〇豪華な社長室
アルテイシア・トイアンナ「・・・建設予定のインドネシア支部がやられましたか」
アルテイシア・トイアンナ「まったく、巨大ロボ一機に何を手間取っているのですか」
トランス将軍「うググ・・・面目ない」
ゲー博士「その大統領令嬢と彼氏クンだけど、どうやら足取りがつかめたみたいよ」
アルテイシア・トイアンナ「ほう？それで何処に？」
ゲー博士「・・・ロ〇ア」
アルテイシア・トイアンナ「・・・大丈夫なの？この作品」
ゲー博士「上手くやるって作者は言ってるけど・・・」
トランス将軍「・・・フンガー」

〇黒背景
　　第11話「チャプター４・目指せ！モスクワ」

〇空

〇プライベートジェットの中
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・っくし！」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「寒くなってきた・・・これが多くの日本人捕虜を殺したというツンドラの極寒か」
キャサリン・ホワイト「たどり着くまでに厚着に着替えておいた方がいいわよハジメ なんせ場所が場所なんだから」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・気が進まないなあ」
キャサリン・ホワイト「それは・・・確かにそうね、フラワーズを倒したついでにアメリカを追い抜こうって魂胆はありそうだし」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「いやそうじゃなくて、現在絶賛侵略戦争中の国を味方にするのはコンプライアンス的にも人としてもどうなのかって話だよ」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「作者も作者だよ、いくら他が思いつかないからってよりによってロシ◯なんてカス国家・・・」
キャサリン・ホワイト「◯シア？何を言っているの？」
キャサリン・ホワイト「私たちが行くのはソ連よ？」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「は？」
キャサリン・ホワイト「ソビエト連合、略してソ連ね」
キャサリン・ホワイト「一度解体されたソビエト連邦の一部がウクライナ等を中心に再編された国家で、アメリカ、中国と並ぶ大国で・・・」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「い、いやソビエト連合って何!?ロ〇アどこ行った!?てかなんか知らない歴史なんだけど!?」
キャサリン・ホワイト「・・・ハジメ」
キャサリン・ホワイト「・・・察しなさい！」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・なんてゲーム小説だ！」

〇街の全景
　　ソビエト連合　首都モスクワ

〇空港の待合室
　　空港
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「でも妙だね、ソ連ってアメリカのライバル国家なのに」
キャサリン・ホワイト「ある企業がどうしても迎え入れたい、って聞かなかったのよ」
キャサリン・ホワイト「・・・助けるというよりは、マウントを取るのが目的でしょうけど」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「マウント？」
？？？「オーッホッホッホ！無様ですわねえキャサリンさん？」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「えっ!?だ、誰!?」
キャサリン・ホワイト「うわっ、出た・・・」
アナスタシア・アンギラスキー「久しぶりですわねぇキャサリン！そしてはじめまして、そのボーイフレンド君」
アナスタシア・アンギラスキー「このアナスタシア・アンギラスキーがモスクワ鉄道を代表して歓迎いたしますわ！オーッホッホッホ！」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・随分キャラが濃いけど、知り合い？」
キャサリン・ホワイト「アナスタシア・・・ソ連最大の鉄道会社、モスクワ鉄道の社長令嬢」
キャサリン・ホワイト「そして昔ハイスクールで何かと私に張り合って来たやなやつよ、卒業してから会うことになるとは思わなかったけど」
アナスタシア・アンギラスキー「解説ありがとうキャサリンさん、ですが社長”令嬢”というのは正確ではなくってよ？」
アナスタシア・アンギラスキー「ワタクシ、お父様の後を継いで今のツンドラ鉄道の社長をしていますのよ！社長のアンとお呼びくださいまし！」
アナスタシア・アンギラスキー「オーッホッホッホ！」
キャサリン・ホワイト「・・・一族経営でもない会社で二代目に収まったのは素直にすごいと思うわ」
キャサリン・ホワイト「でもそのバカみたいな話し方はどうにかならないの？頭に響いて嫌なんだど」
アナスタシア・アンギラスキー「あら、勝者を象徴する気品ある笑い声ですわよ？」
アナスタシア・アンギラスキー「それとも飛行機生活が長くてエコノミー症候群にでもなられましたの？大変ですわねぇ〜？」
キャサリン・ホワイト「こいつ・・・！」
アナスタシア・アンギラスキー「オーッホッホッホ！」