〇シックな玄関
新井真由香「さて、今日も頑張りますか・・・」
新井桃香「あ！お姉ちゃんお姉ちゃん！ニュース見たよ！お姉ちゃん大活躍だったじゃん！」
新井真由香「えぇ、やっぱあれニュースになってたんだ・・・て言うか、」
新井真由香「ちょっと桃香！あんたがこの前あたしの誕生日にくれたバズーカ、あれマジで爆発したんだけど何だったの!?」
新井真由香「一体どこで買った訳!?玩具だと思ったら撃てたんだけど!!」
新井桃香「え？あたしあの時子供の玩具あげるだなんて一言も言って無いわよ？」
新井真由香「え？じゃあどこで買ったの？」
新井桃香「サバイバルゲームで使う様な銃を売ってるお店あるでしょ？そこで買ってあたしが独自の改造施したの・・・」
新井真由香「え？まぁ確かにモデルガン売ってるお店があるけど、独自の改造って？」
新井桃香「あ、うん・・・人が死なない程度のダメージで済む様に調整したの・・・これだったら喧嘩でもギャグでも使えるし、」
新井桃香「何より面白いじゃん！」
新井真由香「いや、それどっからどう見ても違法改造・・・」
新井真由香「（って言いたい所だけど、そのお陰で強盗撃退出来たから強く言えない・・・昨日店長にも事情話して許可貰っちゃったし・・・）」
新井桃香「あぁ！また強盗来ないかなぁ！そしたらお姉ちゃん、今度は絶対に強盗撃ってね！」
新井真由香「んな事しないわよ・・・桃香、あんたのそう言う所、いい加減見直した方が良いわよ？あたしもう行くから、」
新井真由香「あんたも早く行きなさい・・・」

〇教室
田中光太郎「あぁ、何かここに来るの久し振りな気がしないな・・・」
濱口俊樹「あれ!?光太郎じゃねぇか！久し振りだなぁ!!」
高木浩二「聞いたぜ！身体改造したんだってな!!」
田中光太郎「あ！お前ら！俺はあんま久し振りって感じしないけど・・・まぁ久し振り・・・」
高木浩二「なぁなぁ！どんな改造したんだ？レーザーとかミサイルとか撃てる様になったりしたか!?」
田中光太郎「え？俺が受けた改造はガソリン式をバッテリー式にしただけだからそう言うのは無いぜ？」
高木浩二「えぇ・・・そっちの方が絶対面白いってのによぉ・・・」
白川さゆり「もう、高木君そんなのあっても何に使うのよ？」
高木浩二「えぇ・・・いやさぁ、そう言うのがあれば先生とかコテンパンに出来るじゃん・・・」
白川さゆり「だから、そんな風にして何になるってのよ？」
高木浩二「だって授業とかダルいし・・・」
白川さゆり「そう思うなら退学しなさい・・・」
高木浩二「けっ、分かったよ・・・」
白川さゆり「・・・光太郎、改めてお帰り・・・光太郎がいない間凄く寂しかったよ・・・」
田中光太郎「さゆり・・・まぁ、そうだよな・・・でもこうするしか昼も一緒にいれられないし・・・」
白川さゆり「うふふ、まぁそうよね！私も光太郎とお昼一緒したかったし、これからも宜しくね！」
田中光太郎「あぁ！宜しくなさゆり！」

〇学校の廊下
　　数時間後。
櫻井綾香「あ！見つけたわ！」
田中光太郎「あ、会長じゃないですか・・・多分久し振り、なんですよね？」
櫻井綾香「えぇ、私達から見れば久し振りね・・・」
桐島隼人「聞いたぞ、暫く見ないと思ったら夏目工房で改造されてたんだってな・・・」
田中光太郎「あ、はい・・・ガソリン式からバッテリー式の補充方法に変更されたんです・・・」
田中光太郎「だから昼時も皆と一緒出来る様になって・・・」
櫻井綾香「なるほどね・・・確かに人肌恋しくなる時ってあるわよね・・・」
田中光太郎「はい、まぁ俺はロボットですが・・・」
田中光太郎「所で、今日はどうしたんです？会長の事だから世間話しに来ただけじゃ無さそうですが・・・」
櫻井綾香「あ、そうよ・・・あなたが帰って来たら話そうと思ってたんだけどね・・・光太郎君、生徒会へ入るかどうか、考えてくれたかしら？」
田中光太郎「え？あぁ！そう言う話しましたねぇ！ごめんなさい、まだ良く分からなくて・・・」
櫻井綾香「・・・まぁ、そう簡単には決められないか・・・」
桐島隼人「良いのか？生徒会に入れば普段じゃ経験出来ない事も出来るが・・・」
田中光太郎「言いたい事は分かります・・・でも自信無くて・・・」
櫻井綾香「隼人君、こう言うのは相手の意志を尊重しないと・・・」
桐島隼人「あぁ、確かに失言でしたね・・・田中、今のは忘れてくれ・・・」
櫻井綾香「まぁ良いわ・・・光太郎君、何か困った事があれば内に来てね・・・」
田中光太郎「生徒会ね・・・どうしようか・・・」
白川さゆり「あ、光太郎・・・ここにいたのね・・・」
田中光太郎「あ、さゆりか・・・どうしたんだ？」
白川さゆり「あ、さっき濱口君と高木君と話しててさ・・・光太郎が帰って来たお祝いに皆で出掛けないかって話をしててね・・・」
田中光太郎「え？どっか遊びに行こうって？」
白川さゆり「そうなの！それで光太郎の事誘いたいんだけど、どうかなって・・・」
田中光太郎「マジか！行こうぜ！何処行くか決めてるのか!?」
白川さゆり「決まりね！それはこれから決めるから！」
田中光太郎「おっしゃ！なら行こうぜ！」
　　光太郎が戻って来た事もあり、皆で一緒に遊びに行く事となった光太郎は、皆と計画を立てるのだった。