第10話(脚本)
〇田舎の病院の病室
ミハイル「ホッ、ヒカルさんとエネルさんのお陰でどうにか助かりましたね・・・」
リノン「そうだね。 彼等が見つけなかったら・・・僕達は大事ないとこを──」
アミレー「・・・うぅ・・・。 ここは・・・医務室か」
ミハイル「よ、良かった・・・!! アミレーさん・・・本当に良かった・・・!!!」
アミレー「ミハイル、すまないな。 随分心配をかけてしまった」
リノン「うんうん、生きてて本当に良かったよ」
リノン「・・・いや君が簡単に死なないのは知ってるけど、弱ってる所を見るのは心にくるものがあるからね」
アミレー「そうか、心配してくれた事感謝するぞ」
アミレー「だが・・・私は行かなくてはいけない。 まだ狩人達が捕まっている故、救出に向かわなくては」
ミハイル「いやいやいや、待って下さい! 目覚めたばかりでそれは無茶ですよ!」
リノン「ミハイルのいう通りだよ。 それに場所は知ってるのかい?」
アミレー「・・・分からない。 地下牢まで目隠しで運ばれたからな」
アミレー「ただワープ音が聞こえたから、恐らくこことは別の空間か遠方の場所だろう」
ミハイル「なら余計無理じゃないですか! とりあえず一度管理人さんと話し合ってからにしましょうよ!」
アミレー「確かにその通りだ。 仲間を救おうとするあまり気焦りしていたな、すまない」
アミレー「よし、管理人の所まで案内してくれ。 そこで救出の作戦を考えるとしよう」
〇沖合
数時間後・・・
ティアナ「うーん、管理人さんに任されてワープ跡を探しに来たのはいいけど・・・」
ティアナ「・・・それっぽいの全然見当たらないよ? メカドラ、何か分かる?」
メカドラ「待って欲しいドラ。 今ちょっと調べてるドラ」
メカドラ「あったドラ! ワープ跡があったドラよ!」
ティアナ「え?私には見えないよ?」
メカドラ「ちょっと待って欲しいドラ、今開くドラ! 『メカドラレーザー』!」
〇沖合(穴あり)
ティアナ「わっ!?凄い穴・・・!! これがワープ跡!?」
ティアナ「・・・それで、この先に助けを求めてる人達がいるんだよね?」
メカドラ「そうドラ! 早く中に飛び込んで──」
???「・・・待った。 脳死で突っ込んでも無駄だよ」
ティアナ「え、サイカー!? そこ足場無いけど大丈夫!?」
サイカー「うん、超能力で浮いてるからね」
サイカー「それよりこの穴変な結界が張ってるから入れないよ、ほら」
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