オージュ・ウォゲは回顧する

東龍ほフク

11/オージュ・ウォゲは罰を受ける(脚本)

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〇壁
  てぇへんだ。
  ‥‥‥というわけで、お知らせ。
  『勇才』の大臣こと、ワキワキの立ち絵が
  有料会員限定に変更されていました。
  いや‥‥‥ビックリした。
  何か お知らせあったっけ?(´・ω・`)
  ‥‥‥まぁ、月額880円を払ってもいいんですけどさ。
  支払い方法がクレジットカードしか
  ないんですよね。だから、無理。
  手ブロですら、コンビニで買える
  『WebMoney』が使えたのにクレカ1択しか
  ないってさぁ‥‥‥。
  というわけで、ワキワキは
  『ソレっぽい雰囲気』の人が代役になります。

〇西洋の城

〇刑務所の牢屋
オウシ・ヤマ王「オージュ・ウォゲ」
オウシ・ヤマ王「お前にとっての悲しいことは、なんだ」
オウシ・ヤマ王「罰になるような事は、なんだ」
オージュ・ウォゲ「何ですか、やぶからぼうに」
オウシ・ヤマ王「遠方の とある国では『罪人らを同じように 処刑するのではなく、罪人1人1人に 合った刑罰』をくわえるらしい」
オウシ・ヤマ王「例えば、野菜嫌いの罪人に野菜しか 食べさせなかったり‥‥‥虫責めしたりとかな」
オージュ・ウォゲ「地味に酷くて、地味に面白いですね(笑)」
オウシ・ヤマ王「で、そうした場合‥‥‥ お前にとって1番の罰は何なのだろうかなと」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「右腕なくなっても 割と平気な奴ですからねぇ」
オージュ・ウォゲ「何をされても、甘んじて受け入れますよ」
オージュ・ウォゲ「なので、特段 嫌な事は‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「あ」
オージュ・ウォゲ「強いて言うなら‥‥‥」

〇海沿いの街

〇英国風の部屋
  ※NEWワキワキ町長です
町長「‥‥‥‥ギン君」
ギン・ユルシャ「き、今日は一体 深刻な顔で どうしたんすか‥‥‥?」
町長「王から 手紙が届いてね‥‥‥」
ギン・ユルシャ「お、王から‥‥‥」
町長「オージュ・ウォゲへの罰を考えた結果 ──」
町長「『ユルシャ家の者を処刑する』事となってね」
ギン・ユルシャ「ふぉっ!?!?!!?!」
ギン・ユルシャ「なっ、ななななななななんで?!?!?」
ギン・ユルシャ「俺も?! 親父も?!」
ギン「ねぇ!!!!!!💦 何でですか?!?!?!💦💦」
町長「嘘だよぉ」

〇海沿いの街
ギン「ワキワキぃ〜〜!!!!!!!!!💢」
ワキワキ「メンゴメンゴ☆」
ワキワキ「実はな、オージュ・ウォゲが‥‥‥」

〇刑務所の牢屋
オウシ・ヤマ王「お前にとっての悲しいことは何だ、 罰はなんだ」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「強いて言うなら『ユルシャ一家に 不幸があったら嫌』ですねぇ」
オージュ・ウォゲ「私の目の前で ユルシャ親子を処刑か 拷問でもしたら、さすがの私も自責の念に 駆られて嘆き悲しむかもですねぇ」
オウシ・ヤマ王「‥‥‥‥で「よしわかった、やってやる」と なると思うか?」
オージュ・ウォゲ「やったら、王様ヤバすぎるでしょう」

〇英国風の部屋
町長「と、いうわけで」
町長「「そういうテイの演技をオージュの目の前で してみるのどうかな」という話を 王としたりね‥‥‥」
ギン・ユルシャ「イヤっす‥‥‥」
町長「とにかく、オージュ・ウォゲは 君ら 親子に何かあったら嫌みたいでね」
町長「なので、せめて『最近あった悲しい事』は ないかね?」
町長「それをオージュ・ウォゲに聞かせたら、 奴は悲しみ苦しむかもしれない‥‥‥!」
ギン・ユルシャ「そ、そうかなぁ‥‥‥?」
ギン・ユルシャ「悲しかった事‥‥‥」
ギン・ユルシャ「おととい、新しく買った本を 本棚に入れたら‥‥‥‥」
ギン・ユルシャ「本を入れすぎていたようで、 本棚が崩れちまいました‥‥‥‥」
ギン・ユルシャ「棚板が限界だったようです‥‥‥」
町長「それは‥‥‥ショックだね わかるよ」
町長「崩れた本の山って、絶望感しかないよね‥‥‥」
ギン・ユルシャ「崩れた勢いで ちょっと折れちゃった本もあるし‥‥‥」
ギン・ユルシャ「あと、うっかり出しっぱなしにしていた本が 窓からの日光で表紙焼け‥‥‥を‥‥‥」
町長「うぅ‥‥‥わかるよぉ、ギン君‥‥‥」
ギン・ユルシャ「こ、こんなんでオージュ先生 ショック受けますかね?」
町長「受ける ×2」
ギン・ユルシャ「あと 親父で言うなら、この前‥‥‥」
ギン・ユルシャ「くしゃみして その反動が腰にきて 丸一日 再起不能になったり‥‥‥」
町長「キンさーーーん!!!!!!」
町長「これらを聞いたら きっと、オージュは 心配で さぞストレスを受けるだろう‥‥‥!」
ギン・ユルシャ「‥‥‥それで言ったら、オージュ先生が もんどり打つような話が2個ありますね」
町長「そ、それは もしかして“あの件”‥‥‥?!」
ギン・ユルシャ「ああっ!  やっぱり 薪を切って腰やったっ!!!!!」
ギン「親父ぃーー!!! だから、言わんこっちゃねぇえ!!!!!!」

〇西洋の城

〇刑務所の牢屋
オウシ・ヤマ王「オージュ・ウォゲ」
オージュ・ウォゲ「何です? シンプルに首を 刎ね(はね)る事に決定しましたか?」
オウシ・ヤマ王「‥‥‥‥‥‥」
オウシ・ヤマ王「ギン君の愛用している本棚が、 本の重みで壊れたそうだ‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「ギ、ギン君‥‥‥なんて可哀想な‥‥!」
オウシ・ヤマ王((え? 効いてる?))
オウシ・ヤマ王「最近のユルシャ親子の近況だが、 キンの腰は‥‥‥‥」
オウシ・ヤマ王「〜〜〜‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「そんな‥‥‥!  まぁた無理しおってからに‥‥!」
オウシ・ヤマ王「で、動けないキンの代わりにギン君が ご飯を作ろうとしたのだが‥‥‥」
オウシ・ヤマ王「塩と小麦粉を間違えて‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「ギン君??!!!?!?」
オージュ・ウォゲ「くぅっ‥‥‥あいつら、助けてやりたい‥‥‥!」
オウシ・ヤマ王((マジで自分の右腕以上に動揺がスゴイ‥‥‥))

〇刑務所の牢屋
オウシ・ヤマ王「‥‥‥‥で、だな」
オージュ・ウォゲ「もう、あいつらの悲しい話は 聞きたくないですよ‥‥‥やめてください」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥と、頼める立場の人間ではないですね」
オージュ・ウォゲ「で、なんですか ギン君が執筆中の原稿に コーヒーでも こぼしました?」
オウシ・ヤマ王「キンが 再婚したぞ」
オージュ・ウォゲ「誰と????!!!??!?!?!?」
オージュ・ウォゲ「おい! 再婚相手は どこの誰だ!!!!」
オージュ・ウォゲ「またアイツを捨てるような女 じゃないだろうなぁ?!」
オウシ・ヤマ王((ギン君の思惑通り、めっちゃ反応する‥‥‥))
オウシ・ヤマ王「ギン君いわく「そんな事しない人なので 大丈夫です」との事だ」
オージュ・ウォゲ「んな事、わからんじゃないかっ!」
オージュ・ウォゲ「くそ〜‥‥‥気になる‥‥‥」
オウシ・ヤマ王「おぬし、ユルシャ親子と離れて 北で1人 作家活動してたじゃろうが」
オウシ・ヤマ王「今更、そんなにあいつらの 状況を知りたいものか?」
オージュ・ウォゲ「あの時はデビューしたてでバタバタしてて、 あいつらどころではなかったし‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「親子水入らずの方がいいかな、と あまり干渉しないよう自重しても いたんですよ」
オージュ・ウォゲ「くそぅ、気になる‥‥‥‥」
オウシ・ヤマ王「やっと、獄中にいる事をツラく 感じてくれるようになったな」
オージュ・ウォゲ「ギン君‥‥‥なんて、いやらしい攻撃を するんだ‥‥‥!」
オウシ・ヤマ王「もう1個、攻撃あるぞ」
オウシ・ヤマ王「キンがな‥‥‥」
オウシ・ヤマ王「『マチヨミ』で 連載を始めたそうだぞ」

〇西洋の城
オージュ・ウォゲ「れれれれれれれれ連載?!?!」
オージュ・ウォゲ「何を?! 何が?! どんな?!?!?!」
ビビる王様「いや‥‥‥わしもワキワキから 報告されただけだから、詳細は知らんよ‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「あんのアホが今の状態で 何を書いたん?!?」

〇刑務所の牢屋
オージュ・ウォゲ「クッ‥‥‥! お外に出たいっ‥‥‥!」
オウシ・ヤマ王「右腕を失くしたことより、動揺がすごい‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「だって、気になるじゃないですか‥‥‥!」
オージュ・ウォゲ「文体は? 作風は? ナキュなのか? キンなのか?」
オージュ・ウォゲ「何を書いたんだよ、って‥‥‥」
オウシ・ヤマ王「── さて、じゃあワシは その送って もらった『マチヨミ』のキンの作品を 読むとするかな」
オージュ・ウォゲ「いいなぁああぁぁあ!!!!!!!!」
オージュ・ウォゲ「‥‥‥‥‥」

〇黒
  それよか‥‥‥‥
  再婚?
  ‥‥‥‥‥‥‥

〇刑務所の牢屋
オージュ・ウォゲ「王よ‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「1つ、取引しません?」

コメント

  • ツッコミどころが多すぎる件だが??
    わ、ワキワキ……!!!!!それに、ギン君は塩と小麦粉を間違えて何を作って……!!!!😂
    厳しいようでいてゆるいこの感じ……正に6世様の辺りみたいな創作の雰囲気ぃ……(冒頭の6世国匂わせ!!!)
    そしてまさかのキンさんの連載にオージュ先生でなくとも驚きました😂✨
    マチヨミGJ……。文字を書く練習かな?😇✨

  • あれ!?1話飛ばしてたの!?!?ワキワキショックからの代理人キャラグラに笑いが止まらないwww😂オーラが消えたwww
    ユルシャ家の不幸話しによってワタワタな先生きゃわ☺️
    そう言えば再婚の事知らなかったかーと思っていたら連載!?嘘か誠か、これはもう先生じゃなくても気になる!!!良いなぁあぁっ!!!な先生が愛おし過ぎます!!
    🥰

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