ユメノゲントウ

池竹メグミ

第5話(脚本)

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〇岩の洞窟
ブラック「・・・普段に比べて随分暗いな。 メカドラ、何か変な物はないか?」
メカドラ「うーん、なんか怖くて不気味なのがいそうドラ・・・」
ブラック「不気味な物か。 霊ぐらいならシュヴァルツで──」
???「・・・えへ・・・ラック・・・こっ・・・よ・・・」
メカドラ「今の声・・・ケイの声ドラ! しかも今なんか変だったドラ!」
ブラック「あいつ恐らく幻覚に囚われてるな・・・。 急いで救出に向かった方がいいだろう」
ブラック「幸い声の方から場所は特定できる。 こっちだ、早くついて来い」

〇洞窟の深部
  ストーンケイブ 最深部
ケイ「えへへ、ここの花畑とってもキレイ。 ブラックと見に来れてよかったなぁ〜」
ケイ 「このままずっとこうしてたいなぁ〜。 もうみんなが傷つかないで済む世界になればいいのに・・・」
???「・・・ケイ!!」
メカドラ「ケイ大丈夫ドラ!? ケガとかしてないドラ!?」
ケイ 「うーん、次は何しようかな~。 あれもいいし、これもやりたいし・・・」
ブラック「・・・駄目だ、俺達の事が認識出来なくなっている」
メカドラ「そんな・・・ケイはどうなるドラ?」
ブラック「とりあえずミハイルに診せてみる。 連れ帰る際何事もなければいいが・・・」
ブラック「・・・ケイ、また苦しませてすまない。 もし俺にお前を助ける力があれば・・・」
メカドラ「ブラック・・・」

〇ホールの広場
  ロビー前広場
リノン「そんな事があったんだね。 無事にケイが治るといいけど・・・」
ブラック「あぁ、あいつは無事に治るだろうか・・・」
ミハイル「ブラックさん、ケイさんの治療完了しました!」
ミハイル「今は安静のために寝かせていますが、しばらくすれば異常なく目覚めるでしょう」
ブラック「そうか、本当によかった。 ケイは・・・助かったんだな・・・」
ミハイル「はい、ですがもう少し薬を投与する必要があるので戻りますね」
リノン「それにしても、一体誰がこんな事をしたんだろう?」
ブラック「分からないが、少なくとも簡単に解決する異変ではないだろうな」

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