第七話 鬼謀(脚本)
〇華やかな裏庭
アドルフ男爵「はぁはぁ」
スコット「おやおや男爵どうされました?」
アドルフ男爵「エリオットがやって来る・・・」
スコット「何と弱気な・・・」
アドルフ男爵「エリオットの魂を閉じ込めた指輪を取り戻されてしまう」
スコット「それなら指輪を隠してしまったらいかが?」
アドルフ男爵「そうだなスコット、で何処に?」
スコット「ソフィア姫に授けて離宮のシュタイアー山荘にお移り頂いては?」
アドルフ男爵「そうか、いい考えだソフィアを呼べ」
ソフィア姫「何ですの?お父上」
アドルフ男爵「オマエにこの指輪を与える」
ソフィア姫「まぁ綺麗な指輪。有難うございます」
アドルフ男爵「そしてシュタイアー山荘に暫く隠れてなさい」
ソフィア姫「どうしてですの?」
アドルフ男爵「公爵軍が近づいてきておる」
ソフィア姫「まぁあの憎きエリオットがですか?」
アドルフ男爵「あぁ」
ソフィア姫「私も戦います」
アドルフ男爵「オマエにはスコットをつけておくから心配無用じゃ」
ソフィア姫「判りましたお父上もご無事で」
アドルフ男爵「ウム」
スコット「それでは男爵・・・」
アドルフ男爵「あぁよろしく頼む」