デアシスタントス

純連宮華(sumire)

1章 Episode3  カラドン・ラスティシティ(脚本)

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〇貴族の部屋
雄島叶望「...もう朝だ、」
雄島叶望「確か今日は、一回目のゲームが開催される...」
雄島叶望「ん、どーぞ」

〇貴族の部屋
  そこに、まだ見たことない人がぽつんと立っていた。
メイド「おはようございます、叶望様」
雄島叶望(だ、誰?!)
メイド「私の名前はメイドロボット。 リュフィア様の使いです。 貴方にあるものを渡します」
雄島叶望(あるもの...?)
メイド「はい、それが―」
雄島叶望「こ、これは...!?」
メイド「これは、4人の選ばれし者が持つ 「死神使カード」です。 これが配られた貴方は裏面を見て書かれてる集合場所へ行ってください」
メイド「もちろん、時間帯も書かれているので、 絶対に来てくださいね」
  すると、メイドロボットは挨拶もなしに姿を消したが...
  そのことよりも...
雄島叶望(もしかして、選ばれたって事よね!?)
  絶対そうだろう。
雄島叶望(と、とりあえず、裏面を見よう)
雄島叶望(噴水...?あったかな...)
雄島叶望(ま、とりあえず、ご飯でも食べてこよ)

〇洋館の玄関ホール
絵坂優希「あ、雄島さん。おはよ」
雄島叶望「おはようございます」
絵坂優希「...おや?その手に持ってるのは?」
絵坂優希「え?!もしかして貴方もですか?!」
雄島叶望「はい...そうですが...、「貴方も」とは?」
絵坂優希「あ、実は僕、そのカードで選ばれまして。 雄島さんが持ってたのは初めて知りました!」
雄島叶望「わ、わお...」
絵坂優希「まあ、そんなことはおいといて、早めに食堂行きましょう!」
  ...言ってもいいやつだったのだろうか。
  それに、なんだか絵坂さんの様子がおかしい。
  とりあえず私は食堂へ向かう事になった。

〇城の会議室
白石直香「はあ、叶望。 もう皆食べ終わったわよ。 遅いわね」
雄島叶望「え、ごめんなさい... てかなぜ直香さんがいるのです?」
白石直香「ん、叶望に話したいことがあって」
雄島叶望「...?」
白石直香「叶望さ、この変な館に3フロアあるの知らないかしら? もう皆知ってることだけど」
雄島叶望「え?3フロア...?」
白石直香「確か、聞いたところ、ここは「廃館」というフロアで、他のフロアは開放してないらしいわ。 ま、行きたくはないけれど」
白石直香「とりあえず、飯食べなさいよ。 冷めちゃうわ」
雄島叶望「あ、そうですね」
  それから数時間後

〇洋館の玄関ホール
雄島叶望(ふう、朝ご飯食べ終わったから、...なにしよう)
宮口姫華「叶望ちゃん、やっほ!」
雄島叶望「ん、やっほです」
宮口姫華「ねえ、叶望ちゃん、一緒にこの館探索しない?」
有萼萌猗「ちょ、そこでなにやってん? もしかしてラブラブ?」
雄島叶望「は、ち、ちーがーいーまーす!」
宮口姫華「...はは」
有萼萌猗「んで?実際は何なの」
宮口姫華「んーと、この館の探索。 萌猗ちゃんも一緒に探索する?」
有萼萌猗「いーじゃん、絶対おもろいからやるわ」
雄島叶望「...じゃあ私も」
宮口姫華「ん」

〇英国風の図書館
有萼萌猗「うーわ、なにここ、図書?」
神楽坂真珠「さあ?私は知りませんわ。 偽の本がいっぱいで嫌よ」
椿山紫苑「恐らく図書室だと思いますが、どの本も開いてみると白紙だらけでした」
雄島叶望(んー、なんか重要そうだと思うけど... 全部白紙だらけの本...)
宮口姫華「じゃあ、ちょっとまだ見たいと思ったらごめんだけど、他の所探索してみよっか」
有萼萌猗「ん、おk〜」
雄島叶望「、わかりました」
宮口姫華「じゃあ、ありがとね、真珠さんと紫苑さん!」
  それからの後、午後に向けて探索したり昼食食べたり、様々な探索をした。

〇研究所の中
  正午12時
  研究室に向かったが、どれも重要そうな手がかりがないため、違う部屋に向かった
  それから何時間も経過し、

〇洋館の玄関ホール
  ついに、あの時間がきた。
  午前7時の2分前。
雄島叶望「いろいろ探索したから、噴水の場所、わかるはず」

〇モールの休憩所
雄島叶望「ここか...」
宮口姫華「え?叶望ちゃん!?」
絵坂優希「あ、雄島さん、 来ました!」
矢月朱雀「これで、全員集合か。 公開処刑することはないな」
リュフィア「はい、来てくださりありがとうございます」
リュフィア「今、貴方達の腕輪タブレットに 他の参加者のライブビデオが写しだされますので、電話みたいにできるようにしました」
リュフィア「──それでは行きましょう。ミッション場へ」
雄島叶望「...あ」

〇荒廃した街
雄島叶望「こ、ここは...?」
リュフィア「ここは、第一回ミッション場、 「カラドン・ラスティシティ」です」
リュフィア「早速、鬼を決めましょう」
リュフィア「鬼は──」

〇黒
リュフィア「決まりました。鬼は──」
リュフィア「──雄島叶望さんです!」
  ...え?
宮口姫華(...叶望ちゃんが鬼か、)
宮口姫華「(叶望ちゃん、制限時間内まで誰もタッチしないようにね。)」
雄島叶望「...」

〇荒廃した街
リュフィア「おっと、鬼以外の人は鬼に話さないでください。すぐタッチされて、つまんないじゃないですか」
矢月朱雀「なあ、リュフィア、」
矢月朱雀「このゲームに時間制限ってあるの?」
リュフィア「もちろんありますよ。 制限時間は今から30分です」
矢月朱雀「ちょっと、それはつかれるけど、頑張るか!」
リュフィア「さて。そろそろ叶望さん以外全員逃げてくださいね」
絵坂優希「...」
宮口姫華「(...、お願いね)」
矢月朱雀「...」
雄島叶望「...」
雄島叶望「リュ、リュフィアさんは、どうするんですか?」
リュフィア「私は、周りをじっくり見ますよ」
リュフィア「...そろそろ逃げる側を捕まえてください」
雄島叶望「...」
  仲間からの約束。
  命をかけたゲーム。
雄島叶望「...誰も死にはさせない!」

〇荒廃した教会
雄島叶望「...ここは?」
絵坂優希「あ、雄島さん」
雄島叶望「た、タッチとかはしませんので、、ご安心ください...」
絵坂優希「はは、わかってるよ」
雄島叶望「...?なにかいてるんですか?」
絵坂優希「あ、ここの教会。 なんかすごいきれいだなあって思って。 まあ、かなり荒れてるけど」
絵坂優希「...ねえ」
雄島叶望「?」
絵坂優希「なんで俺が絵を書き続けてるかわかる?」
雄島叶望「...知りませんが」
絵坂優希「すこし、ながくなるんだけど」

〇和室
小さい頃の絵坂「ねえ、お父さん、俺将来絵師さんになりたい!」
絵坂の父「そっか、君なら立派な絵師さんになれるよ」
小さい頃の絵坂「わーい!ありがとう!」

〇教室
  それから数年後
女「ねえ絵坂くん!なんか絵上手いとか聞いたからさ!犯罪対策な絵でもかいてよ!」
女「えーじゃあさ、イジメ、ダメ、ゼッタイポスター的なのかいてよ!」
絵坂優希「...」
絵坂優希(俺、きれいなものとか素敵なものとか書きたいんだけどな...)

〇荒廃した教会
絵坂優希「俺実はさ、絵を描く時綺麗な絵のリクエストが欲しくて、ずっと探しつづけてるんだよね」
雄島叶望「...」
  じゃあ...
雄島叶望「──じゃあ、覚えてる限りでいいですけど、昔の思い出の自然の絵は?」
絵坂優希「それ、俺に書かせてほしいの?」
雄島叶望「あ、はい」
絵坂優希「了解!じゃあ、このゲームが終わったら 見せるよ!楽しみにしててね!」
雄島叶望「...はい!」
絵坂優希「じゃ、またあとで!」

〇荒廃した街
雄島叶望(...絵坂さん、良い心を持ってるんだなあ)
???「──なあ、雄島」
雄島叶望「え、誰って、日下部くん!?」
日下部太多「ああ、ただ伝えたいことがあってな、確かゲームの制限時間、始めたときは30分だけど、もうあと10分しかない」
雄島叶望「うっそ、時間たつの早いわね」
雄島叶望「て、きっちゃったし」
雄島叶望「とりあえず、適当なところでもあるきましょ」

〇荒廃した街
  10分経過...
矢月朱雀「もう、終わりか。 叶望ちゃんありがと」
宮口姫華「誰も死人が出なくて、よかったよかった!」
雄島叶望「ふふ、よかったです」
絵坂優希「叶望さん!できましたよ!」
雄島叶望「あ、ありがと──」
雄島叶望「...は?」
絵坂優希「...!」
リュフィア「このゲームでの鬼は誰も捕まってません。 つまんないですね」
宮口姫華「ねえ、他人の絵を汚すのやめなよ。 流石に今のは許せないよ」
リュフィア「無理ですよ、破った悪いやつに向けて 絵を描くとは。 気に食わないです」
矢月朱雀「ねえ、僕達はこのあとどうするの?」
リュフィア「...」

〇黒
リュフィア「ランダムで、死人を出します。 その後、雄島さんを殺します」
雄島叶望「...は?」
「...」
白石直香「...リュフィア、あんたとんでもないことするわね、ま、元から脳みそ腐ってるかもね?」
鳴瀬和樹「そうっすよ!そんな事するとか犯罪っすよ!」
雄島叶望「が、画面越しの仲間が...全員私のことを...」
???「はー、全員ミュートにしますよ」

〇荒廃した街
リュフィア「もう、誰も捕まらない場合は、私が勝手に決めますね」
  私含め、仲間が全員口や手首足首が閉ざされている...
雄島叶望(リュフィアッ...!)
リュフィア「あっはは、これから始めますよ! さて?誰が当てるんでしょう?」
  あーあ、もうだめだ。
  誰も助けずに誰かが死ぬ。
  絶望しかない。
リュフィア「...」

〇荒廃した街
リュフィア「...決まったのは、」
リュフィア「──絵坂優希さんです! おめでとうございます!」
絵坂優希「...!」
絵坂優希「ねえ、なんで、俺が... ここで死ぬなんて、嫌だよ!」
リュフィア「はい、最後の言葉なんて聞きたくありません! はい、では──」
雄島叶望「やめr...!」

〇荒廃した街
絵坂優希「は...?なに、なにもおきな...」
絵坂優希「え...」
絵坂優希「は...血がとまら、あ...」
  絵坂優希が削除されました。

〇荒廃した街
宮口姫華「...」
矢月朱雀「...口と手首足首は、動けるようになったが...」
宮口姫華「こ、こんなの...酷いよ──」
リュフィア「まだ、終わってませんよ、あの事を」
雄島叶望「...は?」
宮口姫華「え...な、ナイフで...」
雄島叶望「──私を、刺す...?!」
リュフィア「あ、はは、 あはははっ」
雄島叶望「や、やめ...」
雄島叶望「...え?」
矢月朱雀「お、、お、おい...」

〇荒廃した街
雄島叶望「ひ、姫華さ、」
宮口姫華「あ、あはは、ごめんね、ついかばちゃった。 叶望ちゃん守りたかったからね。 ごめんね、目の前で」
雄島叶望「...」
宮口姫華「でも、もうこの先私は無理かもね.. 叶望ちゃん、後はおねが...」
雄島叶望「あ...」
雄島叶望「...」
矢月朱雀「...」
リュフィア「...なんで」
リュフィア「なんで、かばったんだ...よ。 この罪人に...」
矢月朱雀「...、叶望のどこが罪人なんだ? 人を二人殺したリュフィアが罪人だと思うんだけど」
リュフィア「は...はは、」
リュフィア「やっぱり私にはできませんでしたね! なんてできないやつなのでしょう!」
矢月朱雀「え、は?」
リュフィア「あの時の恨みを出したかったのに! なんで私は何もできないんですよ...!」
リュフィア「もういいです、すべて成功できるように順番にやっていきますね!」
矢月朱雀「まさか、僕達を...!?」
矢月朱雀「叶望、来い!」
雄島叶望「...!」
リュフィア「まてぇええええええ...!」

〇黒
矢月朱雀「はあ、はあ、あいつ、もう来なくなったな...」
雄島叶望(...ねえ、なんであの二人をおいてくの...?)

〇ホールの広場
  それから、午後12時
???「はあ、二人が消えた」
???「やっぱり、この仲間信じないほうが良い」
???「なんでかって、勝手に思ったままでそのまま実行して二人はいなくなったし...」
???「...自分は、この仲間達から離れよう」
???「とりあえず、次のエリアに向かおうか。 一人だけ違うエリアにいたら気まずいし」

〇黒
「さて、確か二人が消え、今いる13人が 私が〇〇の「緋影楼」にはいった」
「...次は私の番か」
???「楽しみだなぁ!」

コメント

  • いいんですよ、続きが気になります

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