第一章4 紅炎覚醒(脚本)
〇殺人現場
豊田レイジ「そこまでだ!」
レッドゴースト「こんなにも早く俺を見つけるとは、伊達にガードをやってる訳じゃ無いな・・・」
豊田レイジ「お前には射殺命令が出てる・・・ここで大人しく消えてもらうぞ・・・」
レッドゴースト「上等だ・・・だがな、俺も安々とやられてやれる程親切じゃ無い・・・簡単に俺を倒せると思うな・・・!」
来須翔吾「・・・!来るよ!」
レッドゴースト「はぁ!!」
豊田レイジ「くぅ!迂闊に近付けない・・・なら!」
レッドゴースト「小癪な・・・」
豊田レイジ「良し、もっと良く狙って・・・」
来須翔吾「待って豊田!こんな所でやるのは流石に拙い!どこか、街じゃ無い別の場所に奴を運ばないと!」
豊田レイジ「確かに・・・建物を燃やされたりもしたら・・・」
レッドゴースト「どこを見ている?隙だらけだ!!」
豊田レイジ「う、うわ!!」
来須翔吾「し、しまった!!」
レッドゴースト「これだけやって置けば未動きは取れまい・・・炎の竜巻に呑まれて時期死ぬだろう・・・」
天上院聖奈「見つけたわ!大人しくしてもらうわ!!」
日高紅炎「へぇ!こいつがゴーストか!凄ぇ!カメラ持って行けば良かった!」
天上院聖奈「ちょっと紅炎君!いい加減緊張感持ちなさい!」
レッドゴースト「何だ?増援かと思えば只の野次馬か?まぁ良い、この街にも飽きて来た所だし、そろそろ街を葬るか・・・」
天上院聖奈「あぁ待ちなさい!!」
天上院聖奈「ええい、追い掛けるわよ!」
日高紅炎「あぁ!面白くなって来たぜ・・・ん?」
日高紅炎「何だこれ?」
天上院聖奈「ちょっと!そんなの後にしてって・・・」
天上院聖奈「ん?これは確か・・・」
日高紅炎「何だろう、金でも入ってるかな?」
来須翔吾「あ、あれ?副隊長?今そこにいますか?」
天上院聖奈「え?来須君?まさか・・・」
来須翔吾「副隊長!今豊田と一緒です!今炎の竜巻の中に閉じ込められてます!」
天上院聖奈「う、嘘でしょ!?藤堂君に言って消火剤撒いてもらわないと!!」
来須翔吾「お願いします!俺達も長く持ちません!それと、近くに俺のアタッシュケース落ちてませんか?」
天上院聖奈「・・・!それならさっき見たわ!今紅炎君が開けてるけど・・・」
日高紅炎「おぉ!こいつは!」
日高紅炎「ジュースだ!丁度喉が乾いてたんだよなぁ!」
来須翔吾「え?紅炎君?一体何をしたんだ!?」
天上院聖奈「ん?来須君?どうしたの?」
来須翔吾「紅炎君、アタッシュケースから何を取り出した?」
日高紅炎「え?注射器の中にジュース入ってたから飲んだ・・・凄ぇ変な味がしたけど・・・」
来須翔吾「う、嘘だろ!?あれはどっからどう見てもジュースじゃ無くて薬だろ!あれを飲んだってのか!?」
日高紅炎「え?ジュースじゃ無い?なら何だってんだ・・・って・・・」
日高紅炎「な、何だ?何か、身体が急に熱く・・・って・・・」
日高紅炎「うわぁぁぁぁ!!!」
日高紅炎(変身)「・・・・・・」
天上院聖奈「え?な、何?紅炎君が・・・」
来須翔吾「副隊長!一体、何が起こったんですか!?」
日高紅炎(変身)「凄ぇ・・・」
天上院聖奈「こ、紅炎君?」
日高紅炎(変身)「凄ぇぜ!身体の中から馬鹿にならねぇパワーが漲って来やがる!今なら何でもできそうだぜ!!そうだな・・・」
日高紅炎(変身)「手始めにさっきの奴をボコしてやるか!!」
天上院聖奈「あぁちょ!待ちなさい!!」
天上院聖奈「あぁでも・・・」
天上院聖奈「豊田君と来須君を見捨てる訳には・・・」
〇空
レッドゴースト「さて、ここからなら大火球をお見舞いできるな・・・これが当たればどれだけの破壊と悲鳴が拝めるだろうか・・・」
レッドゴースト「さぁ聞かせてもらおうか・・・弱者どもの悲鳴を!」
レッドゴースト「うわ!な、何だ!?」
日高紅炎(変身)「よぉ!やっと見つけたぜ!」
レッドゴースト「な、何だ貴様は!?」
日高紅炎(変身)「テメェに名乗る名前はねぇ!このスーパーパワーをテメェで試させてもらうぜ!!」
レッドゴースト「う、うわぁぁ!!」
日高紅炎(変身)「おぉ凄ぇ!ゴーストがダメージ喰らってるぜ!」
レッドゴースト「ま、待て!目に入っただけでいきなり殴り付ける馬鹿がどこにいる!?貴様一体何者だ!?」
日高紅炎(変身)「ゴチャゴチャうるせぇなぁ・・・もう一発お見舞いしてやる!」
レッドゴースト「く!ぐわっ!な、何なんだこいつは!?」
レッドゴースト「調子に乗りやがって・・・その喧嘩買った!」
日高紅炎(変身)「何だ?それがお前の全力か?」
レッドゴースト「ば、馬鹿な!この俺の最大火力が効かないだと!?」
日高紅炎(変身)「そろそろテメェとのお遊びも飽きたな・・・これで決めてやるぜ!」
日高紅炎(変身)「喰らえ!俺様最強!スペシャルハイパーキーック!!」
レッドゴースト「ぐっ!」
レッドゴースト「ぐわぁぁぁぁ!!何なんだ・・・何なんだあいつはぁぁぁぁ!!!」
日高紅炎(変身)「やった!やったぜ!!この俺が!ゴーストをぶっ倒してやったぜ!ふははははは!!!」
〇戦闘機の操縦席(空中)
藤堂マルコ「消化活動を終わらせてここまで来て見たが・・・」
藤堂マルコ「何だよあれ・・・あれが本当に新入りのガキかぁ?」
日高紅炎(変身)「ははは!ふははははは!!俺様は最強だぜぇ!!!」
藤堂マルコ「・・・・・・」
藤堂マルコ「こちら藤堂です・・・隊長、ゴーストはあの新入りが討伐した模様です・・・指示を求めます・・・」
藤堂マルコ「・・・はい・・・はい・・・」
藤堂マルコ「分かりました、新入りのガキを回収して本部に帰投します・・・」