部屋の鏡(脚本)
〇女性の部屋
ユリ「ミカ・・・」
ユリ「最近、変なの」
「なに、どうしたの?」
ユリ「なんか怖くて」
「またぁ。ホラー映画の見過ぎなんじゃない?」
ユリ「鏡の中の私が」
ユリ「ちょっとズレるの」
「は?」
ユリ「さっきなんて、泣いてたら」
ユリ「鏡の私は笑ってた」
「それガチでヤバいやつじゃん・・・」
「今どこ見てる?」
ユリ「こっちじゃない。 後ろを見てる」
「ねえ、今、そこにいるのって 本当に──」
ユリ「・・・」
ユリ「・・・誰?」
〇女性の部屋
ユリ「・・・やっと気付いた?」
ユリ「こっちが」
ホ・ン・モ・ノ──
〇黒