告白(脚本)
〇教室
和泉玲「・・・・・・」
小雀音羽「・・・・・・」
和泉玲「なあ、本当にダメ?」
小雀音羽「貴方のこと、特に好きじゃないのよ」
小雀音羽「話した事もないわよね」
和泉玲「そ、そうだけどさー」
和泉玲「オレまじで、音羽さんのこと好きなの」
和泉玲「キミの為ならなんでもする!だからオレとさ、付き合ってくんね?」
和泉玲「お願いします!!」
小雀音羽「無理よ」
和泉玲「じゃあさ、お話しすればいいの?」
小雀音羽「だから・・・何度同じ話をすればいいのよ。大馬鹿者ね」
和泉玲「ぐぬぬ・・・」
小雀音羽「あら、もう行かなくちゃ」
和泉玲「えっ」
小雀音羽「予定あるのよ、私」
小雀音羽「じゃあね、お馬鹿さん」
和泉玲「え、おい音羽さーん?」
和泉玲「行っちゃった」
和泉玲「んーやっぱりたくさんお話しすりゃあいいんかな?」
俺の初恋の相手 小雀音羽。俺は今日 勇気を出して告白をしてみた
結果は散々 もっと彼女の理想に近づかなきゃな
和泉玲「んー」
小雀音羽「ああ、そうだわ」
和泉玲「うわっビックリしたあ!!」
突然出て行ったはずの音羽さんが俺の前に戻ってきた
小雀音羽「貴方、そういえば私のためならなんでもできるって言ったわよね」
和泉玲「あ、うん言った・・・」
小雀音羽「それ、ほんと?」
真剣な目で俺を見つめる
和泉玲「う、うん。マジなんでも出来る!」
この言葉に嘘偽りはない。彼女と目線が合う。
小雀音羽「そう、じゃあ人探し手伝って」
和泉玲「人探し?誰?」
小雀音羽「私の・・・」
〇黒
家族を殺した人