歌ってみたチャレンジ(脚本)
〇テレビスタジオ
司会者「さて今回の 『モンスターチューブ』は──」
司会者「歌は 「渚のハイレグ人魚」ですか?」
司会者「どうやって🩱履くのかしら? ウププww」
人魚「彼への想いで 作った曲です」
司会者「アラ! 楽しい思い出? では どうぞ」
人魚「・・・・・・」
人魚「私を置いて 彼は失踪しました」
人魚「私がこんなだから・・・ 人魚と人間の恋は 続かないの ううううう」
司会者「悲しい恋は 分かりましたけど 歌ってもらわないと」
司会者「無理なら次の方に・・・」
人魚「歌います!」
司会者「では張り切って どうぞ」
人魚「・・・」
人魚「失恋トラウマで 人間が信じられない ううう」
司会者「深く深く傷ついたのね 分かるけど・・・」
司会者「歌えないなら次の方 いえ 次のモンスターに」
「歌わせてやれよ」
「司会者冷たいぞ」
司会者「コメントが多数 皆さん応援してますよ💦」
人魚「ありがとうございます うううう」
「負けるな!」
「君の歌声が聞きたい!」
人魚「優しい人間が一杯 ガンバって 歌います!!」
人魚「🎵私だけ見つめて・・・」
人魚「ほんとは ほんとは 最初から騙されてたかも!!」
人魚「やっぱり人間を信じられない」
司会者「人魚と人間の恋は 成立しないのね」
司会者「今のがラストチャンスでした 人魚さん お下がりください」
熱いコメント「ちょっと待った!!!!」
熱いコメント「化け物と思ったけど 純粋な君に胸キュンだ!!」
熱いコメント「熱い思いを 彼に届けろ!!」
熱いコメント「君の心は人間だ 歌手だ あきらめるな!!」
人魚「その言葉──」
〇漁船の上
彼「漁師やめて 君のために音楽プロデューサーになる!」
彼「海の男を魅了する 君の歌を売り込む」
彼「人は望むものになれるんだ!!」
人魚「でも私は 人間じゃない」
彼「君が望めば 何にでもなれるさ あきらめるな あきらめるな」
〇テレビスタジオ
人魚「あきらめない 彼に歌声が届くまでは」
人魚「🎵私だけ見つめて」
「感動 いい歌だ!!」
「名曲の予感しかない!!」
人魚「🎵私だけ見つめて あなたの目 くりぬいたの そのためよ」
人魚「🎵私だけ抱き締めて あなたの腕 引き千切ったの そのためよ」
「これって・・・」
「彼が失踪って・・・」
人魚「🎵私だけに くちづけを だから舌は 噛みくだいたの」
人魚「🎵コロコロコロ 喉仏 舌の上で転がすの」
人魚「🎵グニョグニョグニョ 目玉 噛み締める」
人魚「🎵動いたままの心臓 レアで飲み干して」
人魚「🎵あなたの鼓動 私の恋 加速する ドキドキドキドキ ドキドキドキドキ」
「ハードコアだ」
「デスメタルだろう」
司会者「あの やはり歌は・・・」
〇黒
再生数は200万回を超えた
人魚「皆さんのお陰です 人魚と人間の恋は ありま~す!!」
人魚「人間を信じま~す 世界を癒すため これからも歌いま~す」
人魚「アレ!? 司会のお姉さんは?」
「記憶にない? 多重人格の人魚か?」
「いや 歌のキャラに なりきるタイプだろう」
「じゃあ・・・ありかな?」
毎度お世話になっております❣️
「わからん」でございます❣️
遅ればせながら
第一話読ませて頂きました❣️
で、人魚ちゃんに一言‥
食うなw
😱
わ、人魚でここまで掘り下げられるんだ! って、正直驚きました! 思わず見入ってしまったのです(*≧∀≦*)
コメディのお話かと思ったら……ヤバめの人魚さんだったみたいで……
最初は悲しくもコメディ色強めで描くのかと思いきや、歌詞の内容から「あれ……?」となってきてとても楽しめました!
短い時間でコメディ要素がホラー要素に変わるのがすごかったです!!