第一話 夢(脚本)
〇雑誌編集部
如月優香「お先にー」
大隅左衛門「明日までにな」
如月優香「えぇ、残業しろと?」
大隅左衛門「派遣に残業と言う言葉は無いの」
大隅左衛門「おっ、早乙女飲みに行こうぜ」
早乙女亮「え~今夜もですか課長」
如月優香「え~ん、何で派遣はただ働きなんだよ~」
〇古いアパート
〇散らかった部屋
〇謁見の間
フリードリッヒ侯爵「おぉ、そうじゃ今度儂の甥と見合いせんか?」
アドルフ男爵「陛下、娘のソフィアはまだはようございます」
フリードリッヒ侯爵「そうかのう、どうじゃソフィア」
ソフィア姫「陛下でしたら・・・」
アドルフ男爵「戯言を、失礼だぞエリザベス。下がってなさい」
エリオット姫「陛下、ソフィアは敵の王子と密通しております」
アドルフ男爵「ありえん証拠を出せエリオット姫」
アドルフ男爵「こ、これは・・・陛下、何かの間違え」
フリードリッヒ侯爵「ソフィアを獄へ・・・アドルフお前もじゃ」
アドルフ男爵「ぬぅ、エリオット計ったな」
フリードリッヒ侯爵「アドルフ男爵を捕えろ」
フリードリッヒ侯爵「エリオット、大儀」
エリオット姫「ハッ」
フリードリッヒ侯爵「そうなると余の後添えとなる妃候補は」
エリオット姫「母上の親戚筋である伯爵家のパトリシアでは・・・」
フリードリッヒ侯爵「そうか、ではパトリシアを後で寄越しなさい」
エリオット姫「ハイ陛下」
フリードリッヒ侯爵「それにアドルフ男爵の討伐を命じる」
エリオット姫「ハハ・・・」
〇城の廊下
トーマス「うまく行きましたな姫」
エリオット姫「シッ、壁に耳ありだトーマス!!」
トーマス「ハハッ・・・」
〇原っぱ
エリオット姫「さて、そろそろ日が暮れる・・・トーマス」
トーマス「はっ、お呼びでしょうか姫」
エリオット姫「ここで野営しようか」
トーマス「判りました姫」
〇テントの中
「フリードリッヒ公爵の軍が近づいてます」
アドルフ男爵「よし、眼に物を見せてやる。出撃」
〇原っぱ
エリオット姫「何事じゃ」
トーマス「姫、アドルフ軍の奇襲です」
エリオット姫「な、何ですってー」