生まれられた御身(脚本)
〇シックなリビング
おっさん「お前さ、親の愚痴をグチグチごたごたしやがって、聴く方の身になれっての」
エース「なんでも言え、俺だけを頼れ、俺の器のでかさを舐めるなと言っていたので話しまくった」
エース「おかげでスッキリした」
おっさん「それはいいんだけどさ・・・」
おっさん「俺だって忙しいんだよ そこ気にしてよ」
おっさん「俺は真剣に嬢ちゃんのこと考えてるのにさ・・・俺は嬢ちゃんのなんなの?」
エース「・・・御身」
おっさん「おんみ?」
エース「生まれられた御身よ」
エース「私の胸でお泣き」
エース「私も泣きます 自分のために」
エース「嘆いていいのです」
おっさん「慰めてくれるの?」
エース「あなたも私にしてくれたことがありました。 あのとき、とても心が落ち着きました」
エース「嬉しかったです」
おっさん「いっぱい泣くね」
エース「うん」