悪役令嬢の私はパリィする

ルーデンス

第十話 シュタイアー山荘(脚本)

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〇ファンタジーの学園
スコット「どちら様ですか?」
勅使「国王陛下の勅使であるソフィア姫は?」
スコット「勅使?そんな連絡はありませんでしたが?」
勅使「無礼な国王陛下の使いを何と心得る」
スコット「わかりました。お入りを」

〇貴族の応接間
スコット「姫、国王陛下の勅使が参られました」
ソフィア姫「まぁ、国王陛下はお元気でお過ごしです事?」
勅使「陛下は宮殿に姫が戻られるよう私を遣わされました」
ソフィア姫「直ぐに支度をしますわ?」
スコット「ちなみに勅使殿は何処の家のものですか?」
勅使「ゼント子爵家ですが」
スコット「姫、陛下の勅使がそんな格下の子爵はあり得ませんぞ」
勅使「無礼な、内密の手紙なので身分の低い私が秘かに出向いておるのだ」
スコット「これは罠です姫」
ソフィア姫「勅使様に向かって無礼な事を・・・スコット」
スコット「まさか、逮捕する為に・・・」
勅使「ご安心を・・・」
スコット「では何故父君の男爵の元に行かれないのか」
勅使「他の勅使が男爵殿の元に向かっておるはずです」
スコット「では姫様男爵様の指示を待ってから出発いたしましょう」
ソフィア姫「失礼ですよ国王陛下を御疑いなのですか」
スコット「しかし男爵様からご指示がありませんし・・・」
ソフィア姫「私はもう18、何時までも父上の指示で動く歳ではありません」
スコット「失礼仕りました」

〇ヨーロッパの街並み
勅使「ソフィア姫をお連れしました」
エリオット姫「ウン、ご苦労下がって良いぞ」
ソフィア姫「まぁそなたはエリオット」
ソフィア姫「ただで済むとお思いですの?」
エリオット姫「この戦を穏便に終わらせたくて」
ソフィア姫「空々しいわね・・・父上が貴方を選ばなかった事で恨んでいるんでしょ?」
エリオット姫(えーっ、エリオットは男爵が好きだったの?)
ソフィア姫「で、どうするの?わたくしを」
エリオット姫「男爵と決着がつくまでごゆるりと」
エリオット姫(困ったぞ、男爵を殺すんじゃなく男爵とうまく行くようにしなければならないのか)

〇英国風の部屋
トーマス「ま、待て俺は近衛師団長のトーマスだ。怪しい者ではない」

次のエピソード:第十一話 ホーエン・グルッツ城塞

コメント

  • サクサク進んで、とても楽しいですね。
    「策士策に溺れる」感じで、エリオットの秘めた想いに気付き、
    男爵を殺す訳にいかなくなるのは、ねじれとして面白いです!!
    異世界ロマンが満ちていて素敵ですね🥰。

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