第15話(脚本)
〇祭祀場
アミレー「・・・」
アミレー「い、今何が起きた? 何故私は無事なんだ・・・?」
アミレー「魔法の結界? 一体誰がこれを張ったんだ?」
ケイ「助けに来たよ!怪我は無い!?」
ブラック「これは・・・随分胞子の量が多いな。 ケイのマジックシールドが間に合って良かった」
アミレー「いや、貴君達こそ無事で良かった。 危険な魔物に襲われてないか内心不安だったからな」
ケイ「え?危険な魔物なんて──」
ブラック「ケイ、今は目の前に集中しろ。 マジックシールドが切れる前に討伐出来なければ危険な状況になるだろう」
ブラック「その前に全力で奴を討伐するぞ!」
ケイ「分かった、なら魔法の準備を──」
謎の人物「無駄だと言っているだろう! これ以上邪魔をするならば、直接チャールームの欠片を撃ち込んでやろう!」
アミレー「なっ!?いつの間に隠し持っていたのか!?」
アミレー「銃弾として撃たれたらマジックシールドでも防ぎきれない、早急に避難を・・・!」
ケイ「アミレー!危ない・・・!!」
アミレー「待てケイ!直接欠片を喰らったらいくら貴君であっても──」
〇幻想空間
ケイ「・・・」
ケイ「あれ・・・ここ何処だろう? 確かさっき僕アミレーを庇って・・・」
???「ねぇ、君・・・ワタシが見える?」
マイン「はじめまして、ワタシはマイン。 ここにずっと一人でいる存在だよ」
ケイ「僕の名前はケイだよ。 マイン、ここは何処なの?」
マイン「ここは幻想空間。 意識を失った魂が時々迷い込む空間だよ」
ケイ「そっか、僕はさっき撃たれたせいで気を失っちゃったんだね・・・」
マイン「撃たれた、ね・・・。 まだ酷い事をする人間がいるんだ」
ケイ「え?それってどういう事?」
マイン「ワタシはね、今から何百年も前のサーグリアに住んでたんだ」
ケイ「何百年も前のサーグリア!? それにここにずっと居るって事はまさか・・・」
マイン「その通り、ワタシは随分前に亡くなってるんだよ」
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