Braver's story エピソード0

菊地恵子

最終話(脚本)

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菊地恵子

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〇森の中のオフィス(看板無し)
  翌朝

〇田舎の病院の病室
コリン「おはようございます、マイさん。 調子はどうですか?」
マイ「おはようコリン、だいぶ良くなったよ」
コリン「そうですか、それは良かったです。 立てそうですか?」
マイ「うん、大丈夫だよ」
コリン「そうですか。 でも無理はせずにゆっくり行動して下さいね」
マイ「分かったよ、じゃあ行ってくるね」

〇おしゃれな受付
ロア「おはようございます、マイさん」
マイ「おはようございます、マスター。 もう身体は大丈夫なので心配しないで下さい」
ロア「そうですか、それは良かったです。 ところで依頼には行けそうですか?」
マイ「はい、大丈夫です」
ロア「分かりました。 では今日はクロトさんと一緒に採取依頼に行って下さい」
マイ「採取依頼・・・?」
ロア「えぇ、今日はグリーンフォレストに生えている薬草の採取に行って貰います」
マイ「グリーンフォレスト?」
ロア「このギルドから少し離れた所にある森です」
ロア「そこに生えている薬草はポーションの材料として重宝されているんですよ」
マイ「そうなんですか・・・。 分かりました、行ってきます!」
ロア「今回は5本程度採取して来て下さい。 それでは気をつけて行ってきてくださいね」
マイ「はい!」

〇森の中
  グリーンフォレスト
マイ「・・・わぁ、静かな森だね」
クロト「あぁ、ここは魔物も少ないし比較的安全だ」
クロト「だが油断はするなよ」
マイ「うん、分かったよ」
クロト「あった、これが目的のものだぞ」
マイ「これが・・・?」
クロト「あぁ、そうだ。 この薬草を5本程摘んでくれ」
マイ「分かったよ」
クロト「・・・よし、これで全部だな」
マイ「うん、そうだね」
マイ「・・・あ、ちょっと時間があるし話聞いてくれるかな?」
クロト「まぁ、別に構わないが・・・」
マイ「・・・僕ね、両親が目の前で殺されたんだ」
クロト「・・・!」
マイ「それでこのギルドに入れられたんだけど・・・未だに殺された理由を見つけられなくて・・・」
マイ「何で父さんと母さんは殺されなくちゃいけなかったんだろうって・・・」
クロト「・・・そうか」
マイ「・・・でも、復讐は考えてないよ」
マイ「だって、復讐した所で父さんと母さんは帰ってこないし、それに・・・何か理由がありそうだったし・・・」
クロト「・・・お前の気持ちはよく分かる。 だが、あまり焦っても仕方が無い」
クロト「きっといつかは理由が分かる筈だ。 ・・・だから今は焦らず自分のペースで進めばいいさ」
マイ「・・・うん、ありがとうクロト」
マイ「あ、それと・・・本当の名前もいつか思い出さないと・・・」

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