第13話(脚本)
〇黒
翌朝・・・
〇小型船の上
ケイ「・・・で、こないだ見つかったワープ跡まで行く事になったけど・・・」
ケイ「チャールームってどんな茸なんだろう? 凄く危険なのは昨日聞いたけど・・・」
ブラック「あぁ、写真で見せて貰ったが・・・こんな感じだ」
ブラック「後お前なら分かってると思うが・・・見かけても絶対に食べるなよ?」
ブラック「一度食べたら最後、狂気に囚われてしまうらしいからな・・・」
ケイ「た、食べないよ! 何か見た感じ絶対危なそうだし!」
アミレー「よし、目的地に着いたぞ。 あれが我々が向かう時空の穴だ」
〇沖合(穴あり)
ケイ「うわー、凄い穴・・・。 中から嫌な気配を感じるよ・・・」
アミレー「この先に胞子を撒き散らす奴がいる筈だ。 耐性はあると思うが、くれぐれも無理はしないで欲しい」
アミレー「・・・さぁいよいよ突入だ。 今ドローンからロープを下ろす、それに掴まって──」
ケイ「え?それなら僕達の浮遊魔法で浮いた方がいいと思うけど・・・」
アミレー「貴君達は浮遊魔法を使えるのか。 ならばそちらの方がいいだろう」
ブラック「あぁ、だが余り長くは浮遊出来ない。 穴の内部に突入したら急いで地表に着地した方がいいだろう」
アミレー「了解した。 ではそろそろ行くとしよう」
ケイ「オッケー、魔法掛けるよ! 『フローティング』!」
〇穴の開いた部屋
ケイ「ふぅ、何とか無事に着いたね・・・」
ケイ「・・・ってあれ!?アミレーがいない!?」
ブラック「何だと!? 昨夜あんな真剣に計画を立てていた奴が来ない筈は・・・」
ブラック「・・・いや、もしかしたら離れた場所に飛ばされたのでは・・・」
ケイ「なら探さないとヤバいじゃん! 僕達と違って胞子に耐性無いって言ってたし・・・」
ブラック「いや、まずはどの様な場所か把握をした方がいい」
ブラック「未知の場所での焦りは身を滅ぼす可能性があるからな」
ケイ「う、それもそうだよね・・・。 心配だけどとりあえず周りを探してみよう」
〇祭祀場
アミレー「よし、無事に着地できたな・・・」
アミレー「・・・っ!? ケイとブラックは何処に行った!?」
アミレー「まさか・・・別な場所に飛ばされてしまったのだろうか?」
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