第11話(脚本)
〇荒廃した国会議事堂
ミランデ議事堂跡
サイカー「で、ここに例の装置があるんだよね?」
リノン「管理人の話が正しいなら、だけど。 とにかく中を調べてみようか」
〇荒廃した国会議事堂の広間
リノン「うわー、随分中は綺麗だね。 何百年も放置されてた筈なのに・・・」
サイカー「これは保護魔法だね。 本で読んだ事があるんだ」
リノン「なるほど、確かに重要な施設には保護魔法が掛かっているとは聞いた事があるよ」
???「あら?貴方は・・・」
ブレンダ「もしかして、アミレーのいとこさんかしら?」
リノン「そういう君は彼の同僚さんかい? どうしてわざわざサーグリアの方に・・・」
ブレンダ「・・・実は彼が拐われた知らせを受けて、救出手段を探っているのだけど・・・」
リノン「え、昨日救出されて今は拠点にいるけど・・・」
ブレンダ「それ本当かしら? なら拠点まで案内してくれないかしら?」
リノン「うーん、そうしたいのは山々だけど今調査中だしなぁ・・・」
サイカー「リノン、ここはボクが調査するから君はその人を案内してあげて」
リノン「いいのかい? なら調査はお願いするよ」
サイカー「ホッ・・・ようやく一人になれた・・・」
サイカー「みんなの前じゃ自由に調査なんて出来ないからなぁ・・・」
サイカー「まぁとりあえず解除キーを何とかしてから色々調べよっと」
サイカー「えーと、これの信号と似た物は──」
〇暗い洞窟
ガブリエル「ふぅ、ここなら大丈夫かな」
ガブリエル「ブレンダによればここに被害者達が閉じ込められてるらしいけど・・・」
??? 「ヒヒ、人間ダ・・・」
???「フフフ・・・私達ノ仲間二スル・・・」
ガブリエル「・・・結構数がいるね。 僕だけで対処出来るかな・・・?」
ガブリエル「な、何か来る・・・! 一旦逃げた方がいいよね・・・」
ガブリエル「うわぁ・・・凄い火力だね・・・。 まさかアミレーが手助けしてくれたのかな?」
オープナー「あら、人間かしら? はじめまして、私はオープナーよ」
ガブリエル「はじめまして、僕はガブリエル。 君は元〈イビル〉のAIだよね?」
オープナー「良く知ってるのね。 あの子が話してくれたのかしら?」
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