リボーン・メモリー

南実花

1.日常(脚本)

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〇白
  ・・・手遅れになるぞ
  大事な・・・が
  ・・・助けられなくなる

〇勉強机のある部屋
ゆうた「ふぁー」
ゆうた「なんか変な夢見たな」
ゆうた「そうだ今日はお母さんとお出かけの日だ!」

〇家の階段

〇明るいリビング
ゆうた「お母さん、おはよう」
お母さん「おはよう! 今 朝ごはん作ってるからテレビでも見てなさい」
ゆうた「はーい」
ゆうた(朝のテレビってニュースばっかでつまんないんだよな)
  (アナウンサー)昨日午前10時に日本初
  メタバースという いわゆる仮想世界
  こちらを主軸とした株式会社が設立されました
ゆうた(ほら何言ってるか分からない)
ゆうた(つまらないから、消そ)
「準備できたわよー 席に着きなさーい!」
ゆうた「はーい」
  その後朝食を終えた僕たちは 買い物に出かけた

〇スーパーの店内
お母さん「あら、今日安売りしてるじゃない」
お母さん「カート持ってここで待ってて お母さんちょっと行ってくる」
ゆうた「うん! あっ!お母さん!」
ゆうた「僕のチョコを買うのを忘れないで」
ゆうた「もちろんカカオ100%で!!」
お母さん「え?凄く苦い大人の味よ?」
ゆうた「カカオ100%のが食べたいの!!」
お母さん「食べられなくても知らないわよ〜」
ゆうた「食べれるもん・・・」

〇住宅地の坂道
お母さん「いやーいっぱい買っちゃった」
ゆうた「お母さん買いすぎだよ! 僕も持つよー」
お母さん「だーめ! 重いもの持つと背 伸びなくなるわよ?」
ゆうた「それは困る!!」
ゆうた「ん?」
ゆうた「お母さんあれ何?」

〇神社の本殿
お母さん「これは神社っていうの! こんな所にあったんだね〜」
ゆうた「神社って神様がいるところ?」
お母さん「そうよ! 私たちを守ってくれる神様のお家」
  建御雷神
ゆうた「これなんて書いてるの?」
お母さん「タケミカズチ 有名だけど、なんの神様かまでは分からないな」
ゆうた「雷や剣の神様だよ! すごく強いんだ!」
お母さん「?」
ゆうた「懐かしいなぁ」
お母さん「懐かしいってあなたここ1回も来たことないでしょ?」
お母さん「なのになんでそんなこと知ってるのかしら?」
ゆうた「なんでだろう・・・よく分かんないや」
お母さん「あ!」

〇空

〇神社の本殿
お母さん「あー降ってきちゃったね」
お母さん「よし家まで競走だ! よーいドン!」
ゆうた「あっ!ズルいよ!!」
ゆうた(どうして懐かしいなんて思ったんだろ)
ゆうた(今日は変なことが多い)
ゆうた「待って──」

〇一戸建て
お母さん「はー!お母さんの勝ち!!」
ゆうた「お母さんズルしてたもん!!」
  ピーポーピーポーピーポー
お母さん「お隣さん?」
お母さん「顔色が・・・それに血・・・」
お母さん「ゆうた!見ちゃだ・・・」
ゆうた「はぁはぁはぁ」
お母さん「ゆうた?」

〇明るいリビング
ゆうた「これは?なんだ?夢?」
ゆうた「お母さん?」
ゆうた「お母さん?お母さん!? お母さ〜ん!!」

〇勉強机のある部屋
ゆうた「お母さん!」
お母さん「大丈夫?気分は?」
ゆうた「え?」
お母さん「お隣さんが血だらけで救急車に運ばれるのを見て、気を失っていたのよ?」
ゆうた「??」
ゆうた(随分リアルな夢を見てたの?)
ゆうた(夢?・・・本当に?)
ゆうた(僕はあの光景を見た事がある気がする・・・)
お母さん「まだ顔色が悪そうだから、ゆっくり寝てなさい」
ゆうた「うん・・・」
ゆうた「僕何か大事なことを忘れている気がする」
ゆうた「思い出さなきゃ・・・」
ゆうた「・・・でも今日は疲れたから寝よう」
ゆうた「おやすみ」

〇白
  思い出さんか!
  目を覚まさんか!
  え?
  お主の願いはなんだった?
  願い?
  家族の幸せだろう?
  ・・・。
  しかと向き合え!
  現実と・・・
  現実って?なっ

〇電脳空間

〇黒

〇明るいリビング
  これは・・・
  これは僕の記憶だ
  そうだ、お母さん死んじゃったんだ
  そして僕は犯人の顔を
  見ている
  多分僕はこの事を伝えなきゃいけないんだ
  お父さんを守るために

次のエピソード:2.現実

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