エピソード2(脚本)
〇住宅街
???「どうしてこんなことに・・・」
ユカリ?「それはこっちのセリフよ・・・」
???「どうしよう・・・ もう一回ぶつかってみる?」
ユカリ?「・・・」
???「どうしたの?」
ユカリ?「痛っ・・・」
???「あぁっ・・・大丈夫!? もしかしてさっきぶつかった時に!」
ユカリ?「ええ・・・ 変なぶつかり方したみたい・・・」
???(そんな・・・ これじゃあさっきみたいにぶつかったりなんて・・・)
ユカリ?「あぁ・・・ごめんなさい・・・ さっきみたいにぶつかれば・・・だったわよね?」
???「そんな状態じゃ無理だよ・・・ 一先ずお互いのフリして今日はやり過ごしましょう・・・」
ユカリ?「ごめんなさい・・・ あなたの身体を怪我させてしまって・・・」
???「そんな・・・ 今痛いのはあなただから・・・」
ユカリ?「あ・・・わたし・・・ 桂木ハルカです・・・」
???「あ・・・そっか・・・ わたしは橘ユカリ・・・」
ユカリ?「ユカリさんはこの先のA高校よね・・・ この制服」
???「あ・・・うん」
ユカリ?「わたしはB高校・・・です」
???「え・・・ここから少し離れてない!? 学校間に合わないんじゃないの!?」
ユカリ?「ええ・・・ スマホを家に忘れてしまって・・・ 取りに行こうか迷っていたの・・・」
???(そういうこと・・・ね)
???「スマホないと今の世の中不便だもんね」
ユカリ?「ところでこれからわたしはあなたの代わりに学校に行けばいいかしら?」
???「わたしはあなたのB高校にそのまま行くわね。 わたしがあなたのスマホ持ってても意味ないし」
ユカリ?「道は分かります?」
???「わたしの家から離れてないので大丈夫だと思うわ」
???「学校ではわたし、最近転入したばかりだから特に仲良い娘とかいないから普通に授業受けて帰ればいいから・・・」
ユカリ?「わたしも特に仲良い娘とかいないから・・・」
???「そ・・・そっか・・・」
???「じゃあ放課後この近くの公園で会いましょう?」
ユカリ?「ええ・・・」
???(大丈夫かしら・・・彼女)
ユカリ?「・・・」