掟破りのヒーロー

夏目心 KOKORONATSUME

第六章2 紅炎搭乗(脚本)

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〇秘密基地のモニタールーム
剛田剛「おい!一体何をしている!?」
戦闘員「は、はい!現在陽動部隊と思われる編隊を確認!迎撃システム、20%ダウン!」
剛田剛「ええい何をしている!戦艦も陽動部隊もミサイルで撃ち落とせ!」
戦闘員「は、はい!!」
剛田剛「全くどいつもこいつも!戦艦一つもまともに落とせないのか!?役立たず!!」
戦闘員「・・・・・・」

〇潜水艦
椿遥「相手側の対空システム、陽動部隊により20%ダウンしてます!」
神楽坂裕也「上出来だ・・・来須!俺らもいつでも出れる様に準備してくれ!」
通信機「はい!直ぐに終わります!」
神楽坂裕也「とは言った物の、紅炎の事は放って置いて大丈夫か?」
椿遥「うぅ、確かに・・・」
神楽坂裕也「な、何だ!?」
日高紅炎(変身)「よぉ!久し振りだなおっさん!」
神楽坂裕也「こ、紅炎・・・」
日高紅炎(変身)「どうしてこんなカッコいい戦艦俺に教えなかったんだ?今直ぐ俺に寄こせ!俺はこいつで暴れてぇんだ!!」
神楽坂裕也「え?もしかして、お前デウス号に乗りたいだけか?」
日高紅炎(変身)「だから!俺も戦艦やりてぇんだよ!だから寄こせって!!」
神楽坂裕也「お、おう・・・分かった・・・でも、乱暴にしないって約束するなら・・・」
日高紅炎(変身)「え?動かして良いのか!?」
神楽坂裕也「あぁ、でも落とさない様にな?」
日高紅炎(変身)「やった!やったぁ!!これでこの戦艦は俺様の物だぁ!!」
椿遥「もう、そう言う子供っぽい所は本当変わらないんだから・・・」
神楽坂裕也「ま、まぁ一旦は大丈夫だろう・・・それはそうと、俺と来須は出るから、紅炎と艦の事頼んだ・・・」
椿遥「あ、はい、頑張ります・・・」
神楽坂裕也「すまん、頼むわ・・・」
椿遥「と、取り合えず、乱暴には扱わないでね?」
日高紅炎(変身)「遥ちゃんも久し振り!よっしゃ!早速暴れるぜ!武器はどうやって動かすの?」
椿遥「えっと、そっちがマシンガンで、あっちがミサイルで・・・」
日高紅炎(変身)「よっしゃ!派手にやるぜぇ!!」
椿遥「あぁ、本当に大丈夫かな・・・」

〇基地の広場
  紅炎と椿に艦を任せて、神楽坂と来須はヘリで地上に降りた。
来須翔吾「ここからかなり遠回りですが、ここの地下通路からなら司令室に行けます・・・道中の迎撃システムは椿なら阻止できます・・・」
神楽坂裕也「あぁ、ここからが本番だな・・・」
戦闘員「あぁ!あなた方は!?」
来須翔吾「げ!見つかった!」
戦闘員「神楽坂隊長!戻って来てくれたのですね!!」
神楽坂裕也「え?あの、俺ら一応反逆者なんだが・・・」
戦闘員「そんな事は関係ありません!神楽坂隊長がいなくなって、俺らもう限界です!総司令官はド素人だし、俺らの事ロボットか何かと」
戦闘員「勘違いしてて!基地を奪還するなら協力は惜しみません!神楽坂隊長!助けて下さい!!」
神楽坂裕也「ありゃりゃ・・・まだ俺の事慕ってくれる奴いるもんだな・・・」
来須翔吾「う、うわぁぁ!!」
神楽坂裕也「い、今の空からだよな!?おい椿!」
通信機「あぁ!申し訳ありません隊長!」
神楽坂裕也「一体どこ狙ってるんだ!?危うく死ぬ所だった!!」
通信機「も、申し訳ありません!紅炎君に銃火器を覚えさせたら、無作為に目の前にある物攻撃して!」
通信機「止めてるんですが言う事聞かなくて!」
神楽坂裕也「冗談だろ!?あいつ基地を破壊する気か!?」
来須翔吾「あぁ、あいつならやり兼ねないなぁ・・・」
神楽坂裕也「とにかく!俺達は剛田の身柄を拘束する!できるだけで良いから、紅炎の事抑えてくれ!」
通信機「は、はい!」
神楽坂裕也「来須!時間が無い!直ぐに剛田を抑えるぞ!」
来須翔吾「は、はい!」
戦闘員「神楽坂隊長!自分は皆に攻撃を中止する様伝えます!」
神楽坂裕也「分かった!紅炎の馬鹿が派手に暴れてるから、あの艦の目の届かない所へ逃げろ!」
戦闘員「はい!」
神楽坂裕也「良し、行くぞ!」

〇潜水艦
日高紅炎(変身)「はははは!おらおらおらぁ!!くたばれザコ共ぉ!!」
椿遥「紅炎君!お願いだから無作為に撃たないで!私達は基地を壊しに来たんじゃ無いのよ!」
日高紅炎(変身)「うるせぇ!良い所なんだから邪魔すんなぁ!!」
椿遥「あぁ!もう!隊長達に絶対当てないでよ!!」
日高紅炎(変身)「何をしようと、俺の勝手だぁ!!」

次のエピソード:第六章3 プラズマミサイル

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