エピソード4(脚本)
〇空っぽの部屋(ガムテープあり)
・・・そこには、昨日なかったものがあった。
・・・・・・
人が倒れている。
「・・・!大丈夫ですか!?」
・・・誰?知らない人・・・?
家族でないことは確かだ。
・・・見たところ、かなことあまり年が変わらなさそうな、若い女。
うつ伏せになっていて、顔がわからない。
・・・近づくと、床に血だまりがあった。
頭から血を流している。ぴくりとも動かない。
「誰か!誰か!!」
・・・誰もこない。
お義母さん!どこへ行ったのですか?
多くの衝撃が一気にかなこを襲った。
目の前に、若い女が死んでいるという事実。
いくら呼んでも誰も来ないという事実。
・・・そして、目の前の女の顔を覗き見て、かなこは最も衝撃を受けた。
恵だった。
・・・・・・
どうして?
社会人になってから、一切連絡をとっていなかった。
- このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です! - 会員登録する(無料)