エピソード2(脚本)
〇英国風の部屋
アンジェリカ「ここが、今日からの私達の部屋になるのですね」
マリ「アンジェ、お荷物を片付けますね」
アンジェリカ「はぁ~、お父様も困ったものですね、まさか、私の寮の部屋があんなに豪華な部屋を取ってたなんてね」
アンジェリカ「今の私は何処にでも居る、平民の少女なんだから、あんなに豪華な部屋を使ってたら、学生の人達に変に思われるのに困ったものね」
マリ「アンジェ、何処にでも居る、平民の少女とは、何処に居るのですか?」
アンジェリカ「あなたの目の前に居るでしょ〜私よわたし」
マリ「はぁ・・・平民の娘が騎士団を一掃したり、城の壁を破壊したりはしませんよ?それに見た目は平民の娘でもないですよ」
アンジェリカ「え?平民の一般的な服装で変装してますのに?」
マリ「服装を変えても、あなたから出てます、オーラと育ちの良い肌で、平民で無いとわかるはずなんですけどね」
アンジェリカ「はぁ~バレない様にしてるのに仕方ありませんね、邪神の呪いのオーラを少しだけ、出しておきましょうかな」
マリ「そ!それだけは止めてください!邪神の呪いは何が起こるのか未知数ですので」
マリ「1年前にあの惨劇が起きたのお忘れですか」
アンジェリカ「惨劇?なんのこと?」
マリ「貴族との会談の時のあの惨劇です」
1年前
代表の上級貴族達との会談の時、国王と一緒に私も同席した時
国を建て直す為に、私の前世の知識を使って、税金、法、公共施設、インフラ、奴隷廃止などを話したけど
一部の貴族共が猛反対、学校と病院の貧困層無料化に反対し、奴隷廃止も反対、最低な貴族連中
あまりにもムカついたから、魔力の制御が出来ずに膨大な魔力が体から放出と一緒に邪神の呪いも放出したけっか
目の前の机が木っ端微塵、城は揺れ、窓ガラスは割れるし、反対した貴族連中はみんな口から泡を吹きながらバタバタ倒れ
お父様に説得されて、暴走はおさまって、その後城中、修理に回って大変でした
その後の貴族の会談はスムーズに進んだ感じなんだけど、なんか恐怖政治ぽかったのが残念な結果でしたね
アンジェリカ「冗談ですよ、心が乱れないのと私の魔力が落ちない限り、呪いの影響は無いですよ、それにこの腕輪もありますからね」
アンジェリカ「もしも、邪神の呪いの影響があれば、この腕輪が光って知らしてくれるからね」
マリ「それなら、よろしいのですけど・・・ご自分の身体を大事にしてくださいね」
〇ファンタジーの教室
アンジェリカ(はぁ~授業が始まりましたね、これから、どうなるかはわからないけど、頑張るしかないです)
アンジェリカ(それにしても、皆、制服だから私の服装は目立ちますね、校長には平民だから、制服が買えなかったて、設定して貰って)
アンジェリカ(この服装で授業を参加したけど、やっぱり、恥ずかしいですね、この状況は、イジメの標的にされそうですね)
アンジェリカ(まぁ、いっか、いざとなったら、邪神の呪いを解放・・・は止めておきましょう 何とかなりそうかな、前世の知識もありますし)
女子生徒A「あなた、制服はどうしたのです?授業初日に忘れたのです?」
アンジェリカ(はぁ~早速来ましたね、どうしましょう)
女子生徒B「あなた、聞いてます?」
アンジェリカ「えっとですね、お金がなくて、買えませんでした」
女子生徒A「そうなの、大変なのですね、まあ良いです、それじゃあね」
女子生徒B「制服が買えない子が、良くこの学校に入れたものね」
アンジェリカ(ふぅ~取り巻き達も行ったみたいですね)
マリア(正統派ヒロイン)「あ・・・あの、もしかして平民出身なのですか?」
アンジェリカ(正統派ヒロイン来た〜6人のヒロインの中でも私のお気に入りのキャラ〜じゃなくマリアちゃん)
アンジェリカ「はい、そうです」
マリア(正統派ヒロイン)「その服装、西の街で見かける服ですよね」
アンジェリカ(そうなんだ、適当に選んじゃったけど、確かマリアの生まれ故郷がその近くでしたね)
アンジェリカ「そうですよ」
マリア(正統派ヒロイン)「その近くの出身なのですね?私もあの近くなの、私も平民出身なのです」
アンジェリカ(マリアちゃんには悪い事しちゃったかも、私の出身もある程度は考えないといけませんね)
アンジェリカ「そうなのですね、私も平民出身だから、この学校では友達も居ませんから」
マリア(正統派ヒロイン)「でしたら、私と友達になってください!私も平民出身だから、場違いの所に来ちゃった感がありまして・・・」
アンジェリカ(ヒロイン達との交流は避けたかったけど、相手からの誘いを断るのは失礼ですね)
アンジェリカ(それに私の推しのマリアちゃんからの誘いは断れないかも)
アンジェリカ「えぇ、私で良ければ、友達になってください」
マリア(正統派ヒロイン)「良かった〜私、友達出来ないかもと思ってたから」
アンジェリカ(私と友達になると、マリアもイジメの対象になりそうだから、何か対策しないとね、取りあえず彼女に戦う力をつけないとね)
〇英国風の部屋
アンジェリカ「はぁ~、疲れました〜」
マリ「おかえりなさいアンジェ、初日は問題はありませんでした?」
アンジェリカ「今日は問題はありませんでしたね、初日ですからね」
アンジェリカ「イジメが始まるのは、1ヶ月後が、半年後に始まりそうかな〜敵になるグループが出来てからが勝負になるかも」
マリ「アンジェじゃなく、アンジェリカで学校に来てれば、イジメなんか無いのですけどね」
アンジェリカ「ごめんなさいね、私のわがままで、付き合ってくれて、王女だと、みんなの本音が聞けないからね、下級貴族とか一般市民たちからね」
マリ「友達は出来そうです?」
アンジェリカ「出来ましたよ〜1人平民出身のマリアちゃん」
マリ「平民出身ですか、貴族からのイジメがあるかもしれませんね」
アンジェリカ「そうなのです〜私だけなら、対策は、出来るのだけど、マリアちゃんが1人のときがね」
アンジェリカ「だから、来週辺りから、マリアちゃんを強化しようと思って、何から始めようかな〜」
マリ「強化はマリアを説得してから、始めてください、強制はやめてくださいね」
アンジェリカ「うん、わかってます」
〇美しい草原
1週間後
アンジェリカ「ここが良さそうかな〜」
マリア(正統派ヒロイン)「う〜ん、気持ちいい朝ですね〜」
マリ「それで、アンジェ何から始めるのです?」
アンジェリカ「そうですね、強化魔法を最初に始めましょう」
マリ「?強化魔法はひと通り使えますけど」
アンジェリカ「一般的な普通の強化魔法は学校で覚えれば良いから、私が教える強化魔法は特殊な魔法だからね、他の人達には教えたら駄目ですよ」
マリア(正統派ヒロイン)「たのしみ〜」
マリ「まさか、禁書庫にある、魔法なのです?」
アンジェリカ「ちょっと、違うかな〜禁書から、アレンジした、強化魔法だから、私が作った魔法かも」
マリ「作ったって、魔法ですか!そんな簡単に出来るものじゃないよに・・・ここ数百年は新しい魔法は出来てないのに」
アンジェリカ「それじゃあ、始めますね、私の手を握って2人とも」
マリア(正統派ヒロイン)「は〜い」
マリ「わかりました」
アンジェリカ「それじゃあ、いくわよ~」
アンジェリカ「どうですか?」
マリ「何か、チカラが湧いてくる感じがします、何ですかこの魔法」
マリア(正統派ヒロイン)「わたしも、強くなった様な気がします」
アンジェリカ「成功ですね」
マリ「それで、この魔法は何ですか?」
アンジェリカ「魔法っていうか、私の加護になるかな〜今は身体能力を2倍に設定してますけど、何倍にも出来ますよ、それも、魔力消費なしで」
マリ「なんなの、そのとんでもない加護は、今2倍の強化なら、1倍も出来るのです?使い方は?」
アンジェリカ「それじゃあ、強化の設定を教えますね」
1時間後
マリア(正統派ヒロイン)「すっご〜い、こんなに高くジャンプ出来るよ〜」
マリ「私がこんなに早く動けるなんて速すぎ!」
アンジェリカ「ふたりとも、慣れてきたら、ふたりで手合わせしてみて」
マリ「そうですね、手合わせわ、やっつみたい」
マリア(正統派ヒロイン)「は〜い」
アンジェリカ「実力差があるから、マリは3辺りでマリアは6でやってみて」
マリ「なかなかやりますね、マリア」
マリア(正統派ヒロイン)「エヘヘ〜少しだけ、格闘は使えるのです」
アンジェリカ「次、マリアは10、マリは6にしてみて」
マリ「はい」
アンジェリカ「はい、そこまで〜」
マリア(正統派ヒロイン)「ふぅ~、あんなに動いても、そんなに疲れないね」
マリ「そうですね、あの速度での攻撃は始めてだったけど、疲れが無いですね」
アンジェリカ「この加護、ちょっとした、弱点があって」
マリ「弱点?弱点があるの?」
アンジェリカ「えっと、ですね、それは・・・」
マリア(正統派ヒロイン)「それは?」
アンジェリカ「慣れてないと、明日ものすご〜い、筋肉痛になるの〜」
マリア(正統派ヒロイン)「筋肉痛!」
マリ「筋肉痛ですか・・・」
アンジェリカ「強化に体が追いついて無いのが原因だから、少しつづ慣れていくしかないかも」
アンジェリカ「それと、強化20以上は使わないように、骨が折れたり、内臓が破裂するかもしれないので、使っても10辺りにしてね」
マリア(正統派ヒロイン)「そんなに危険なのです!」
マリ「10であの身体能力、20はもう化け物級の強さになりそうですね」
アンジェリカ「あっ、忘れてた、お薬渡して置きますね、今日、食事後に飲んでね、筋肉痛に効くから」
マリア(正統派ヒロイン)「ありがとう〜」
マリ「ありがとうございます」
アンジェリカ「空いた時間に訓練しててね」
マリア(正統派ヒロイン)「わかりました〜」
マリ「了解です」
〇ファンタジーの教室
アンジェリカ「おはよう、マリア筋肉痛は大丈夫でした?」
マリア(正統派ヒロイン)「アンジェ、おはよう、薬のおかげで、少しだけ痛い感じかな〜」
アンジェリカ「薬が、効いて良かった〜、少しつづ慣れてね」
マリア(正統派ヒロイン)「は〜い」
アンジェリカ「先生が来たみたい」
〇おしゃれな食堂
数日が過ぎた食堂
アンジェリカ「ここ空いてますね、マリアちゃん、座りましょう」
マリア(正統派ヒロイン)「うん」
アンジェリカ「マリアちゃん今日は何食べます?」
マリア(正統派ヒロイン)「えっと、ですね」
女子生徒A「・・・」
女子生徒A「あら、ごめんなさい」
マリア(正統派ヒロイン)「あっ!」
女子生徒A「ぎゃ〜」
アンジェリカ「?なに?なに?」
マリア(正統派ヒロイン)「あの人、アンジェに紅茶をかけようとして、自分にかかったの!」
アンジェリカ「そうなんだ〜」
アンジェリカ(オートリフレクトとマジックカウンターが常備発動してるから、敵対的な攻撃を受けると発動する仕組みだからね)
アンジェリカ「あの〜、大丈夫ですか〜」
女子生徒A「ひっ、近づかないで!」
アンジェリカ「行っちゃった」
周りの人達(さっきの人わざと紅茶をこぼしたのに自分にかからなかった?何さっきの不思議な現象は
アンジェリカ「騒がしくなってきましたね、マリアちゃん違う所に行きましょう」
マリア(正統派ヒロイン)「そうですね」
〇ファンタジーの教室
数週間後
アンジェリカ(今日は、何か視線を感じますね)
女子生徒B「あの娘、あの娘に、イジメをしてた人達が不登校になってるって知ってる?」
女子生徒A「知ってる、イジメの瞬間を見たけど、あの娘に紅茶をかけようとした娘に紅茶がかかってる所を見たのよね」
女子生徒A「不思議な現象だったのはよく覚えてる」
女子生徒B「他にも、本を投げた人に戻ってきてぶつかったり、あの娘をイジメると不幸になるってウワサになってる」
女子生徒A「あの娘が平民だからって、イジメをする人が悪いけどね」
アンジェリカ(何かコソコソと話してますね)
アンジェリカ「あら、この机の上に破かれた本は・・・」
アンジェリカ(マリアちゃんの席に破かれた教科書、完全に嫌がらせですね)
女子生徒B「フフ・・・」
アンジェリカ(私は教科書は持ってきてないからね、こんな事になるから、いちいち、相手するのも面倒くさいからね、後はメンタル維持でもあるし)
アンジェリカ(だけど、お友達にこんな事されると、ムカッとしますね、メンタルが不安定になって、呪いが溢れそう・・・)
アンジェリカ「ふぅ~」
アンジェリカ(一応、マリアちゃんの教科書は直しましたけど、また、同じ事もあるかも知れないから犯人をもうしない様に説得してこように)
女子生徒A「なにあの娘何した?破かれた教科書が元通りに戻った?何したのあの娘」
女子生徒B「わからない魔法でも、あんな魔法見たことない」
女子生徒A「あの娘、こっちに来た」
アンジェリカ「えっと、教科書を破いた人はどなたですな?」
女子生徒B「私達は知らない・・・よ・・・わ・・・た・・・し・・・たち・・・が・・・や・・・り・・・ま・・・し・・・た・・・」
女子生徒A「ご・・・め・・・ん・・・な・・・さ・・・い・・・」
アンジェリカ「素直に謝ってくれましたね、マリアちゃんにも謝ってね」
女子生徒B「は・・・い・・・」
アンジェリカ(ふぅ~、邪神の呪いが体から出なくて良かった、言霊の魔法で自白・・・素直になるおまじないをかけたからすんなりすみましたね)
上級貴族の女子生徒「さっきのイジメっ娘達何か変だったよね、あの娘に聞かれた後、ちょっと、怖い感じがしたかも」
〇ファンタジーの教室
先生A「今日は、みなさんの魔力測定をおこないます、この水晶に触れてください」
先生A「はい、魔力値200ですね、次の方どうぞ」
先生A「300は高いですね、次の方どうぞ」
魔力値は100が基準値で、300以上が宮廷魔術師に就職可能な数値になります、今までの観測で、最高500辺りが最高魔力値
先生A「次の方どうぞ」
アンジェリカ(私の番ですね)
アンジェリカ「はい」
先生A「魔力値は1です、ちょっと低すぎますね、魔力は努力次第で増える事もあるので、頑張ってね」
アンジェリカ(邪神の呪いで使える魔力量は少ないけど膨大な魔力が出ないように、マジックバリアで外に出ないようにしてますからね)
アンジェリカ「わかりました」
女子生徒B「フフ、あの娘、魔力1だって、良くこの学校に受かったね」
先生A「お静かに、次の方どうぞ」
マリア(正統派ヒロイン)「はい」
アンジェリカ(マリアちゃんは6人のヒロインの中でも魔力が高かったですね、ゲームの設定では、魔力が高くてこの学校に推薦されましたね)
先生A「これは!500以上の魔力値この学校で最高魔力値です!!」
女子生徒A「平民なのに、魔力が高いなんて絶対におかしくない、不正でもしてるんじゃない」
先生A「お静か!魔力測定はこれで終わります、この後の授業は自習にします」
アンジェリカ「マリアちゃん凄いですね、魔力が学校1位だって」
マリア(正統派ヒロイン)「うん、わたしの魔力がこんなに高かったなんて思わなかった」
女子生徒A「あなた、何か不正でもしてるんじゃないでしょうね!」
マリア(正統派ヒロイン)「そんな事してません」
女子生徒A「あなたみたいな平民が、貴族である私が魔力が下なのがおかしいのよ」
アンジェリカ「えっと、あなたの魔力はいくつなのです?」
女子生徒A「私?私の数値なんて関係ないでしょう!」
女子生徒A「あなた1でしょう、あなたなんかより私の方が魔法高いから、話かけないで!」
アンジェリカ(どうしましょう、この状況)
女子生徒A「明日、あなたと決闘よ!」
アンジェリカ(なんか、良くあるパターンになりましたね・・・)