9/(*☌n☌)「オージュに友達なんて いないっ!」(脚本)
〇空
〇お化け屋敷
エルム・ナキュ「オ〜ォ〜ジュ〜 あぁ〜そぉ〜ぼぉ〜〜」
ニコ・ティバコ((小学生?))
オージュ・ウォゲ「‥‥‥よぅ」
エルム・ナキュ「街に新しく出来た 本屋さん行こぉ〜」
オージュ・ウォゲ「すまん これから 友人と集まる用があるから」
エルム・ナキュ「う‥‥‥」
エルム・ナキュ「嘘でしょ?! オージュ・ウォゲに 私以外で友達なんか いるわけないじゃないっ!」
エルム・ナキュ「もっと マシな嘘つきなよっ!」
ニコ・ティバコ「ひ、ヒドくないすか?」
エルム・ナキュ「ねっ、ホント オージュったらヒドいよねぇ!」
ニコ・ティバコ「いや、先生が‥‥‥」
ニコ・ティバコ「あの人にも、友達の0.5人や1人くらい いるでしょうよ」
オージュ・ウォゲ「聞こえてるぞ、コルァァ!!!」
〇宝石店
エルム・ナキュ「『盆栽 見て見て会』?」
オージュ・ウォゲ「そう。今から2時間後にソレが 始まるから 出かけるんだ」
オージュ・ウォゲ「見て見て〜 めっちゃ曲げてみた〜」
エルム・ナキュ「ほぁ‥‥‥」
ニコ・ティバコ「ジジイばっかの所に行くと、 若さを吸われますよ?」
オージュ・ウォゲ「逆に吸い返すよ?」
オージュ・ウォゲ「というか、爺さんだけじゃないからな? 盆栽やってるの」
ニコ・ティバコ「は、はぁ‥‥‥」
エルム・ナキュ「‥‥‥‥」
エルム・ナキュ「私も ついてっていい?」
オージュ・ウォゲ「何故?」
オージュ・ウォゲ「お前が好きそうなモンじゃないと思うぞ」
エルム・ナキュ「オージュに本当に”友達”なんているのかの 確認のためっ!」
オージュ・ウォゲ「失礼、な‥‥‥!」
ニコ・ティバコ「だから、ナキュ先生 失礼ですってば」
ニコ・ティバコ「オージュさんにだって、 友達の0.1人や0.4人くらい‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「だから なんで小数点?!」
〇草原の道
※馬車移動
〇屋敷の門
〇旅館の受付
受付「オージュ・ウォゲさんですね? ようこそ!」
オージュ・ウォゲ「こんにちは〜」
エルム・ナキュ「そちら、オージュの友達ですか?」
受付「『友達』というと気恥ずかしいものが ありますが‥‥‥」
受付「えぇ、仲良くさせていただいておりますよ」
受付「オージュさんの盆栽は、とても面白くて‥‥」
エルム・ナキュ「へー」
オージュ・ウォゲ「恥ずかしいから やめろ」
〇古いアパートの居間
爺さん「おっ。オージュちゃん 今回も参加してくれたんだねぇ〜」
オージュ・ウォゲ「爺さんの たくましい黒松、 また大きくなったかなぁってな」
爺さん「オージュちゃんの ニレケヤキも元気?」
おじさん「やぁ、オージュちゃん〜 うちのヒメリンゴ、見て見て〜」
エルム・ナキュ「オージュに‥‥‥友達が‥‥‥」
ニコ・ティバコ「いい加減しつこいっすよ、先生」
エルム・ナキュ「“アレ”と付き合えて、上手く懐柔している ‥‥‥という私の強みが 弱くなる‥‥‥」
ニコ・ティバコ「それは アッチの台詞でもあるのでは‥‥‥」
エルム・ナキュ「自分だけに懐いていたと思っていた 野良猫が他の人にも愛想をふりまいて いたのを見かけたモノに近い感覚‥‥‥」
ニコ・ティバコ「はぁ‥‥‥」
エルム・ナキュ「せっかく来た事だし、まぁ ちょっとウロウロして帰ろうかな‥‥」
ニコ・ティバコ((俺はどうすっかなぁ‥‥‥))
ニコ・ティバコ「ん」
オージュ・ウォゲ「“盆器”に興味わいた?」
ニコ・ティバコ「“ぼんき”?」
〇広い玄関
エルム・ナキュ「‥‥‥‥」
盆栽ファン「そちら、可愛いでしょう? チェリーなんですよ」
エルム・ナキュ「あっ。そうですね、可愛いです‥‥‥!」
エルム・ナキュ「これもキレイですね〜✨」
盆栽ファン「わかります、見事ですよねぇ‥‥‥!」
エルム・ナキュ「『盆栽』って無骨なモノしかない、と 思っていたのですが‥‥‥?」
盆栽ファン「お花が咲いたり、果実がつくのも ありましてね」
盆栽ファン「それを『花物・実物』と 言いますのよ」
エルム・ナキュ「へ、へぇ‥‥‥✨」
〇木の上
〇屋敷の門
オージュ・ウォゲ「‥‥‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「長寿梅(ちょうじゅばい)の鉢なんか 持ってどうした?」
エルム・ナキュ「えーと‥‥‥玄関辺りで お姉さんと ハナモノについて語り合いまして」
エルム・ナキュ「ウチの子に なりました」
エルム・ナキュ「譲ってもらいました」
エルム・ナキュ「‥‥‥と、練習用にカマツカコケモモ? っていうのを最初から育ててみようかなと」
オージュ・ウォゲ「お前、コレが『盆栽』だったから いいようなものの‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「『宗教』だったら どうするんだ 用心しろよ」
エルム・ナキュ「あはは‥‥‥」
エルム・ナキュ「‥‥‥‥‥」
エルム・ナキュ「ニコ君は‥‥‥」
エルム・ナキュ「鉢をたくさん持って どうしたの‥‥‥?」
ニコ・ティバコ「‥‥‥‥‥」
ニコ・ティバコ「いろんな植木鉢あって、イイ!」
オージュ・ウォゲ「盆栽用の鉢の事を『盆器』と言うのだがな」
オージュ・ウォゲ「ソレにハメてみた👍」
エルム・ナキュ「オージュだって、盆栽洗脳してるぢゃんっ!」
※挿絵のナキュ、服ミス(ぼそっ)
〇海沿いの街
〇英国風の部屋
小数点友達とか、ニコさんもずいぶんオージュ先生をナメだしてて(笑顔)。
お互いに「あんなのと上手く付き合ってるのは自分だけ」とか優越感で付き合ってる……というと、やはりどべ先生のナちPが……本当に、そこら辺のあのブロマンスがですね、うま……おいし……BL苦手だけどどべさんのは昔から見れる不思議よ。ありがとうございます…
なんですか最後もぉーーーーー!!!!泣けるじゃないですかよぉおお😭
唐突に来た新たなる先生の趣味が渋い!!チューリップといい、タネちゃんといい植物を愛でる先生…カワイイ!挿絵がもうカワイイ!!ニコさん小数点のお友達数w自分以外の友達が居た事にショックが隠せないナキュ先生…私はどちらかと言うと盆栽という名の魔改造植物の見て見て会かと思いましたwちゃっかり2人もハマってて和む…!しかし何よりもラスト!キンさんまだちゃんと育ててる!?新しい子??何にしても笑顔にヤラレタ