CALL~連続復活事件~

山本律磨

戯レ(脚本)

CALL~連続復活事件~

山本律磨

今すぐ読む

CALL~連続復活事件~
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇大きな一軒家
斎「ごめんください・・・」
斎「まーーーーせーーーー!」
斎「ごめんください・・・」
斎「まーーーーせーーーー!」
斎「ごめんください・・・」
斎「まーーーー・・・」
斯波「やかましい!近所迷惑だろ!」
斎「ミーティングのお時間ですよー」
斯波「何故朝に?何故休日に?何故ウチで?」
斎「失礼しまーす」
斯波「チッ、キャリアだったら何でもアリかよ」
斎「キャリアだったら何でもアリだ」

〇広い畳部屋
斎「素敵なお家ですねー 私も寿退社後はこういう所に住みたいなー」
斯波「なんで退社理由が寿確定なんですか?」
斎「言霊信仰! 努力目標は常に口にするタイプなの! そこんとこ( `・∀・´)ノヨロシク!」
斯波「俺に( `・∀・´)ノされても・・・」
斎「こんな大きな家に 一人暮らしはお寂しいでしょ~」
斯波「別に。親戚も多いし、親父もお袋も 介護施設で悠々自適にやってるんで」
斯波「こうやって実家に住んでる方が、 何かと安く上がるんですよ。 ノンキャリは安月給なもんでね」
斎「・・・おや?」
斯波「なんですか? あまり家の中ジロジロ見ないで下さいよ」
斎「はしら~のき~ず~はおとと~し~の♪ ・・・だね!」
斎「今もこういうベタなことするパパいるんだ」
斯波「俺の家でベタなことするの勝手でしょう」
斎「フムフム。 横に刻まれた傷が六本。 随分と黒ずんでて汚いわね。 早いとこ業者にリメイクして貰った方が」
斯波「アンタ、ろくな母親になんねえだろうな」
斎「だって早いとこ修理しないと、 いつ私の家になるかも知れないし!」
斯波「なるか!」
斎「そろそろ吹っ切りなって。 二年前だって? 出て行ったの。 まさかまだ連絡取ってるとか?」
斎「まあ、刑事の仕事に対して 大らかに理解出来る妻の方が希少よ。 その点私はゴリゴリの ポリスワイフになれると思うわ」
斎「それこそもうゴリッゴリよ! あなたもそう思うでしょ、泰明!」
斯波「・・・」
斎「あら、ちょっと抉りすぎちゃった?」
斎「ま、まあ。休みの度に こんな薄暗い家に引籠ってたら、 明るい未来は訪れないわよ」
斎「失った家族を取り戻すよりも、 磯ップの言う通りバツイチオッケーの 婚活パーティーなんぞに参加して」
斯波「失ってなんかない!」
斯波「・・・」
斎「・・・ゴメン」

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

ページTOPへ