろ!!」
ミズキ「・・・!!?わ、分かりました!!イナリ!チャコ!逃げるよ!!」
イナリ「わ、分かりましたわ!」
酒井輝義「おいおい!この俺から逃げられると思うなよ!?」
飯島健人「くそ!もう止めろ!!」
酒井輝義「あぁコラ!離せ!これじゃちゃんと狙えな!」

〇通学路
濱口俊樹「ま、マジかよ!?酒井の奴そんな事しに!?」
チャコ「はい、私達は辛うじて逃げられましたが、このままでは総長が!」
高木浩二「マジかあの野郎!自分がトマト食えないからって女の子にこんな事しやがって!!」
白川さゆり「う、うん・・・随分レベルの低い理由だけどね・・・」
ミズキ「なぁテメェら!もし叶うなら、あたし達に力を貸してくれないか?テメェらの実力はこの前のヒーローショーで」
ミズキ「良く分かったつもりだ・・・あたしらと一緒に総長を助けてくれ!あたしらはあの人にいなくなられたら困るんだよ!」
高木浩二「そっか、お前らの言いたい事は良く分かった!そう言う事なら俺らに任せてくれって!お前らも良いだろ?」
濱口俊樹「上等だ!やってやるよ!」
田中光太郎「あぁ!酒井の暴走は俺らが止めるぜ!」
世羅「光太郎、私も連れてって下さい!」
田中光太郎「え?世羅さんも?世羅さん喧嘩とか出来るのか?」
世羅「この様な行為は本来の私の目的ではありません・・・ですが、酒井輝義はロボット・・・」
世羅「私のスキャニングが役に立つかも知れません!何より、光太郎に万が一の事があれば・・・」
田中光太郎「そっか!なら決まりだな!」
白川さゆり「光太郎、私はどうしたら良い?」
田中光太郎「あ、そうだな・・・取り合えず学校に行ってこの事誰かに知らせてくれないか?」
白川さゆり「・・・了解よ!」
高木浩二「おっし!そうと決まれば久々に暴れるか!」
濱口俊樹「あぁ!やろうぜ!」
高木浩二(変身)「へへ!」
濱口俊樹(変身)「うっし!」
ミズキ「すまねぇテメェら!この仮は総長を助けた後で必ず返すぜ!」
イナリ「急ぎましょう!このままでは総長が!」
高木浩二(変身)「任しとけって!お前らの所の総長は絶対助けるからよ!」
濱口俊樹(変身)「あぁ!酒井の野郎、今からぶん殴りに行くから待ってろよ!」
チャコ「皆さんこっちです!着いて来て下さい!」
世羅「了解しました、行きましょう・・・」
田中光太郎「・・・・・・」
田中光太郎「じゃあな!」

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