第4話「チャプター2・ジーカイザー東京に立つ」(脚本)
〇東京全景
「世界の皆様おはようございます!WNN (ワールドニュースネットワーク)のお時間です」
「ここ東京ではアメリカ新政府軍”フラワーズ”による多様性推進パレードが行われています!」
〇センター街
「雄っ!雄っ!雄っ!ゲイ!ゲイ!ゲイ!」
ガチホモブラザーズ「同性愛者に居場所を作ろう!」
ガチホモブラザーズ「ヘイト表現を取り締まろう!」
ガチホモブラザーズ「映画やドラマに必ずLGBTQを出しましょう!」
「雄っ!雄っ!雄っ!ゲイ!ゲイ!ゲイ!」
〇プライベートジェットの中
エアフォース・ワン
「一昔前までオタ向けアニメのポスターが貼っていた人権後進国とは思えない素晴らしい取り組みです!やはり人間こうでないと!」
「多様性の味方、WNNがお送りいたしました!」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・なにこれ」
〇黒背景
第4話
「チャプター2・ジーカイザー東京に立つ」
〇プライベートジェットの中
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・・・・」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「ずっと、自分の生活ばかりで世間を気にしてなかったけど・・・」
〇センター街
「雄っ!雄っ!雄っ!ゲイ!ゲイ!ゲイ!」
ガチホモブラザーズ「不適切な表現は根絶やしだ!」
ガチホモブラザーズ「令和の価値観に合わせましょう!」
「雄っ!雄っ!雄っ!ゲイ!ゲイ!ゲイ!」
〇プライベートジェットの中
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「この国がこんな事になってたなんて・・・!」
キャサリン・ホワイト「世界中に自分達の思想を広め、正義の名の下に支配する・・・それが奴等のやり口よ」
キャサリン・ホワイト「”正義”ほど、人を酔わせて操りやすくする薬も無いからね」
キャサリン・ホワイト「あっ、これ自虐ネタね♪」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・ノーコメントで」
キャサリン・ホワイト「見ての通り、東京は奴等の手に落ちてしまったわ。でも・・・」
キャサリン・ホワイト「ここでもし、正義のヒーローが現れたとしたら?」
キャサリン・ホワイト「日本は表現の自由の国。奴等のやり方が気に入らない人はいくらでもいる。その人達にとってのヒーローが現れたら?」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「民主の正義を先導するヒーローという名の広告塔・・・」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・なるほど、それが君であり、ジーカイザーってわけか」
キャサリン・ホワイト「人はアイドルを求める物なのよ、なら私達がそのアイドルになればいい」
キャサリン・ホワイト「正義という名の推し活の、ね」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「よし、じゃあ早速・・・」
キャサリン・ホワイト「はい、ちょっと待って!」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「へっ?」
キャサリン・ホワイト「折角の正義のヒーローがずっと私服のままで戦う気?さあ、こっちに来て!」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「わっ、ちょっと!?」
「うわっ、ちょっ!脱がさないで!」
「じっとして・・・あら♪」
「・・・仕方ないだろ生理現象なんだから」
「このままじゃ収まりがつかないわね・・・」
「しょうがない!私にまかせて♪」
「えっ・・・あっ!そ、そこっ!」
「ふふふ・・・我慢しなくていいのよ♡」
「あっ・・・で、出る!」
数分後
キャサリン・ホワイト「うんうん!やっぱり正義のヒーローはこうでないと!」
キャサリン・ホワイト「そのスーツは米軍で試作された最新鋭の戦闘スーツで、身体能力の強化や、これ自体をパイロットスーツにできたり・・・」
キャサリン・ホワイト「・・・まあとりあえず色々できるわ! 活用してみてね、ハジメ!」
キャサリン・ホワイト「・・・ハジメ?」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・・・・」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・・・・すごかった」
キャサリン・ホワイト「あらら・・・」
〇怪しいオフィスビル
〇プライベートジェットの中
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「このビルは?」
キャサリン・ホワイト「奴らが建てたコンピューター管理センターよ」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「管理センター?そんな物建ててどうするのさ?」
キャサリン・ホワイト「あいつらは声こそ大きいけど、勢力としてはそこまでじゃないわ」
キャサリン・ホワイト「だから自軍の戦力を賄うために、無人ドローン兵器を数多く採用してる。これはその管理施設よ」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「つまりそこを破壊できれば、奴等を無力化できる・・・と」
キャサリン・ホワイト「その通り!」
キャサリン・ホワイト「でも、そんな大事な施設をそのままにしておくとは考え辛いわ。何か罠があるかも・・・」
キャサリン・ホワイト「十分気をつけてね・・・」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「オーケー、俺に任せてよ」
キャサリン・ホワイト「素敵!流石はハジメね!」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「あはは・・・」
キャサリン・ホワイト「それで、今回の作戦名は・・・」
キャサリン・ホワイト「『反撃開始!超ロボット首都激突』 大作戦よ!!」
篠村一歩(シノムラ・ハジメ)「・・・・・・」
〇実家の居間
キャサリン「ゴーゴー!ヒーローロボット!」
キャサリン「いけー!Rocket punch!!」
〇プライベートジェットの中
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