〇神社の石段
　　白龍神社学年秋季キャンプ
　　それはある男子生徒のお告げから始まる──
委員長「お告げ──」
委員長「このクラスには◯✖️中学出のハデスとヘラの合いの子がいるんだぜ」
委員長「ソイツが三千世界の争いを平定するのさ」
　　想像図
絵魔子「厨二病！️」
早苗「まあ素敵💓」
絵魔子「それアタシの出身校なんですけど！️」
絵魔子（普段そんな事言うヤツじゃないのになー）
担任「コラーお前達ー、早く寝ろ!!️」
絵魔子「きゃ担任」
担任「そこの男子も早く自分の部屋に帰れ！！️」
委員長「チッ」

〇旅館の和室
早苗「ねえ絵魔子」
絵魔子「なあに早苗ちゃん」
早苗「ここの神社の白龍伝説て知ってる？」
早苗「その昔ここ一帯が酷い日照りに見舞われた事があってね」

〇テクスチャ
　　主演早苗
　　龍と恋仲になった村の娘の話
白龍（人型）「やむを得ない」
白龍（人型）「本当はむやみに力を使うのは天から止められているのだが」
白龍（人型）「他ならぬお前の為だ」
白龍（人型）「私の力で必ず何とかしてみせる」
早苗「！！️」
早苗「白龍・・・」
　　彼女を救う為に龍は雨を３日３晩降らせ続け
　　そしてついに──

〇落下する隕石
　　雷に撃たれたその身体は頭、胴、尾の３つに裂け、バラバラに地上に落ちて来たのでした──

〇テクスチャ
　　村人は村を救った龍を手厚く葬って供養したそうです──

〇旅館の和室
早苗「おっしまい❣️」
絵魔子「うっ」
絵魔子「あの暗すぎるんですけど_（：３ 」∠）_」
早苗「アタシ龍に会いたいな」
絵魔子「！？️」
早苗「な、何でもない、何でもない」

〇宿泊旅館
早苗「すーすー・・・」
絵魔子「ぐー・・・」
絵魔子（ムニャ）
絵魔子（パジャマの立絵が欲しいw）
早苗（白龍・・・）
早苗（私もう待てない・・・）

〇神社の石段
早苗「え、私が夜中にそんな寝言を！？️」
絵魔子「うん、白龍って」
絵魔子「早苗ちゃん・・・」
絵魔子「何か隠し事とかしてない？」
早苗「あはははは」
早苗「してないよ」
早苗「大丈夫だって」
委員長「・・・」
委員長（怪しさ大爆発）

〇神社の石段
委員長「さて皆様、毎年恒例この季節がやって参りました」
委員長「それでは白龍神社学年秋季キャンプ名物」
委員長「肝試しを始めたいと思います！️」
委員長「懐中電灯の用意は出来ましたかー」
　　ハーイ
委員長「ルールはこのプリント通り湖を一周して戻って来る事」
委員長「折り返し地点の祠と往路と復路に置いてある証拠のアイテムを必ずスマホカメラで撮る事」
委員長「なお、引き返しやズル、コース外れは棄権と見なす」
委員長「それぞれ男女関係無く好きな相手と組んで下さーい」
委員長「僕は絵魔子ちゃんと組む」
委員長「フ、フ、フ・・・」
　　委員長ズルいぞー
　　職権濫用
　　YOU達、結婚しちゃえYO！️
絵魔子「早苗ちゃんも一緒で３人でいこ❣️」
早苗「んっ」
委員長「チッ」

〇宇宙空間
　　早苗・・・
　　早苗・・・
早苗「誰っ！？️」
早苗「う・・・」
絵魔子「早苗ちゃん!?️」

〇旅館の和室
絵魔子「早苗ちゃん目を開けて・・・」
委員長「クソー」
委員長「こんな山奥の神社じゃ救急車なかなか来られねぇぞ💦」
担任「オイ、救急車が来たぞ!!️」
「その必要は無いわ・・・」
担任「え！？️」
早苗「私はあの人のところへ行く」
絵魔子「い、委員長、ま、窓の外を見て・・・」

〇旅館の和室
　　早苗
　　お前を迎えに来た
　　さあ、我が胸に
委員長「出たな（ニヤリ）」
担任「何だアレは」
早苗「白龍❣️」
絵魔子「早苗ちゃん❣️」
委員長「・・・」
絵魔子「早苗ちゃんダメだってここ空中」
委員長「誰かこのバカ止めろやめろ落ちたら死ぬ先生」
担任「おう！！️」
早苗「白龍、白龍──」
委員長「絵魔ちゃん、キミが今手に持っているのは何だ！？️」
絵魔子「え？」
委員長「そしてその姿は何だ！？️」
絵魔子「!!️！！️」
委員長「キミはこの為に生まれて来た人なんだよ!!️」
絵魔子「裁定・・・」
絵魔子「被告人は推定無罪・・・」
絵魔子「でも・・・」
絵魔子「私の友達にこれ以上手出さないで──！！️」

〇旅館の和室
白龍（人型）「早苗」
白龍（人型）「非常に残念だ」
白龍（人型）「だがお前を諦めたわけでは無い」
白龍（人型）「私はいつか必ずまたお前の元に現れる」
白龍（人型）「その時は必ず」
白龍（人型）「夫・・・」

〇旅館の和室
絵魔子「か、勝った・・・」
委員長「ヨシ！️」
担任「た、助かった」
早苗「あら！？️私今まで何やってたのかしら、そうだ、肝試しは・・・」
絵魔子「明日の晩やり直しましょう❣️」

〇神社の石段
委員長「俺、実はここの神社の跡取り、つまり、次期宮司なんだ」
委員長「少しだけ霊能力もあるんだぜ」
委員長「今回の事件の事も 絵魔ちゃんの正体も実は見えてたんだ」
委員長「だから絵魔子ちゃん正式に僕と付き合ってこの神社を一緒に・・・」
絵魔子「あ、来た来た、早苗ちゃ──ん」
絵魔子「コッチコッチ──」
委員長「オイ💧」
委員長（あの娘、ひょっとして百合要素があるかも知れないが、俺様絶対諦めないからな💧）
　　終わり