夏目幼稚園の実習生

夏目心 KOKORONATSUME

1 古代兵器を巡って(脚本)

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〇飛空戦艦
  とある飛行船。

〇古い倉庫の中
アルベルト「かはぁ!!」
ロバート「くははは!これでこの世界は私の物になったも同然!!」
アルベルト「ロバート!貴様自分が何をやっているか分かっているのか!?貴様を拾ってやった恩を忘れたのか!?」
ロバート「何、拾って頂いた事は感謝してますよ!ですが、国王陛下のお治めの国には伝説の古代兵器が眠っている・・・」
ロバート「私はずっとこの日を待っていました!あなた方王族が守って来た古代兵器の鍵を掠め取るこの日を!!」
アルベルト「分からぬかロバート!強過ぎる力は大きな災いの元になる!そもそも伝説の古代兵器等と、そんな物が本当にあるのかすら」
アルベルト「このワシにも分からぬと言うのだ!仮に見つかったとしてもその先はどうする!?心を持たない物は」
アルベルト「簡単に敵にも味方にもなる!その先の責任は貴様に取れると言うのか!?」
ロバート「簡単な事!ならば私が古代兵器を使い熟し、歯向かう者は全て抹殺!そんな事も分からないとは、」
ロバート「国王陛下も落ちましたね!」
アルベルト「ロバート・・・貴様!!」
部下「ロバート騎士団長!エリザベス姫を捕まえました!例の鍵は間もなく手に入ります!」
ロバート「おぉ!そうか!直ぐ私も行くよ!」
ロバート「さて、私は一度席を離れます・・・見てて下さい国王陛下、私が古代兵器を使って世界を治める所を・・・」
アルベルト「や、止めろ!娘に手を出すなぁ!!」
ロバート「良し、エリザベス姫の所に行くぞ・・・」
アルベルト「く、くぅ・・・」

〇潜水艦
エリザベス「はぁ・・・はぁ・・・」
松山春樹「捕まえました!もう逃げられませんよエリザベス姫!」
エリザベス「あ、あなた達!こんな事をして只で済むと思ってるの!?お父様に何かあれば!」
モブ騎士「へへ!そんな事!騎士団長が古代兵器を手に入れたら何の問題もねぇ!エリザベス姫が鍵を渡してくれれば」
モブ騎士「楽になれるからよぉ!」
ロバート「やぁやぁ!こんな所にいたのですか姫!さぁて、古代兵器の鍵を渡して貰いましょうか・・・」
エリザベス「ロバート!あなたよくもお父様を裏切ったわね!!」
ロバート「おやおや、相変わらず気がお強い事で・・・」
エリザベス「私は何があってもこの鍵を渡すつもりはありません!どんな力も国民を守る為の物です!それをあなた方の様な」
エリザベス「愚か者に渡す等と!」
ロバート「そうですかそうですか!ならば少々、痛い目を見て貰うしか無いですね!」
ロバート「姫、お覚悟を!!」
モブ騎士「いよいよ世界が俺達の物になるんだな!もし本当にそうなったらどうするよ?」
モブ騎士「やっぱ俺は一生遊んで暮らせる毎日が欲しいぜ!」
松山春樹「ははは!夢が広がるよな!やっぱ俺は・・・」
「え?」
ロバート「か、かはぁ!?」
エリザベス「王族とは民を守る為の物!王族の血筋として守る力を手にするのは当然!力無き正義に守れる物は何も無い!!」
ロバート「ちょ、ま、こんなに・・・強いだなんて・・・聞いて・・・ない・・・」
「え〜〜〜!!!???」
エリザベス「ん?何をジロジロ見てるのよ?」
モブ騎士「い、いや!あの!その!エリザベス姫ってこんなにお強いのですか!?」
エリザベス「お父様からの教えです・・・自分の努力は何処の誰にも見せるなと・・・だから誰にも言わずに隠してました・・・」
松山春樹「は、はぁ・・・」
エリザベス「そんな事より!早くお父様の所に連れてきなさい!今後の貢献次第では、あなた達が裏切った事を」
エリザベス「許して差し上げてよ?」
モブ騎士「あぁ!わ、分かりました!俺がお連れします!」
松山春樹「お、おう!」
松山春樹「・・・お、王族って皆あんな感じなのかな・・・って・・・」
松山春樹「え?」
松山春樹「あ、あれ?これって確か、エリザベス姫が持ってたって言う古代兵器の鍵・・・そう言えば・・・」
松山春樹「ロバートさんがここに来たって事は国王陛下から鍵を奪ったって事だから・・・姫の分の鍵は今俺が持ってて・・・」
松山春樹「古代兵器を動かす鍵は2つ必要で、それを陛下と姫が持ってて・・・それで今それを俺が持ってて・・・って、」
松山春樹「ええええぇぇぇぇ!!!???」
松山春樹「団長!起きて下さい団長!!」
ロバート「う、う〜ん・・・」

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