〇謎の施設の中枢
洋花「う、うわあああ!?」
神華「どうやら、僕の予備姿を使い魔として 分身してやったようですね、 見てて気持ち悪いです」
洋花「・・・怖がらないで、私も！」
「う、うわああああああああああああああ！」
桃奈「あとは私が守るから皆その隙に必殺技を出して！」

〇謎の施設の中枢
神犹「・・・あ・・・」
神犹「・・・」
神犹「死の鎖輪！」
洋花「・・・え」
桃奈「洋花ちゃんあぶな──」
桃奈「洋花ちゃん!?」

〇黒
　　・・・死んだ。
洋花「これは、もう、完全に死んだ・・・」
洋花「、私の最後はバットエンドで終わりなんだ、残念」
洋花「ここは、あの世なのかな。 だれもたすけ──」
洋花「・・・え？」

〇黒
洋花「・・・あれは、あの前咲かせた木？」
洋花「でもなんでここに・・・」
木「──私に、魔力液と光をあてなさい」
洋花「え、でも・・・そんなのない、」
洋花「え・・・魔力液？」
木「お願いします」
洋花「・・・かけるか」
洋花「雷魔法、出せるかな、」
木「・・・唱えてください」
洋花「・・・」
洋花「・・・白光爆焰！」
洋花「え・・・なんか、木が私の体を・・・」

〇謎の施設の中枢
洋花「・・・て!?ううわああああ?!」
児宮翠衣「は？なんで、洋花が、木の上に・・・いや、」
児宮翠衣「皆！今のうちに！必殺技を・・・」
洋花「いや、」
洋花「──」

〇謎の施設の中枢
洋花「光雷天震！」
神犹「えっ・・・」

〇謎の施設の中枢
神犹「・・・ま、まさか貴方達に負けるなんて・・・」
神犹「いや、」
洋花「?」
児宮翠衣「・・・」
神犹「貴方達強いわね、尊敬したわ！」
洋花「・・・え？」
神犹「いやもう、誰かを呪うなんてやめたいわ。 だって愛してた妹神に、この姿を見られるなんて恥だわ」
神犹「・・・それにもう皆に失礼かけたし、翠衣ちゃのために呪うとか、もう嫌」
桃奈「なんか・・・正気に戻ったけど、」
桃奈「良い結果で良かった」
洋花「はは！確かに！」
神華「まあでもなにより私達が今ここにいるので良かったと思いますよ」
児宮翠衣「・・・ね、」

〇謎の施設の中枢
神犹「そういえば、洋花ちゃんと桃奈ちゃんたち」
洋花「・・・？」
神犹「静神世に、出たいと感じたことはない？」
桃奈「・・・」
洋花「まあ、帰りたいとは思ってますけど、なんやかんやここ楽しいですし・・・うーん」
洋花「・・・私帰りますけど、もう一回ここ行けるのができるみたいな事があればな、と思います」
神犹「・・・」
神犹「そ、わかったわ。では４人共ついてきなさい！」

〇城下町
洋花「は、美月村！ なんか、なつかしい・・・」
村長「おお、久しぶり、二人共。 もしかして、もう帰るのかい？」
桃奈「あ、はい、そうです」
村長「・・・またきてらっしゃいな」
洋花「・・・はい！」

〇神社の本殿
洋花「・・・ここは？」
神犹「ここは、出口。 今さっきの出口とは違う出口よ」
桃奈「・・・ここが出口ですか・・・」
神犹「さ、私はこの世にもう一回行き来する魔法をかけたわ。 そろそろ帰ってらっしゃい」
洋花「・・・でも、翠衣ちゃんは・・・」
児宮翠衣「私は、二人が帰ったあとに帰るわ。 先帰ってらっしゃい」
洋花「・・・わかった！」
神華「またあいましょ〜！二人共！」
神犹「じゃあ、さようなら」
「さようなら！」

〇古びた神社
洋花「こ、ここは・・・」
桃奈「私達帰ったようね」
洋花「本当に魔法かけられてるのかな？」
桃奈「、あ、ある！」
洋花「・・・よかった」

〇古びた神社
洋花「あ、あの木！」
桃奈「・・・綺麗だね」
洋花「・・・ね」
洋花「・・・魔法って今・・・」
？？？「・・・」
洋花（・・・何も反応しないか、）
洋花（まあでも、良い思い出作れたな！）
洋花「桃奈ちゃん、」
洋花「帰ろう！」
桃奈「、、、うん！」