イケメン王子は悪女がお好き

ルーデンス

第12話 離婚(脚本)

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〇謁見の間
シャルリ夫人「おや、お早いお帰りだ事キャロライン」
キャロライン「どう言う事ですのシャルリ夫人」
シャルリ夫人「あら言葉を荒げてどうなさいました」
キャロライン「夫、アレクサンダーを妹のアグネスと再婚させようとして」
シャルリ夫人「それはまぁ、貴方より妹のアグネスの方が国主で格が上ですから本人が同意すれば喜ばしい事ですよ」
キャロライン「私はアレクサンダーの妻です」
シャルリ夫人「はかりごとでレクサンダーと結婚したわけでしょキャロライン」
キャロライン「でも今では互いに愛し合ってますのよシャルリ夫人」
シャルリ夫人「子供は出来ましてキャロライン」
キャロライン「少しアレクサンダーを休ませて下されば産めますわ」
シャルリ夫人「産まない奥方は要りません出て行きなさい」
キャロライン「判りました出て行きます」
シャルリ夫人「シメタ、エリザベスを牢屋へ」
キャロライン「何ですって!!」
シャルリ夫人「キャロラインさえいなくなればエリザベスを処刑できます」
エリザベス「計ったわね」
キャロライン「さぁ逃げましょエリザベス」
シャルリ夫人「やっておしまい」

〇宮殿の門
魔女「覚悟召されよ」
キャロライン「誰か―アレクサンダー助けて──」
アレクサンダー王子「おのれ、私の妻に何をする」
魔女「ふん」
アレクサンダー王子「早く、エリザベスを連れて遠くへキャロライン」
キャロライン「でも・・・」
アレクサンダー王子「ここはいいから早く」
キャロライン「ハイ気を付けてアナタ」

〇海辺
キャロライン「どうしましょエリザベス」
エリザベス「私の船がもう直ぐ来るはずよ」
キャロライン「あれなの?」
エリザベス「あんなものではないわ」

〇飛空戦艦
キャロライン「何なのでかい・・・」
エリザベス「来たわあれに乗りましょ」

〇飛空戦艦
エリザベス「どう、この船の乗り心地は」
キャロライン「最高だけど、何処で何をしたらいいのか分からないのが不安だわ」
サム「シャルリ夫人がアレクサンダー様を幽閉されました」
キャロライン「何ですって」
サム「それにヨーゼフ家に攻め入った模様です」
キャロライン「助けなければ、妹のアグネスを」
エリザベス「この人数で? 無理」
キャロライン「先ずは仲間を集めましょ」
海賊「キャロライン様・・・」
キャロライン「おぉ、・・・そちは」
海賊「城が落城寸前でございます」
キャロライン「何と・・・とりあえずアグネスを救出するのじゃ出発」
エリザベス「わかりました」
海賊「それとこれを・・・」
キャロライン「これは、この物語の・・・でも私が筋書きを変えたから白紙・・・」
キャロライン「えっ、そんなはずは・・・どうしてまた筋書きが現れるの?」
  キャロラインは処刑され弟のを殺したアレクサンダーとアグネスは結婚する。後日アグネスは毒殺されシャルリ夫人の野望が成就する
キャロライン「何ですって!!」
エリザベス「最初の筋書きに戻ろうとする物語の力のなせる業ね。つまりこれが貴方の運命よ」
キャロライン「人生は自分で切り開くものよ。例えそれが「運命」だとしても「運命」を跳ね返すわ」

次のエピソード:第13話 大円団

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