エピソード4(脚本)
〇ファンタジーの教室
アンジェリカ(この学校に来て数ヶ月たちましたね)
アンジェリカ(この学校で出会ったヒロインはマリアちゃんとリルですね、確かゲームではもう一人居ましたね)
アンジェリカ(名前は確か・・・ヴァレリアだった、私より学年は1つ上で、貴族でしたね)
アンジェリカ(ヴァレリアとは学年違うし、貴族だから、私とは会うきっかけが無いからね)
アンジェリカ(一回、見に行って見ようかな)
マリア(正統派ヒロイン)「アンジェ、おはよう〜」
アンジェリカ「おはよう、マリアちゃん」
マリア(正統派ヒロイン)「どうしたの?何か考えてる途中?」
アンジェリカ「う〜んとね、そういえば上級生のクラスは見たこと無いな〜と思ってね」
リル(商人家のヒロイン)「おはようございます、アンジェとマリア」
アンジェリカ「おはよう、リル」
リル(商人家のヒロイン)「アンジェ、上級生のクラスに行きたいのです?あまり、お勧めしないよ」
アンジェリカ「どうしてです?」
リル(商人家のヒロイン)「上級生は貴族階級で上下関係が別れてるからね、私達、下級生から平民を受け入れましたから、貴族階級で揉め事は無いけど」
リル(商人家のヒロイン)「平民と貴族で少し揉めるくらいかな」
アンジェリカ(この学校が平民も受け入れになった原因は、私の提案によるのだけどね、優秀な人材を集めたいから)
アンジェリカ(平民受け入れを父に頼んだから、下級生から、平民も入れるようになったからね、けど、やっぱり上下関係が際立ちますね)
アンジェリカ(解消するには、何か考えないといけませんね)
アンジェリカ「やっぱり、上級生クラスに行くのは止めたほうがよさそうね」
リル(商人家のヒロイン)「そうした方がいいよ、上級生とかかわるとろくな事にならないからね、貴族のプライドが高くて、平民を見下しにする連中だから」
アンジェリカ「上級生が集まりそうな所は何処かな?ちょっとだけ、見に行ってみようかな〜」
リル(商人家のヒロイン)「それでしたら、中庭通路がお勧めかな、私は行かないけど」
アンジェリカ「中庭ですね、行ってみますね」
〇城の回廊
アンジェリカ「上級生がよく通る所はここでよさそうかな?マリアちゃんは隠れてて、上級生に目をつけられると厄介だから」
マリア(正統派ヒロイン)「アンジェと一緒に居たいから、一緒に行きます」
アンジェリカ「わかったわ、危険と感じたら直ぐに逃げますよ」
マリア(正統派ヒロイン)「うん」
アンジェリカ「あの辺りに居る人達が上級生ぽい」
マリア(正統派ヒロイン)「貴族との真っ向勝負ですね!」
アンジェリカ「闘わないよ、マリアちゃん、様子を見るだけだから」
マリア(正統派ヒロイン)「わかりました」
アンジェリカ「少しだけ近くに行ってみましょう」
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「あ・・・あの・・・」
アンジェリカ「?」
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「あの・・・!あなた達は・・・この前の・・・闘技場で・・・闘って勝った・・・人達ですね」
アンジェリカ「えっ!はい」
アンジェリカ(びっくりした、気配無しで私の背後に来るなんて、私の気配察知の魔法に引っかからないなんて)
アンジェリカ(あら、この子、ヴァレリアじゃない?)
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「あ・・・私は・・・ヴァレリア・・・上級生です」
アンジェリカ「私はアンジェです」
マリア(正統派ヒロイン)「わたしはマリアです、よろしくね」
アンジェリカ「それで私達に何か?」
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「えっとですね・・・あなた達に・・・お話したい事が・・・ありまして・・・良いでしょうか?」
アンジェリカ(あら?アンジェってこんなに、人見知りっていうか、影が薄そうなヒロインだった?ゲームのアンジェは確か)
アンジェリカ(高飛車で、下級貴族と平民を見下して、権力使って問題を解決してましたね、このヴァレリアとは真逆ぽっい)
アンジェリカ「うん、良いですよ、それで何かな?」
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「ここでは・・・ちょっと・・・違う所に・・・来てください・・・」
〇おしゃれな食堂
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「ここで・・・話しましょう・・・」
アンジェリカ「それで話しとは?」
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「えっと・・・ですね、あなた達に・・・協力して・・・欲しいのです・・・」
アンジェリカ「私達に協力?」
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「えぇっと・・・協力して欲しいのは・・・私を・・・強くして欲しいの・・・です!」
アンジェリカ「えぇ、良いですよ、具体的にはどうする感じですか?」
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「えっとですね・・・マリアさんみたいに・・・強くて、今の魔力を上げて・・・そしてこの性格を・・・治したい!」
アンジェリカ「何故そこまで、強くなりたいの?ヴァレリアさんは上級貴族でしたよね?」
マリア(正統派ヒロイン)「え!ヴァレリアさんって、上級貴族なのですか?すみません、そうは見えませんでした」
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「いえ・・・気にしないで・・・ください、私・・・存在も・・・薄いから・・・学校では・・・出席しても・・・欠席にされる事も」
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「何回も・・・ありますから」
アンジェリカ(ゲームのヴァレリア知ってるから、この世界のヴァレリアは何もかも真逆になってる)
アンジェリカ(このまま、放置すると、ヴァレリアルートの最初の方でゲームオーバーになりそうな予感がするね)
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「それと・・・いじめに遭いまして・・・その子達より・・・強くなりたくて・・・」
アンジェリカ「え?いじめ?ヴァレリアさんは貴族の中でも名家でしょ?報復あるから、手出し出来ないはずだけど」
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「私の・・・家は・・・魔力が少ないのは・・・家族の恥・・・と思ってるから・・・私は家では・・・居ないと同じ・・・」
マリア(正統派ヒロイン)「貴族も大変なのですね」
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「このままだと・・・学校終わったら・・・結婚させられる・・・から・・・強くなりたい」
アンジェリカ「わかったわ、貴女を強くします、何処まで強く出来るかはわかんないけど」
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「お願い・・・します、いつ頃・・・?」
アンジェリカ「そうね〜もう少しで夏休みだから、その日でいいかな?」
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「はい・・・お願いします・・・日にとか場所・・・後から・・・お願いします」
マリア(正統派ヒロイン)「私も一緒に行きたいです!」
アンジェリカ「マリアちゃんも?えぇ、いいですよ、けど夏休みは家族とすごさなくても、いいの?」
マリア(正統派ヒロイン)「大丈夫、説得するから、私も行きたい!」
アンジェリカ「わかったわ、マリアが来てくれるのなら、マリにも聞いてみようかな〜あの子も、私達の強さの秘密を知りたいみたいだから」
アンジェリカ「場所と日にちは後で教えるから、ヴァレリアさん都合の悪い日を後で教えてね」
ヴァレリア(上級貴族ヒロイン)「わかった・・・それでは・・・」
〇ファンタジーの教室
夏の月
担任ミア「明日から夏休みです」
担任ミア「みなさん休みだからって、遊んでばかりはだめですからね、宿題もきちっとするように」
担任ミア「それでは、終わります」
アンジェリカ「先生さようなら」
担任ミア「はい、さようならアンジェさん」
アンジェリカ「明日から夏休み♪」
マリア(正統派ヒロイン)「アンジェ、初日の夏休みは家に帰るのですか?」
アンジェリカ「そうですね、家に帰る事になるかも」
アンジェリカ「マリアちゃんは家に帰るの?」
マリア(正統派ヒロイン)「はい、お母さんが心配してるから、帰るかも」
リル(商人家のヒロイン)「アンジェ、貴女に言われた通り、私の家で管理してる別荘借りたから、夏休み中はいつでも、使えるようにして置きましたから」
アンジェリカ「ありがとう、リル、これで特訓の準備は出来たね」
リル(商人家のヒロイン)「結構遠い所だけど、ここで良かったの?もっと近場もあったのだけど、あの場所、馬車で10日かかる所だよ〜」
アンジェリカ「大丈夫、私にはあれがあるからね」
マリア(正統派ヒロイン)「あぁ〜あの時のを使うのですね、確かにあれなら、直ぐですね」
リル(商人家のヒロイン)「あれってなに?もしかして、この貰った指輪と関係があるのかな?」
アンジェリカ「まぁ、ここでは話すのは出来ないから、当日に向かいに行きますから、その日に教えますね」
アンジェリカ「ヴァレリアにも、伝えないとね」