第一章2 ガード(脚本)
〇秘密基地のモニタールーム
1週間後。
神楽坂裕也「さて、いよいよ今日から、お前も俺達の正式な仲間だ・・・」
日高紅炎「けどよおっさん・・・何で1週間も訓練しなきゃなんねぇんだよ・・・」
神楽坂裕也「たりめぇだろ?何事にも基礎は大事だし、素人にいきなり銃や乗り物なんて渡せねぇって・・・」
日高紅炎「お陰で目茶苦茶疲れたわ・・・ジジイどもとガン飛ばすのもだるかったし・・・」
神楽坂裕也「まぁそう言うな・・・そのお陰で銃や車とかを扱える様になったんだ・・・お前は頑張ったよ・・・」
神楽坂裕也「只、ここにいる限りは、礼儀もキチッとわきまえてもらうし、俺の事は隊長って呼んでもらうからな・・・」
日高紅炎「へいへい・・・」
神楽坂裕也「お前ら、今戻った・・・」
天上院聖奈「隊長!お疲れ様です!」
日高紅炎「おぉ!美人のお姉さん来たぁ!」
天上院聖奈「ちょっとあなた、口の効き方には気を付けた方が良いわよ?」
日高紅炎「まぁまぁそんな固い事言わないで・・・」
神楽坂裕也「おい紅炎・・・仲間を紹介したいから少し静かにしろ!」
日高紅炎「あぁ分かった分かった・・・」
神楽坂裕也「たく・・・副隊長、皆を集めてくれ・・・」
天上院聖奈「はい・・・」
神楽坂の指示の下、天上院に連れられたメンバーが紅炎の前に集まる。
神楽坂裕也「それじゃあ仲間を紹介するぜ・・・副隊長の天上院!」
天上院聖奈「宜しく・・・」
神楽坂裕也「内のエースの、藤堂!」
藤堂マルコ「足引っ張るなよ新入り・・・」
神楽坂裕也「科学班の来須!」
来須翔吾「宜しく!」
神楽坂裕也「ヒットマンの豊田!」
豊田レイジ「どうも・・・」
神楽坂裕也「アシスタントの椿!」
椿遥「宜しくお願いします!」
神楽坂裕也「で持って、俺が隊長の神楽坂だ・・・皆仲良くやる様にな?」
日高紅炎「へぇ、皆仕事できそうな奴ばっかだな!俺、日高紅炎!宜しくな!」
来須翔吾「ね、ねぇ、彼どう思う?」
豊田レイジ「どうもこうもねぇよ・・・何か凄くガキっぽいし大丈夫か?」
椿遥「確かに・・・何か普通の子より成長遅れてるっぽい感じするし・・・」
藤堂マルコ「俺は別に、仕事の邪魔しなきゃ何でも良いさ・・・」
天上院聖奈「あなた達!何ヒソヒソとやってるの!?」
椿遥「あ!すみません副隊長!」
藤堂マルコ「何でも無いです、すみません・・・」
日高紅炎「あれ?何か俺歓迎されて無くない?」
神楽坂裕也「そりゃな・・・ほぼお前のせいだからな・・・」
日高紅炎「え?俺こいつらに何もして無いけど?」
神楽坂裕也「いやそう言う所だから・・・まぁ何がともあれ・・・」
神楽坂裕也「皆改めて聞いてくれ!俺達は先日ゴーストを取り逃がした、ここの所出て無かったが、事前に悪事を防ぐ為に現地調査を行う・・・」
神楽坂裕也「ゴーストの位置を特定できたら、真っ先にゴーストを捕獲、または殲滅だ・・・天上院、藤堂、来須、豊田、紅炎の5名は」
神楽坂裕也「今から現地調査を頼む・・・俺と椿はここから指示を出す・・・良いな?」
天上院聖奈「了解!」
藤堂マルコ「任せて下さい!」
日高紅炎「お!早速出撃か!どんな奴か楽しみだなぁ!」
藤堂マルコ「おい新入り!俺達は遠足に行くんじゃ無いんだ!もっと緊張感持て!」
日高紅炎「まぁまぁ!そんな固い事言わないで!」
天上院聖奈「あなた達!喧嘩なら後でやりなさい!時間も無いから早く行くわよ!」
藤堂マルコ「・・・失礼しました!」
天上院聖奈「では隊長、行って来ます・・・」
神楽坂裕也「あぁ、頼むぜ・・・」
晴れてガードに加わった紅炎。先輩である隊員の皆は不安以外の物を感じなかったが、与えられた任務を熟す為に出撃するのだった。