AIのアイコ

ぽんたろう

最終話(脚本)

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〇フェンスに囲われた屋上
  あれから長くは続かなかった
  その後一度も面会もすることもできず
  彼女は遠い世界へ旅立った

〇空

〇土手
花村大河「大学生になったものの」
宮森「そろそろ花火も終わりだな」
宮森「これで花見 登山 花火も終わったし 次はどうする?」
花村大河「つるむメンバーはいつも一緒」
宮森「何、ぶつぶつ言ってるんだ?」
花村大河「何でもないよ」
花村大河「さて、花火の次はどうするかな」
  俺はあれから
  アイナちゃんが行きたがっていた場所を
  宮森君と一緒に回っている
花村大河「ん? なんだ?」
宮森「どうした?」

〇仮想空間
  えっ!? ユイコロから!?

〇土手
花村大河「ユイコロってサービス終了のはず」
宮森「そうだよな、何でだよ」

〇仮想空間
アイコ「『たいがくん』」

〇土手
花村大河「アイナちゃんの声だ」
宮森「ああ」

〇仮想空間
アイコ「『わたしのこえ きこえてる?』」

〇土手
花村大河「ああ」
花村大河「聞こえてるよ」

〇仮想空間
アイコ「『あのとき、言えなかったことがあるの』」

〇空

〇仮想空間
アイコ「『大好きだよ ありがとう』」

コメント

  • 読了致しました。涙で視界が……。😭

    AIだと思われたアイコが、実は難病を抱えていた女の子アイナちゃんだった。

    大河君との喧嘩があったけれど、彼と仲直り。そして周囲との協力もあって卒業式を迎える事が出来て良かった……!

    アイナちゃんは旅立ってしまったけれど、彼女の声は消える事は無いでしょう。😌

    声を生み出すAIが正しく使われて欲しいと切に願うピーターでした。ありがとうございました。

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