悪役令嬢の私はパリィする

ルーデンス

第二話 エリオット現る(脚本)

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〇散らかった部屋
如月優香「いけない、会社に遅れちゃう」

〇雑誌編集部
大隅左衛門「あの派遣の女、また遅刻かよ」
如月優香「はぁはぁ、お、遅れてすみません」
大隅左衛門「コーヒー奢りな」
如月優香「は、ハイ・・・」

〇エレベーターの中
如月優香「キャー、何この雷・・・」
  雷に打たれ倒れ込む古越社長
古越豊「うーん」
如月優香「社長、大丈夫ですか?」
如月優香「誰?社長は?」
スミス「ふーん、そなたがエリオット姫に憑依してた訳か」
如月優香「エリオットですって・・・」
  この指輪を指にはめてくれないか?
如月優香「えぇ凄く高そうな指輪・・・まさかプロポーズ?」
  恐る恐る指輪を指にはめる優香
エリオット姫「スミス、ここは何処じゃ・・・」
スミス「どうも異世界のようでございます姫様」
エリオット姫「成程、では現世に戻ってアドルフ男爵を叩きのめそうぞ」
スミス「ははー」
優香「チョット待って、勝手に私の身体を取らないでよ!!」
スミス「何で、元の魂が残ってるのだ!!」
エリオット姫「ええぃ、この体はわらわの物。さっさと立ち去るがよい!!」
優香「家主は私なのだから出て行くのは貴方よ」
エリオット姫「以前、わらわに憑依しておいてなんたる言い草!!」
スミス「まぁまぁお二人共・・・」
優香「兎に角、出て行って!!」
スミス「ダメじゃ、お主は姫の躯体として男爵を打ちのめしてもらう!!」
優香「判ったわ。取引しましょ」
スミス「どんな取引じゃ」
優香「私の衣装をパリコレに出す事」
スミス「図に乗りおって・・・」
優香「そのぐらい認めなさいよ」
スミス「判った」
優香「社長・・・」
古越豊「行くぞ」

〇雑誌編集部
大隅左衛門「遅いな、如月の奴。何してんだ」
大隅左衛門「あっ、お早うございます社長。新しいCMの女優ですか?」
古越豊「如月君は儂の秘書にするからな、宜しくな」
大隅左衛門「スーツを着ろ如月」
  大隅の胸倉を摑むエリオット
大隅左衛門「あわゎ・・・」
エリオット姫「これでよいか?」
古越豊「じゃぁよろしくな課長」

次のエピソード:第三話 新作発表会場

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