復讐者

夏目心 KOKORONATSUME

8 もう一人の復讐者(脚本)

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〇ビルの裏
滝本誠二「ん?向こうに誰かいる?」
モブ「ぐへへ・・・お姉ちゃん・・・本当に好きな事して良いの?」
水樹茜「良いよ良いよ〜!スカートの中とか見たいでしょ〜?」
モブ「おぉ〜!今は誰もいないし、遠慮無く!」
滝本誠二「(うげ・・・これって援助交際って奴か?余り見たく無い物見せられたな・・・気付かれて無い見たいだし、)」
滝本誠二「(早く逃げるか・・・)」
滝本誠二「え?」
モブ「あ・・・が・・・」
モブ「ど、どうして・・・」
水樹茜「どうしてって?決まってるでしょ?」
水樹茜「あたしが欲しいのは、おじさんの命だよ・・・」
モブ「そ・・・んな・・・」
水樹茜「良し!任務完了!」
滝本誠二「(ま、マジか・・・あの子殺し屋かよ!?)」
滝本誠二「(や、ヤバい・・・今見つかったら確実に・・・)」
滝本誠二「(し、しまった!!)」
水樹茜「ん?そこに誰かいるの?」
滝本誠二「あ、えと、その・・・」
水樹茜「ん?お兄さんここで何してるの?」
滝本誠二「え?あぁ、ごめんなさい、俺帰り道こっちなんですよ・・・通ったらたまたまあなたと出くわして・・・」
滝本誠二「他意とか無いんで、それでは!」
水樹茜「・・・ねぇお兄さん・・・」
滝本誠二「ん?何か?って・・・」
水樹茜「お兄さん、随分手慣れてるね・・・只のサラリーマンが随分危ない物持ってる・・・」
滝本誠二「そっちこそ・・・そのナイフ、毒が塗られてる?」
水樹茜「あ、分かる?」
滝本誠二「あぁ、さっきの男、ナイフを刺されて数秒も持たなかった・・・そう言う時は大体・・・」
水樹茜「へぇ・・・中々やるじゃん・・・でも近距離なら銃よりナイフの方が強いから、あたしの勝ちだよ・・・」
滝本誠二「お、おう・・・それは正論だな・・・君は一体・・・」
水樹茜「あたし?あたしは水樹茜・・・こう見えて19歳よ・・・」
滝本誠二「そ、そうか・・・俺は滝本誠二、20歳の殺し屋だ・・・その制服、ハニートラップって奴?」
水樹茜「あ、流石に分かるか・・・お兄さんも見る?」
滝本誠二「いや、後が怖いから止めて置く・・・目撃者だから俺、このまま殺される?」
水樹茜「どうだろう・・・あたしから見てもお兄さんこの位で殺られる程ヤワに見えないんだけど・・・」
滝本誠二「そりゃどうも・・・」
水樹茜「ねぇ、お兄さん誠二さんだったよね?あたしどうしてもやりたい事あって殺し屋やってるから、手伝ってくれないかな?」
滝本誠二「え?手伝うって何を?」
水樹茜「取り合えずここじゃ難だからあたしん家行こう・・・そこで話すから・・・」
滝本誠二「あ、あぁ・・・」

〇女の子の一人部屋
  それから俺は、水樹茜と名乗る殺し屋の女の子に連れられて、彼女の家へと赴く事に。
水樹茜「やっと到着!ようこそ我が家へ!」
滝本誠二「あ、あぁ・・・なぁ、殺し屋やってる俺が言うのも難だが、あんな時間まで外出歩いて、親とか心配して無いか?」
水樹茜「・・・あたし、親はいないよ?」
滝本誠二「え?」
水樹茜「あたしのパパとママ、二人とも過労死してるんだ・・・取り合えず飲み物取って来るから、話はその後ね・・・」
滝本誠二「(親が過労死?何かあったのか?)」
水樹茜「お待たせ!」
滝本誠二「あ、まぁ、ありがとう・・・」
水樹茜「取り合えず適当に座ってゆっくりしてて・・・」
滝本誠二「あぁ・・・」
滝本誠二「(普通に美味い・・・毒は入って無いな・・・)」
滝本誠二「えっと、茜ちゃんだったよね?どうして殺し屋になったの?それと手伝って欲しい事って・・・」
水樹茜「・・・あたしが殺し屋になった理由?復讐よ・・・」
滝本誠二「復讐?」
水樹茜「うん・・・あたしのパパとママは二人揃ってブラック企業に努めててね・・・あたしを育てる為に休みそっちのけで」
水樹茜「仕事してたの・・・」
水樹茜「でも、あたしが大きくなってくに連れてパパもママも少しずつ元気を無くしてってね・・・何も知らないあたしから見ても」
水樹茜「休まなきゃいけない状態だったんだけど二人とも聞いてくれなくて・・・あたしが高校生やってたある日、」

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