〇ラーメン屋

〇ラーメン屋のカウンター
ラーメン屋店長「へい、らっしゃい！」
オージュ・ウォゲ「担々麺と羽つき餃子、ナムル ひとつ」
ラーメン屋店長「あいよぉ！」
店長「あいよ〜」
ラーメン屋店長「担々・餃子・ナムル お待ちぃ！」
オージュ・ウォゲ（（担々麺とナムルに 胡麻のトッピング‥‥‥））
　　（シャカシャカ‥‥‥）
オージュ・ウォゲ「て、てててて店長ぉ！」
オージュ・ウォゲ「すまん！　 胡麻 めっちゃ使ってしまった‥‥‥!!」
ラーメン屋店長「あーーっ！　ごめんごめん！」
ラーメン屋店長「母ちゃんから「胡麻ビンが ゆるんでるから 新しいのに替えろ」って 言われてたの忘れてたわ‥‥‥！」
ラーメン屋店長「え？　どうします？　 食べるのやめます？」
オージュ・ウォゲ「いや‥‥‥これが タバスコとかなら まだしも、胡麻ごとき別に‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「たくさん使ってしまって、すまない‥‥‥」
ラーメン屋店長「いいって いいって！」
オージュ・ウォゲ（（こんな一気に大量の胡麻を 　口に入れるの、初めてだな‥‥‥））

〇ラーメン屋のカウンター
オージュ・ウォゲ（（胡麻の香ばしさが鼻腔・口腔を 　幸せに陵辱するっ‥‥‥‥！））
オージュ・ウォゲ（（あれ？　胡麻ってこんな美味しかったっけ？））
オージュ・ウォゲ（（胡麻、これくらい大量で丁度いいな‥‥！））
オージュ・ウォゲ（（プチプチゴリゴリが美味‥‥‥癖になる！））
オージュ・ウォゲ「ウメェ!!!」
オージュ・ウォゲ「親父！　白ごまはあるか?!」
ラーメン屋店長「あ、あぁ そりゃあるよ‥‥‥ほれ」
オージュ・ウォゲ「ナムルに白ごま ドーーーン!!!!」

〇ラーメン屋のカウンター
オージュ・ウォゲ「胡麻、美味いな‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「かけすぎで、丁度いい‥‥‥」
ラーメン屋店長「お客さん‥‥‥ 皿にゴマすら 残さず食ったねぇ‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「器に米は残さないよう努めてきたが、 胡麻は今の今まで そう意識した事 なかったと思う‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「胡麻よ、すまん‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「これからは、胡麻もひと粒 残さずに 食べてあげたい‥‥‥」
ラーメン屋店長「お客さん、病んでる？」
オージュ・ウォゲ「なんでよ」
ラーメン屋店長「胡麻は そのまま食うと外皮のせいで 消化されづらいから、すり胡麻の方が 栄養的にはいいぜ〜」
オージュ・ウォゲ「ありがたい情報提供だが‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「栄養うんぬんでなく、 胡麻のプチプチ感が良いからな‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「私は、すり胡麻よか いり胡麻かなぁ‥‥と」
オージュ・ウォゲ「よく噛めばいいだけの話だ‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「小さいのに、噛む事の大切さにも 気付かせてくれるのか‥‥‥」
ラーメン屋店長「お客さん、病んでる？」
オージュ・ウォゲ「なんでよ」
ラーメン屋店長「胡麻は結構 脂質が高いから 食べすぎると太るかもよ？」
オージュ・ウォゲ「こんな手軽にザラザラと食えるのに、 カロリー高いって？」
オージュ・ウォゲ「え、じゃあ これだけ食べてれば 今まで料理に使っていた料理の時間節約にな‥‥‥」
ラーメン屋店長「ダメだよぉ　腹ふくれないよぉ💦」

〇空

〇焼肉屋
エルム・ナキュ「ごま団子に 更に胡麻をかけるの なんなの？」
エルム・ナキュ「というか、my胡麻？」
オージュ・ウォゲ「ひょんな事から、ハマってしまってな‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「いる？」
エルム・ナキュ「いや、ちょ‥‥‥ 私が今 何を食べてると思っ‥‥‥」
エルム・ナキュ「イヤァーーーーー!!!!! ホットケーキに胡麻かけられたぁ!!!!!」
エルム・ナキュ「──── （モグモグ）悪くはなぁい!!!」

〇刑務所の牢屋
オージュ・ウォゲ「あとねぇー 自宅で胡麻を炒るのも 楽しくてねぇー」
オージュ・ウォゲ「生ごまをフライパンで ジリジリ熱して いった時の香ばしい香りがさぁ‥‥‥」
オウシ・ヤマ王「お主、病んでる？」
オージュ・ウォゲ「なんでよ‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「ごま以外にも、キヌア・アマランサス・ チアシードとな‥‥‥」
オージュ・ウォゲ「私、プチプチしたものが好きみたいでして」
オウシ・ヤマ王「どれも、スーパーフードと 呼ばれているものだな‥‥‥」
オウシ・ヤマ王「‥‥‥‥‥‥」
オウシ・ヤマ王「だから お主は昔と変わらず、 そんな若々しいのだろうかね」
見張り兵「『若い時に顔が老けてる人は、 　年とってから 若くみえる』‥‥‥ 　ソレじゃないすか？」
オージュ・ウォゲ「お前、あとで覚えてろよ？⭐」
オウシ・ヤマ王「それもあるかもだが、何にせよ 若々しいとは思う」
オージュ・ウォゲ「私の、北での異名をご存じですか？」
オウシ・ヤマ王「?」
オージュ・ウォゲ「【北の廃墟の美魔女】！」
オージュ・ウォゲ「と、いうわけで王様も胡麻を 食べましょう？」
オージュ・ウォゲ「初めて会った時より、白髪がお増えに なられたじゃないですか」
オージュ・ウォゲ「なので、胡麻を食べましょう？ 胡麻に体内を任せましょ？」
オージュ・ウォゲ「胡麻に心身を陵辱され、しまいには手足が縮こまり、全身が収縮して己も胡麻のように小さい粒になり、そして花を咲かせるので‥‥」
オウシ・ヤマ王「ホラー小説家の性分が 出とるぞ！」

〇城の会議室
オウシ・ヤマ王「（もぐもぐ‥‥‥）」

〇西洋の城
王様「白髪、治るかなぁ‥‥‥」

〇古い本
　　ところで、作者も胡麻ハマりしまして。
　　何にでも、ぶっかけてます。