彩町くんとシラコバト

彩彩

第四話、理由と決意!(脚本)

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〇見晴らしのいい公園
コバット「彩果、よかったね?姫花って娘からキスされるなんて・・・!」
  姫花さんと姫乃さんがいなくなった後、キスの件でコバットが俺を見てニヤニヤしていた。
彩町彩果「からかうな、コバット。俺だって驚いているんだぜ?いきなりキスされるなんて思わなかったんだからさ・・・」
コバット「そんなこと言ってさ・・・、本当は嬉しいくせに!」
彩町彩果「だから違うっての!!」
彩町彩果「それより、ゴエティアってのは何なんだ?・・・お前、何か知ってるだろ?」
コバット「うーん、知ってるといえば知ってるよ。でも、それならさ・・・」
コバット「そこで倒れている悪魔達に聞いてみたら?」
彩町彩果「・・・・・・」
悪魔「・・・・・・」
悪魔「くっ・・・!」
  俺がタコ殴りにした方の悪魔は完全に気絶してるせいか起きようとしないが、もう1匹の悪魔は意識を取り戻したようだ・・・!
彩町彩果(仕方ない、こいつから聞いてみるか・・・?)
彩町彩果「おい、こら!!」
悪魔「ぎゃあ!」
コバット「キミ達には聞きたい事がいくつかあるんだ。こんな所でいつまでも寝てもらっては困るよ?」
悪魔「き、貴様・・・話せるのか!?」
コバット「そんな事はどうでもいい。彩果の質問に答えてもらうよ」
彩町彩果「おい、質問だ。何であの女の子達を襲ったりした!?」
悪魔「だ、誰が人間なんぞに──」
彩町彩果「・・・・・・」
悪魔「うがぁ!」
彩町彩果「同じ事を何度も言わせんなよ?これ以上、何も言わないつもりなら・・・」
彩町彩果「その顔をぶっ潰した後に手足をばっさり切り落として、串刺しにしてじっくりと料理してやるからな〜♪」
悪魔「ひ、ひぃっ!!ま、待ってくれぇ・・・!」
悪魔「た、頼む!知ってる事は何でも話す!!だから、見逃してくれ・・・!!」
コバット(うわぁ・・・、下っ端の悪魔が人間である彩果相手に何て情けない・・・)
  人間である俺が怖いのか、悪魔の情けない姿にコバットはガチで引いていた・・・。
彩町彩果「じゃあ、もう1度聞くぞ。・・・何であの女の子達を襲ったんだ?それも、人間に化けて・・・」
悪魔「・・・我らゴエティアのトップの命令で、あの人間達の”命”を奪うようにと言われたのだ」
彩町彩果「命?」
悪魔「かつて魔界ではとある勇者達と何度も戦争を繰り返していた事があったが、ついに魔王が倒されてしまったのだ!」
悪魔「だが半年後、魔界に莫大な魔力を持った”魔女”が突然現れ・・・、その力を使って魔界全ての者達を従わせてしまった」
悪魔「『自分を不幸にした人間達を1人残らず滅ぼす』、そう言いながらな──!!」
コバット「・・・ねぇ?その”魔女”ってさ、『赫月(あかつき)の魔女』って異名があったりするのかい!?」
  ここでコバットが険しい表情をして尋ねてみる。
悪魔「その魔女がどんな奴かは知らん。だが、髪色が”赫い”のは確かだったな・・・」
コバット「その魔女は今も魔界にいるのかい?」
悪魔「いや、ゴエティアが結成した後・・・もう魔界にはいない。どこかに消えてしまった」
コバット「・・・・・・」
彩町彩果(コバット・・・)
  魔界でコバットをシラコバトの姿に変えた”張本人”で髪色が赫いという事から『赫月の魔女』と呼ばれており、
  コバットは今でもその魔女の行方を捜している──。
彩町彩果「・・・で、さっきのアマイモンって悪魔はお前達より上なのか?」
悪魔「当然だ。アマイモン様を含めた”四天王”が他にいる。あの方達は我々との実力さは桁違いだ」
彩町彩果(ふぅん、四天王ね・・・。という事は、強いのかもしれないな?そいつらは・・・)
彩町彩果「お前らのトップの名前は?」
悪魔「・・・”サタン様”だ。よく覚えておけ」
悪魔「貴様が強いのは認めてやる。だが先ほども言ったが、四天王達ははるか想像を上回る強さを持つ」
悪魔「ゴエティアは永遠に不滅だ!何があろうともな・・・」
コバット「・・・・・・」
彩町彩果「お前、もう行っていいぞ?聞けるだけの事は聞いたから。今日は見逃してやるからさっさと上のモンに報告でもしに行けよ」

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