さくらパレット

神月

第1話、私達はメイドです(脚本)

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〇女の子の一人部屋
  ここは、国内有数の名家と呼ばれる
  神月家のお屋敷────
???「準備は出来た?」
???「うんっ!」
  私達はこの市内の学校に通う高校生。
  ですが、私の本業は学生ではなく・・・
  私達は、このお屋敷で働くメイドです。

〇城の廊下
  学校終わり
宮野凛「よーし、お部屋のお掃除頑張るぞー!」
新條美玲「体力測定があったというのに元気ね」
  この子は新條美玲ちゃん。
  このお屋敷で働くメイドさんで、
  住み込みのバイトとして働いてるのですが
  しっかりもので
  メイドの仕事もしっかりこなせます。
宮野凛「帰ってきた瞬間疲れがどっかいっちゃって」
宮野凛「学校も楽しいけど、お掃除とか大好きだし」
新條美玲「って凛、まだ洗剤水に溶かしてないでしょ!」
宮野凛「えっ、あ・・・」
宮野凛「あはは・・・」
  たまにこんな感じで細かな失敗をすることがあるけどメイドのお仕事は楽しいんです。
  メイドのお仕事は色々あって、
  朝早くから始まります。
  庭に咲いてる花にお水をあげたり、
  掃除をしたり学校に通う傍ら
  その業務に勤しんでいます。
  でも、美玲ちゃんの他にも個性豊かで優しい仲間がいるんですよ?

〇城の廊下
  私達は高校生ですが、このお屋敷で働く高校生仲間はもう1人いるんです
  その名は水瀬綾斗さん。
  私達より1つ上の2年生で、
  このお屋敷で執事をしている・・・のですが
執事長「綾斗ぉ! またサボってるのかぁ!」
  このお屋敷きっての不真面目で、
  よく執事長に怒られています。
  というのも、彼はその執事長の1人息子で
  彼らの家系、水瀬家は代々
  この神月家に仕えているんだとか。

〇城の廊下
篠宮飛鳥「綾斗〜。お前また怒られてたろ。 声が聞こえてたぞ」
水瀬綾斗「全く、いつも勘弁して欲しいよねえ」
篠宮飛鳥「本来執事として優秀で、実力はご主人様や他の大人からも認められてるのにな」
篠宮飛鳥「・・・その気になれば、という条件つきで」
  彼は篠宮飛鳥さん。
  人生において私達の先輩に当たる人で、
  大学に通いながらこの屋敷で働いています。
  気さくで頼れる反面、
  この”給仕”に関してキッチリしたイメージを持っていた美玲ちゃんにとっては
  意外さを感じた人でもあったそうで
新條美玲「篠宮さん、帰ってきていたのですね」
篠宮飛鳥「おー今な」
篠宮飛鳥「新條は仕事には慣れたか?」
新條美玲「え、ええ、まあ」
新條美玲「凛に誘われるがまま、 バイトとして引き受けたものの」
新條美玲「その内容がメイドということで、思いもよらぬ内容にどうなる事かと思いましたが・・・」
篠宮飛鳥「まー、新條はまさに 真面目な委員長って雰囲気だからな」
新條美玲「真面目とよく言われることは 否定しませんが、」
新條美玲「別に私は委員長でも何でもないのですが」
篠宮飛鳥「学級委員長とかしてそうな雰囲気だろ」

〇男の子の一人部屋
???「くっ、この、そこだ」
新條美玲「篠宮さんまたゲームですか」
篠宮飛鳥「おお新條もやるか?」
  【趣味、ゲーム】
新條美玲(気さくで優しい先輩だけど、 時折部屋から声が聞こえてきて)
新條美玲(その大体は 何かのゲームに夢中になってる時なのよね)

〇部屋の扉
水瀬綾斗「今日も朝からグチグチうるさいし・・・」
篠宮飛鳥「はは、執事長はキビシーからなー」
篠宮飛鳥「でも、執事長ってお前の親父じゃん? 水瀬家自体、代々ここに仕えてきたんだろー?」
水瀬綾斗「だから何だってのさ。 俺は興味ないってのにさ」
篠宮飛鳥「相変わらずやる気ないなあ」
水瀬綾斗「当然だよ。昔から仕えてたからって それは昔の話であって」
水瀬綾斗「今生きてる俺達には関係ないじゃん」
水瀬綾斗「なのに昔の名残を真に受けてか 親父も律儀に執事なんてやって、」
水瀬綾斗「お陰で俺まで巻き込まれてるし」
篠宮飛鳥「何だよ、そんなにこの仕事が嫌かー?」
水瀬綾斗「別に・・・この仕事が嫌って訳じゃないけど」
水瀬綾斗「俺には先祖達が抱いてたみたいな信仰心とか忠誠心がある訳じゃないし、」
水瀬綾斗「それに誠心誠意仕えろって言われてもねえ」
水瀬綾斗「・・・ま、ご主人様はいい人だし 仕えてる事自体は嫌じゃないけどね」

次のエピソード:第2話、イメージしてた世界とどこか違う

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