〇明るいリビング
「フニャフニャ」
D. ニャピョウ「ニャくん〜、ピョウくん〜！ ここがおうちですよー！」
　　ダディ・ニャピョウ
　　特徴： 綺麗好き
　　※手に持っているのはおしゃぶりですかね。
M. ニャピョウ「久々のシャバ、最高だわ」
　　ママ・ニャピョウ
　　特徴： ずぼら
D. ニャピョウ「入院中の洗濯物溜まってるだろ、 出しといてく・・・」
ピョウ「ぎにゃああぁ」
D. ニャピョウ「どうした!?　お家がイヤなのか!?」
M. ニャピョウ「いや、このニオイはウンチかも」
D. ニャピョウ「ありゃ、移動中に出ちゃってたのかな？ オムツ替えるね〜」
M. ニャピョウ「あーあ、漏れて服についちゃってる」
D. ニャピョウ「だぁいじょぶですよ、ちゃんとお着替え用意してますからね〜」
D. ニャピョウ「よし、まずはお尻拭いて・・・」
M. ニャピョウ「おしっこ攻撃、病院でも何回もやられたわ」
D. ニャピョウ「いいんだよ〜、替えのシーツもありますからね〜」
ニャ「げぼぷっ」
M. ニャピョウ「あっ、ミルク吐き戻し・・・」
　　ベビー服×２！
　　ベビー肌着×２！
　　敷き布団シーツ×１！
　　掛け布団シーツ×１！
D. ニャピョウ「洗濯機、回そう・・・」

〇落下する隕石
　　この日から、ニャピョウ家の
　　洗濯物地獄は始まった──

〇明るいリビング
　　１歳
　　※麺は食べやすいよう短く切っております。
「うぇあ〜」
M. ニャピョウ「わー、手合わせて「いただきます」してる！」
D. ニャピョウ「よし、食べさせてやろうな！ あーん・・・」
ニャ「あだだ！」
D. ニャピョウ「ん？　いらないの？」
M. ニャピョウ「自分で食べたいんじゃない」
ピョウ「えへぁ〜」
D. ニャピョウ「おぉ、手でつかんで食べてる！ ふたりともすごいですねぇ〜！」
ニャ「あきゃあー」
D. ニャピョウ「あっ、服にソースが垂れ・・・」
ピョウ「うきゃきゃあ〜」
M. ニャピョウ「ちょっと、食べ物投げて遊ぶのはバツ・・・」
ニャ「にゃほーう」
ピョウ「ぴょえーい」
D. ニャピョウ「ちょ、待っ！　部屋中が・・・」
M. ニャピョウ「あんたらー！」
　　食事用エプロン×２！
　　肌着×２！
　　ベビーウェア×２！
　　クッションカバー×２！
　　カーペット（洗うの大変⭐︎）×１！
D. ニャピョウ「なぜミートソーススパを与えた・・・」
M. ニャピョウ「これだったらよく食べるんだもん・・・」

〇明るいリビング
　　２歳
ニャ「パパだっこー」
ピョウ「パパおんぶー！」
D. ニャピョウ「いま保育園かばんから洗い物出してるからね、ちょっと待ってな・・・」
D. ニャピョウ「おい、一体何回着替えてるんだ？」
　　靴下×２！
　　下着×６！
　　ズボン×６！
　　Tシャツ×７！
　　汗拭きタオル×２！
　　食事用エプロン（昼食とおやつ用）×４！
M. ニャピョウ「金曜だから、おひるね布団セットもあるよー」
　　⭐︎週末ボーナス⭐︎
　　おひるね用毛布×２！
　　おひるね用布団のシーツ×２！

〇明るいリビング
　　３歳
D. ニャピョウ「最近はご飯もこぼさなくなったし、 よかったよかった・・・」
「パパただいまー!!」
D. ニャピョウ「おー、おかえ・・・その泥だらけの服は!?」
ニャ「さっきね、公園でね、砂場に行ってねー」
ピョウ「砂に水を混ぜてね、ごはんを作ってねー」
ピョウ「でもニャくんがぜーんぜんおいしくないって言ってね」
ニャ「ぼくが作ったごはんの方がすごーくおいしかったもんね」
ピョウ「ちがう、ぼくのほう！」
ニャ「ちがう！　ぼく！」
「わぁー!!」
　　どろだらけの上着×２！
　　どろだらけのズボン×２！
　　どろだらけのTシャツ×２！
　　どろだらけのくつ×２！
　　どろだらけのくつした×２！
　　（なぜか）どろだらけのパンツ×２！
　　おまけに⭐︎
　　どろが飛び散った玄関マット×１！
D. ニャピョウ「いつまで続くんだこれ」

〇屋根の上

〇明るいリビング
D. ニャピョウ「洗濯機・・・残り８分か」
D. ニャピョウ「今日何回まわしたっけ────」

〇明るいリビング
ニャ「道着、汗くさっ」
ピョウ「そっちこそ、どんだけ転んだら そんな泥だらけになるんだよ」
ニャ「転んでない、スライディングだから！」
　　汗まみれの道着×１！
　　泥だらけのユニフォーム×１！
　　これも洗わなきゃいけないのか・・・
　　正直面倒くさ──
ニャ「はぁ〜、洗うのめんどくさ〜 親父やってくれないかな」
ピョウ「いつまでも親に頼ってちゃダメだろ」
ニャ「そりゃそうだけど」
ピョウ「さっさと洗濯機放り込んでゲームしよーぜ！」
　　ちょ、洗濯機へ入れる前に手洗いを──

〇明るいリビング
D. ニャピョウ「はっ、洗濯物──」
M. ニャピョウ「干しといたよ」
「ぼくも手伝ったー！」
D. ニャピョウ「ありがとう、悪いな」
M. ニャピョウ「いつもやってもらってるからね」
D. ニャピョウ「いつか、この洗濯三昧を懐かしく思う日が 来るのだろうか・・・」
M. ニャピョウ「あぁ・・・それは、もうちょっと先かもね」
M. ニャピョウ「３人目出来たわ」
D. ニャピョウ「え!?」