超機鎧皇ジーカイザー

洗濯キング

第3話「チャプター1・出撃!地を割る剛腕」(脚本)

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〇山並み
  怪ロボット グスタフ1号

〇平屋の一戸建て

〇黒背景
  第3話
  「チャプター1・出撃!地を割る剛腕」

〇地下広場
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「なっ・・・何が起きてるんだ!?」
シノムラ博士「新政府の連中め、ここを嗅ぎつけたな? しかもロボット兵器まで投入して・・・」
シノムラ博士「確実にキャサリン君を殺すつもりなんだろう。前大統領の遺児なんて、反乱の御旗にはぴったりだからな」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「兵器!?ここ日本ですよ!?第九条はどうなってんです!?」
シノムラ博士「暴力革命をするような政権がそんな物に配慮すると思うか!?」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「それはっ・・・!」
キャサリン・ホワイト「ハジメ・・・っ」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「キャサリン・・・!」
シノムラ博士「・・・今一度問おう、君が取れる選択肢は2つある」
シノムラ博士「一つは、令和のコンプラと一般人の権利を行使し、彼女と私を見殺しにするか」
シノムラ博士「もう一つは、平成の魂に従いジーカイザーに乗って、愛する人を守るため世界を敵に回す戦争をするか」
シノムラ博士「二者一択だ、さあどうする!?」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「僕は・・・・・・・・・っ」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・・・・・・・」

〇黒背景
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・そうだ、今回の事件は個人が背負うべき事件じゃない」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「いくら僕がキャサリンが好きでも、世界を敵に回すような事をするような奴に味方はしない。それが令和の価値観だ」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「この事件だっていわばアメリカの御家騒動。ならケジメも責任もキャサリンが一人でつけるべきだ。一般市民の僕には関係ない」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「そもそも僕は主人公なんかじゃない。ただのモブだ。そんな事僕が一番分かっている」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「では、令和の価値観に従ってここから逃げ出すか?」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「そうすれば僕は助かるだろう だが、それでどうなる?」
父親「だほらぼけが!!!!!!!!!!!!!!」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「待ってるのは”これ”だぞ?」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「それだけじゃない。こいつの介護で僕の人生の大半は持っていかれる。そして後に残るのは消化試合」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「じゃあ、逆にここで戦ったら?」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「世間を、世界を、国を敵に回すテロリストになる。だけど・・・」
キャサリン・ホワイト「ハジメ!」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・・・・・・・」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・・・・僕は」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「僕はコンプラを破るぞ!!!! ジョ◯ョ──────────ッッ!!!!!!!!」

〇山並み
  スーパーロボット・ジーカイザー

〇コックピット
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「森の中に出撃ハッチまで作ってたなんて・・・一体おじさんの資産ってどれぐらいあるんだ?」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「というかノリで乗るとは言ったけど・・・」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「そもそも僕ロボットの操縦なんてやった事ないぞ!?どうしよう!?」

〇山並み

〇コックピット
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「う、うわあああっ!!!!」

〇地下広場
キャサリン・ホワイト「ハジメっ!!嫌ああっ!!!!」
シノムラ博士「落ち着きたまえハジメ君!コックピットをよく見るんだ!」

〇コックピット
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「見ろって言ったって・・・!」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「僕、ロボット所かクレーンだって動かした事ないんですよ!?」

〇地下広場
シノムラ博士「いいからコックピットをよく見るんだ! 君ならできる!」

〇コックピット
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「そんな、見た所で操縦なんて・・・」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・ん?」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「この配置、どこかで・・・」

〇ゲームセンター

〇コックピット
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・これ」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「昔遊んだゲームと同じじゃないか!?!?」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「なんか・・・やれる気がしてきた!」

〇山並み

〇コックピット
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「ガードだ!!!!」

〇山並み

〇地下広場
キャサリン・ホワイト「ハジメ!!!!」
シノムラ博士「ははは!落ち着きたまえ!特殊合金の装甲が豆鉄砲程度で破れるものかよ!」

〇コックピット
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「流石はおじさん!なんともないや」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「さあ・・・トドメをさしてやる!」

〇山並み

〇コックピット
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「ロケットパァァーーーンチ!!!!!!」

〇山並み

〇白

〇山並み

〇地下広場
キャサリン・ホワイト「やったわ!!」
シノムラ博士「見事だハジメ君!」

〇コックピット
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「はあはあ・・・か、勝った!」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・・・・」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・おじさん、僕戦います」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「でも、一つだけ条件をつけさせてください」
  ハジメが提示した”条件”
  それは──────

〇おしゃれなリビングダイニング
  数日後
父親「ハジメお前ぇ!!!!!!なんばしよっとか!!!!!!!!」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「何って・・・アンタを老人ホームにぶち込むんだよ」
父親「わぎゃ!?!?なんばしちょる!?!?!? それが親ん対する態度け!?!?!?」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「もう限界なんだよ、アンタの介護は!」

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