バッドエンドレディ~悪役令嬢がデスループから抜け出す方法~

桜海(おうみ)とあ

14話 幻影の村(脚本)

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〇宮殿の門
街の案内人「私は街の案内人でさぁ」
街の案内人「どんな場所だろうと知ってるでさぁ」
リアリナ・シャルルド・グレイ「案内人って、」
リアリナ・シャルルド・グレイ「この猫型のおじさん1人??」
街の案内人「おじさんは失礼でさぁ こう見えても、称号をもらった騎士でさぁ」
スタンスラス・ブラン・エレオノール「街の案内など1人いれば事足りるだろう?」
リアリナ・シャルルド・グレイ「足りないわよ!」
スタンスラス・ブラン・エレオノール「わがままを申すな。 早くしないと日が暮れてしまうぞ」
リアリナ・シャルルド・グレイ(早くも死亡フラグ立ってるじゃない!)
リアリナ・シャルルド・グレイ(でもまあ、騎士さんめっちゃ強くて、クリアできるかもだし?)
リアリナ・シャルルド・グレイ(やるだけやってみましょうかしら!)

〇海辺の街
街の案内人「ところで、行きたい村というのはどこでさぁ」
リアリナ・シャルルド・グレイ「村の名前は、なんだったかしら」
リアリナ・シャルルド・グレイ「獣人が、たくさんいるのよ」
街の案内人「獣人が住むのは奴隷街と決まってるでさあ」
街の案内人「この領地には奴隷街は無いでさあ」
リアリナ・シャルルド・グレイ「奴隷街?」

〇闇の要塞
獣人テオ「奴隷街は、国が管理する地にございます」
獣人テオ「獣人は基本的に奴隷街から出ることを許されておりません」
獣少女リアリナ「でも、獣人を見ることもあるわ」
獣人テオ「それは特殊な職につく者でございます」
獣人テオ「獣人は力が強く、体も大きいですから」
獣人テオ「肉体の特性を生かして、重労働が多い職や」
獣人テオ「デビルハンターといった屈強な肉体が必要な仕事に就くのです」

〇黒背景
リアリナ・シャルルド・グレイ(デビルハンター)
リアリナ・シャルルド・グレイ「そういえば、この前のループで私をみた時の反応」
リアリナ・シャルルド・グレイ「なんだか悪魔へ変身する人間を見たかのような態度だったわ」
リアリナ・シャルルド・グレイ「デビルハンターなら、あの強さも、頷けるわね」
テオフィル・ベフトン「デビルハンターに興味があるのですか?」
リアリナ・シャルルド・グレイ「あ、いえ。獣人ならデビルハンターを目指すのかしらと思って」
テオフィル・ベフトン「獣人の強さを持ってしても、悪魔に変わった人間を殺すことは難しいのです」
テオフィル・ベフトン「それに、聖女の力が宿る剣でなければ、悪魔は殺せません」
テオフィル・ベフトン「そもそもデビルハンター用の剣は大変高価ですので」
テオフィル・ベフトン「そう簡単には、なれないのです」

〇海辺の街
街の案内人「だから、この土地には無いんでさあ」
リアリナ・シャルルド・グレイ「そんなはずないのに、あなた本当に案内人?」
街の案内人「そうでさあ」
街の案内人「このリゾート地の端から端まで知っている。ベテランガイドでさぁ」
リアリナ・シャルルド・グレイ「じゃあ、連れて行ってほしいところがあるの」

〇原っぱ

〇睡蓮の花園
街の案内人「この時期、蓮が咲く湖はここしかないでさあ」
リアリナ・シャルルド・グレイ「確かにこの近くに村があったはず!」
街の案内人「この辺りに村などないでさあ」
リアリナ・シャルルド・グレイ「んなはずないわ! よく、思い出してちょうだい!!!」
街の案内人「そんなに頭を揺さぶられても、ないものはないでさあ」
リアリナ・シャルルド・グレイ(この場所は知っている)
リアリナ・シャルルド・グレイ(なのにどうして村がないの)
テオフィル・ベフトン「綺麗な湖でございますね。ここにきたかったのでございますか」
リアリナ・シャルルド・グレイ(・・・くうう! 私だけが知っているなんて、焦ったいわ!)
スタンスラス・ブラン・エレオノール「そろそろ日が暮れてきた。家までおくろう」
リアリナ・シャルルド・グレイ「もう少しだけ、探してもいい?」
スタンスラス・ブラン・エレオノール「何を真剣に探しているのだ?」
スタンスラス・ブラン・エレオノール「そもそもフォルダンテ領のリゾートから、ここはだいぶ離れている」
スタンスラス・ブラン・エレオノール「他に、見所などこの辺りにはないだろう?」
リアリナ・シャルルド・グレイ「そうよ。それよ!」
スタンスラス・ブラン・エレオノール「???」
リアリナ・シャルルド・グレイ(こんなリゾートから離れている場所にどうして宿屋があるの?)
リアリナ・シャルルド・グレイ(考えてみればおかしなことだらけじゃない)
スタンスラス・ブラン・エレオノール「そこの案内人が知らないのなら、諦める他ないのではないか?」

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