リンリン物語

ここらん

エピソード6「出会いと事件匂い」(脚本)

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〇保健室
  前回のあらすじ
  なんか変なもん開けたら、開けたバカ3人のうち2人がぶっ倒れた。
  原因は不明
  そのまんまにしたら多分おそらく起きないので深夜の罪を犯してた人達と医務室に送り込んだ
  ここまでが前回
  内容が薄いね
  医務室?にて
ほたる「びっくりしたー」
ココナ「は、起きるの早!?」
ほたる「どうしたの? 私、ねてたのに医務室にいるし」
ココナ「そうだ、こいつ多重人格だった」
ココナ「聞いて驚くなよ 実はな・・・」
  事情説明中
  (今回は比較的まともに)
ほたる「そんなことが・・・」
ココナ「割と厄介なことにな・・・ 今現在、お前の部屋は封鎖してあるから しばらくは研究室の隣の仮眠室で寝てくれ」
ほたる「まぁ・・・背に腹は変えられないよねー・・・ 隣に死にかけの人いるし」
ココナ「まだえみは・・・起きなさそうだな」
ココナ「ったく、魚川の無計画はいつもの事としても、珍しくこいつも無計画だったんだよな」
ほたる「え、その時の私?ってそんな無計画なの!?」
ココナ「無計画オブ無計画」
ほたる「私の体でやらかすのやめてほしいなあ」
ココナ「がんばってくれ(他人事)」
ほたる「記憶ないのにどうしろと!?!?」
ココナ「・・・」
ココナ「知らね」
ほたる「んな無責任な・・・」
ココナ「別に私としては お前が捕まって少年院に送られようとこの世界がゾンビまみれになろうと知ったこっちゃないんだよな」
ここあ「相変わらずの無情っぷりだね!!」
ココナ「あ、ここあ」
ここあ「その他人事にして全責任放棄する癖やめてよね!! 結果として私に全部しわ寄せ来るんだから!」
ココナ「はいはい、 反省してません」
ここあ「反省してね??」
ほたる「ところで・・・ えみ、いつ起きる?」
ここあ「それがね・・・ 全く分からない」
ほたる「え」
ココナ「はぁ・・・こうなるとは思ってたけどさあ」
ここあ「そもそもなんの術で倒れてるのかもちんぷんかんぷんなんだよね」
ココナ「てことは・・・魔術とかその類では無いのか?」
ほたる「魔術にこんなデバフの魔術ないもんね」
ここあ「私が色々、解析してみたけど 呪いの片鱗は感じたけど、なんか、混じりものっぽくて」
ココナ「そのタイプならそりゃ解析は普通じゃ難しいだろうな」
ほたる「何が混じってるとかは?」
ここあ「あのねー 君とえみがぶっ倒れてからまだ数時間なの、その間にできるわけないよ」
ほたる「素直にごめん」
ココナ「とりあえず、呪いあたりならヘルが得意だろ、あいつ60年くらい現世に居座る怨霊だし」
ココナ「多分今頃海にいるんだろうけどな」
ここあ「その手があったね!!」
ここあ「じゃあ海に行こっか」
ほたる「じゃあ、私はなんか左手が痺れるし、明らかに魘されて意識ないひとを放置できないからここにいるね」
ここあ「痺れてるなら早く言ってよ!?」
ココナ「こいつこういうとこあるよな・・・」
  ほたるの痺れの対処後、2人はヘルのいる海近くまで行くことにした

〇堤防
  星空国の廃れた海岸にて
構成員「といった状況です」
ヘル「そう・・・・・・」
ココナ「ヘル!!」
ココナ「てかこいつ誰」
ヘル「来たんだね。 あと大人に対してそれは失礼だよ」
ココナ「多分私の方が年上だぞ」
構成員「あの・・・ヘル様」
ヘル「あー、君は下がっていいよ。 また遺物が減ったら今度こそ許さないから」
構成員「も、申し訳ありません では失礼致します」
ヘル「うん、持ち場に帰って貰ったよ」
ココナ「なんか、あいつも海の怨念だったりするのか?」
ココナ「海に帰っていったけど」
ヘル「あの子は魚人だね。私たち怨霊とは別 でも組織は一緒だから」
ココナ「あんなに人に近い魚人もいるんだな 600年生きてたけど知らなかった」
ヘル「200超えたら全員できるけどねあれくらい」
ココナ「へー、悪魔は生まれながら角はあるけどほとんど人型なんだけどな」
ヘル「で、そうじゃなくて 何か話に来たんでしょ?」
ココナ「お前の組織、いやお前が首領では無いんだけどそこと関係あると思ってきたんだわ」
ヘル「うーん・・・御明答、関係しかないよ」
ココナ「そんなこったろうとは思ったよ」
ヘル「でもこの説明、悪魔の君にピンとくるか微妙なんだよね・・・・・・」
ココナ「一応関わりはあるぞ 戦ったし、負けたが」
ヘル「ますますなんでコレを受けて平気なのか分からないよ・・・・・・」
ココナ「は?そのコレって・・部屋で見つけたヤツと似てるこれか?」
ヘル「うん、それね 本来は悪しき者から守る為の術が籠った書物でね 今は君には危険だから袋に抑えてるけど」
ヘル「悪魔とか、種族的に悪意値が高くなる存在には誤作動してダメージを与える仕組みなんだよ」
  悪意値
  暴走のしやすさと凶暴性の魔力値
  正気度が低いor魔力が多いと高い
  悪魔、吸血鬼は人間に比べ元から高い
ココナ「は?それだと私が効かなかったの何?」
ココナ「私100超えてた気がするんだが、悪意値 高すぎてバグった?」
ヘル「最大観測値1000だからそういう訳じゃないと思うよ」
ココナ「それはそれで高すぎ」
ヘル「書物、3セットで君が見つけたのも多分そのうちの1セットなんだよ」
ココナ「それはわかるけど なんであいつらに効いて私が平気か分からない」
ヘル「それがね・・・・・・ あの後部屋勝手に入って捜査してたんだけど」

〇女の子の一人部屋
  2人が倒れ、看病や症状の原因を探る中
  1人で2人が倒れてしまった部屋に来ていた時のこと
ヘル「っ」
ヘル「やっぱりあの二人が倒れたってなると余韻も相当だね・・・・・・肺破けそう」
ヘル「なにこれ・・・・・・」
ヘル「これ多分・・・あの深海桜の狼の地下遺物倉庫に保管されてた3冊のうちの一つ・・・ な、はずだよね?」
ヘル「1冊を除いて無くなったって聞いたけど・・・ まさか・・・でもなんで?」
ヘル「いたっ・・・ え、でも別に倒れるほどじゃ・・・」
ヘル「は、なに?」
雪鈴「ありゃ、人の子ひとりいたのか」
ヘル「君、誰? 不法侵入だけど」
雪鈴「敵に名乗るわけなかろ?」
ヘル「初対面なはずなのに敵扱いされた・・・」
雪鈴「えー我のこと覚えてないのか あれ、?人の子、数十年前と変わらぬな」
ヘル「誰か知らないけど、出てってくれないかな 忙しいの」
  武器の引き金に指をかけた
雪鈴「おー、怖いなあ人の子 せっかくの再開だと言うのにの」
ヘル「私は君のこと知らないんだけど。 いいから出てって、忙しいの」
雪鈴「まぁ無理だぞ 君のソレが欲しいからの」
ヘル「それ? この書物のこと? 私達で管理してた物なんだけど??」
  放った銃による攻撃は剣で呆気なく切られた
雪鈴「おっと危ないの 人の子はまだ兵器を人に向けてはいけないこと忘れてるのかね」
ヘル「兵器は人を殺すためのものだけど」
雪鈴「まぁ人の子と会えたのは嬉しいけどな」
雪鈴「仕事の邪魔されるのは困るの だから」
ヘル「うっ寒!?」
雪鈴「寒いじゃろ? じゃ、お眠り」
ヘル「うっ・・・・・・ ・・・返せ書物・・・・・・」
雪鈴「嫌じゃの これも仕事なんでな それにしても」
雪鈴「また我に負けてるなぁ 君は」
  書物を持ち去られ
  脇腹を切られて手足が凍った状態で意識が無くなった
  目が覚めたのは
  ほたるが起きたと騒ぐ声のする頃
  時間感覚は死んでるから何時間とか分からない

〇堤防
ココナ「いや今のだとなんも分からねぇよ」
ヘル「そう?」
ココナ「お前と違って無言で渡り合えるタイプじゃないんだわ」
ヘル「分かりづらかった? 要はあの書物は既に敵の手中のものになっちゃってるぽい」
ココナ「それとさっきの私の疑問が繋がらないんだが」
ヘル「うーんとね実はね あの敵に渡った書物で同じ症状が海の中で流行ってて・・・」
ヘル「それが2人と全く一緒、そしてほたると海の被害者たちの共通点がね」
ヘル「何かしら神の関係者、まあ神の眷属とか精霊とか神力に関係するもの達だったの」
ココナ「あれ、えみ関係なくね? あいつ正体不明だけど神の感じはしないし」
ヘル「人体人外生物って言われてる正体不明の奇妙な生物って大抵神様が遊びで作ったのが多いし・・・」
  この世界には数百の神とそれに従う天使がいます。
  中には上位10柱の神という数百の神の軸の神がいる
  その中の変化と風の神、ゼファルスは生物の魔改造が趣味でありその結果たまに魔改造されて生まれてしまう子供の事例がある
  そんな奇妙な存在を大抵人体人外生物と呼んでいるが、他の神が作ってる時もあるので扱いは総称
ココナ「まぁ多分そう言うことなんだろうな 自覚なさそうだけど」
ヘル「ほたるが早めに起きたのはなんでだろう? なんか症例では神力や精霊の力が強かったり信仰が厚いと症状が酷くなるのがあったけど」
ココナ「あいつに信仰がないからじゃね あとかかったのは信仰ないし狂いまくってる魚川だったのもありそうだが」
ヘル「そういうことかなあ・・・・・・ ほたるは精霊関係の種族だから症状かなり酷くなると見込んでたんだけど」
ヘル「どっちかと言うとえみが酷いんだよね、今?」
ココナ「さっきここに到着する前に聞いたんだが 目覚める様子は無いし、若干体温下がってたから何とかしてもらったわ」
ヘル「なんかわりと重めだね?? 人体人外生物の症例は初だからよく分からないけど・・・」
ヘル「とりあえず、ゆきのとここあはあの部屋本当に近づかせないで。 ゆきの、腐っても天人だしだいぶ喰らうと思う」
ココナ「なんかあったら殺せばいいだろアイツに関しては。 生き返ったらデバフ全部消えるし」
ヘル「の、脳筋・・・・・・」
ココナ「だってどうせ話聞かないし」
ココナ「てかさっきの話の感じだと 要は本来の書物の力が、何かで反転してるってことか?」
ヘル「そうなるね しかもなんか効果の仕方まで変えられて 後続するようにされてる・・・って感じかな」
ココナ「めっっちゃ厄介じゃねそれ?」
ヘル「効果は悪い記憶を誇張することで精神的ダメージを与えそして肉体面も衰弱させるものらしいから、厄介度は上がってるね」
ココナ「本来の書物は違うよな? 普通に喰らいたくない」
ヘル「本来の書物は悪しきものに雷撃を与えて身体中酷い痛みを伴う痺れを与えるもの。でも効果時間は短いし精神的には何も無い」
ヘル「全くの別物にされてるよ・・・・・・ 結構貴重な書物なのに・・・」
ココナ「うわぁーどんまい てか話聞いてると速攻、肉体型と少し遅効、精神型って感じで真反対とは行かないけどって感じだな」
ヘル「しかも3冊中2冊消えてるわけだからあと1冊もどこかにあるわけで・・・・・・ 仕事大変過ぎて死んじゃう」
ココナ「とりあえず腹切られてんだから休めよお前」
ヘル「出る内臓もう腐り果てて土に返ってるから別にいいと思うんだけど」
ココナ「お前死んだの海だろ」
ヘル「海の塵になったしもう何も落とせるものないから多少の無茶は大丈夫」
ココナ「おまえなー・・・ 全年齢だぞこの話」
ココナ「ま、いいわ 一旦作戦会議がてら帰る」
ヘル「ん、私も後で参加するけど 部下や首領との面会あるから」
ココナ「じゃ」
  来る時は何故か使わなかった羽を使って飛び去っていった
ヘル「あれ飛べるならわざわざ走る必要なかったよね・・・・・・」

〇けもの道
雪鈴「まさか、あの海に沈んでいった人の子があんなところにいるなんての」
雪鈴「人生とは驚きが多いな 我は人ではないけどな」
雪鈴「でもこの計画を邪魔されるといけないんでの あやつは変に勘がいいから、早めに回収できてよかった」
雪鈴「我々の目的を果たすには神の関係者どもを潰さないといけないからの」
雪鈴「まぁ、人を殺すなど60年以上前からやっておる、任せてもらうかの」

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