ズレズレスクールライフ

夏目心 KOKORONATSUME

7 銀行強盗(脚本)

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〇銀行
  とある銀行。

〇職業安定所の面談カウンター
新井真由香「以上で手続きは終了となります!」
モブ「はい!ありがとうございます!」
新井真由香「それでは、ご不明点があればいつでもご連絡下さい・・・」
モブ「分かりました・・・」
新井真由香「あぁ、後少しで仕事終わる・・・」
新井真由香「明日は久々の休みだから楽しみだなぁ!何しようかな・・・スイーツ食べたいし、買い物したいし・・・」
強盗「強盗だ!今直ぐ金を出せ!」
新井真由香「うげ・・・物凄く面倒臭いのが来た・・・」
強盗「聞こえねぇのか?さっさと金を出せ!でねぇと・・・」
新井真由香「あ、あのすみません・・・あたしもう直ぐ定時なので、強盗するならその後にして頂けませんか?あたしもやる事ありますから・・・」
強盗「そっちの都合なんて知るか!良いから金を出せって言ってんだ!でねぇと!」
新井真由香「あぁ、もう煩いなぁ・・・」
強盗「え?」
新井真由香「武器も服も持ってる物全部捨てて降伏しなさい!命まで奪うつもりは無いわ!!」
強盗「えぇぇえぇぇ!!??何で銀行員がロケランなんて持ってんだよ!?銃刀法違反だろ!?」
新井真由香「強盗が法律語ってんじゃ無いわよ!国からの許可は貰ってるわ!それ以上御託を並べるならあなたを撃つわ!」
強盗「わ、わ〜!!!待て!早まるな!こんな所でそんなもん撃ったら!」
新井真由香「なら3秒だけ待ってあげるわ!だから今直ぐ逃げなさい!3・・・」
強盗「ひっ!!」
新井真由香「2・・・」
強盗「ま、待て!待ってくれ!!」
新井真由香「1・・・」
強盗「う、うわあぁぁぁ!!ご、ごめんなさ〜い!!!」
新井真由香「・・・・・・」
新井真由香「・・・やれやれ・・・」
新井真由香「まさか、こんな形で妹からの誕生日プレゼントが役に立つだなんて思わなかったわ・・・」
新井真由香「最初こんなの貰った時どうしようかと思ったけど、店長に相談して良かったわ・・・」
三島拓郎「おい、さっき何か騒がしそうにしてたが何があった?」
新井真由香「あ、三島さん・・・いやぁ、さっき銀行強盗が来たから妹がくれたバズーカの玩具で追い返しました・・・」
三島拓郎「え?強盗来たのか?そう言えば監視カメラにも映ってた様な・・・」
新井真由香「あ、大丈夫です・・・さっきの奴に発信機取り付けましたから・・・」
三島拓郎「用意周到だな・・・てか、」
三島拓郎「最初これ見た時何事かと思ったが、 店長も面白半分でこいつの採用許可したからな・・・まさか本当に役に立つとはな・・・」
新井真由香「本当ですよね・・・只の玩具だから撃てる訳無いのに・・・そんな事も知らずにビビって逃げちゃって・・・」
三島拓郎「あはは!こいつは貴重なシーンを見逃しちゃったぜ!取り合えず警察に連絡入れとくわ!」
新井真由香「あ、分かりました・・・」
新井真由香「って・・・」
新井真由香「げほ!ごほ!おえ!」
新井真由香「え?何これ?玩具じゃ無かったの???」
三島拓郎「な、何だよこれ撃てるじゃねぇか!ちゃんと動作とか確認したのか!?」
新井真由香「あ、いや、その・・・てっきり子供の玩具かと・・・」
三島拓郎「いやいや、現に爆発してるじゃねぇか・・・近くにいたのが俺だけだったから良かったが、お客さん来てたら大惨事だぜ?」
新井真由香「す、すみません・・・今後は気を付けます・・・」
三島拓郎「・・・んまぁ、取り合えず警察に電話してくるわ・・・」
新井真由香「・・・・・・」
新井真由香「え?これ玩具じゃ無いの?あいつどこでこれ買った訳?」

〇おしゃれなリビングダイニング
田中太郎「・・・・・・」
  『・・・との事で、強盗は数時間後に逮捕された模様で、夏目銀行は警察からの事情聴取を行う事となりました・・・』
田中太郎「・・・最近物騒だな・・・俺も光太郎とミクの見直ししないとだな・・・」
  今日もこの街には色々とあるのだった。

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