4 ちょっとした派閥(脚本)
〇役所のオフィス
お昼休憩。
春野翼「春樹、はいこれ!」
松山春樹「あ、ありがとう・・・本当に作って来てくれたんだ・・・」
春野翼「こんな事で嘘言ってどうするの?午後も頑張ろうね・・・」
松山春樹「・・・あぁ・・・」
内山遊戯「2人共午前の仕事お疲れ様!やって見てどうだったかな?」
松山春樹「あ、内山先生!まだ何とも言えない感じですが、子供と触れ合うって中々楽しいと言うか・・・」
内山遊戯「・・・!そう言ってくれるとこっちも嬉しいよ!」
内山遊戯「まぁ、場合に寄ってはやんちゃし過ぎる事もあるからそう言う事しそうになったら優しく止めてあげてね?」
松山春樹「はい!」
内山遊戯「改めてだけど、君、松山君だよね?松山君は子供好きなのかい?」
松山春樹「あ、はい!可愛いってのもあるし、一緒にいて楽しいと言うか・・・」
春野翼「あぁ、それはあたしも感じたかも・・・どんな風に教えたら分かって貰えるかとか、そう言うの自分で考えるのって、」
春野翼「何だか面白いって、あたしも感じました!」
内山遊戯「なるほどね・・・一緒にいて楽しいか・・・そう言うの、お互いの努力が不可欠なんだよね・・・」
松山春樹「どう言う事です?」
内山遊戯「群れで行動するって事は、何かしら一つの事に取り組むって事でさ・・・誰か1人だけが頑張ったり怠けたりしたら」
内山遊戯「その組織の中で偏りが必ず生まれるんだ・・・幼稚園見たいな教育機関は、1人1人が真剣に頑張って、」
内山遊戯「いつか大人になって皆が困らなくていい様にって感じで頑張る所なんだって俺は考えてるんだ・・・」
春野翼「中々素敵な考えですが、世間一般では、高学歴ニートって言葉もあるから難しいですよね?」
内山遊戯「そこなんだよね・・・高学歴ニートも勿論、親に甘やかされ過ぎておかしくなったり、変なプライド拗らせて道を間違えて」
内山遊戯「破滅するって話は俺も良く聞いてるよ・・・何より小学校以降になると虐めとかあるし、親から虐待なんて話もある訳だからさ・・・」
内山遊戯「それで自殺なんてされたら何の為に頑張ったか分からなくもなるよ・・・まぁ、俺らの様な教員が子供に悪さしたなんて」
内山遊戯「話聞かされたら尚更・・・」
松山春樹「まぁ、そうですよね・・・正直学校に行けるって当たり前の様に思えちゃうけど、それって凄く幸せな事なんですよね・・・」
松山春樹「もし自分が親になって子供を学校に行かせるってなると、親は相応の苦労を強いられますし・・・」
松山春樹「やっぱ物を教えるって簡単だけど難しいんですよね・・・」
内山遊戯「・・・確かにそうだね・・・でも、失敗したからこそ次へ進めるってのもあるし、先ずはやって見る事が大事だからね・・・」
内山遊戯「午後もお願いね・・・」
春野翼「・・・はい!」
〇幼稚園の教室
大鳥秀樹「あ〜、腹減ったなぁ・・・」
速水優「秀樹、お前の胃袋どうなってんだよ?さっき給食残さず食ったのにさぁ・・・」
大鳥秀樹「だってぇ・・・あれっぽっちじゃ足りねぇよ・・・何で大人は俺らより弁当箱デカいんだよぉ・・・」
一条一馬「ほっとけよ優!こいついつか食い過ぎで身体どんどん風船見たいに膨らんで爆弾見たいに破裂するからさ!」
大鳥秀樹「ああん!誰が爆弾だよ!」
一条一馬「あっれ〜?本当の事じゃ無いの?あ、爆弾じゃ無くて重りになって地面に沈んじゃうとか?」
大鳥秀樹「一馬〜!!」
速水優「わわ!2人共止めろよぉ!!」
三島真紀子「ねぇ皆・・・」
一条一馬「あん?何だお前らか・・・何かあったの?」
赤木桜「ちょっと聞きたい事があってさ・・・今日来たお兄さんとお姉さんの事どう思うかなって・・・」
一条一馬「え?春樹さんと翼さん?」
三島真紀子「そうなのよ!2人共背が高いし教え方も優しいしさ!どっちがカッコいいかなって桜ちゃんと話しててさ!」
赤木桜「私はやっぱ春樹お兄さんがカッコいいかなって思うんだけど、一馬君達はどう思う?」
一条一馬「どっちがカッコいい?そんな事急に聞かれてもなぁ・・・」
一条一馬「あ!でも俺は翼さんかな!可愛いし、スカートの中どうなってるか気になるし!」
三島真紀子「もう、何で男の子ってそう言うのばっか目が行くかな・・・まぁ、私は春樹さんかな?」
速水優「あ、俺も一馬と同じかな!お姉さんのスカートの中1回位は見たいかも!」
三島真紀子「もう・・・そんな事ばっか言ってると淳先生に言っちゃうよ?」
一条一馬「俺らお姉さんのスカートの中見たいからお姉さんが良い!」
赤木桜「そんな理由で決めないでよ!お兄さんの方がカッコいいじゃん!」
一条一馬「お姉さん!」
赤木桜「お兄さん!」
三島真紀子「あぁ、もう・・・ねぇ、秀樹君はどう思う?」
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