3 20歳の誠二(脚本)
〇大企業のオフィスビル
滝本誠二「ここが俺の新しい職場か・・・入ったからには、確りやらないとな・・・」
俺が家を出てから6年が経ち、今では20歳となっていた。あれから北山さんから銃や毒薬、社会人としてのマナー等を学んで、
今こうしてスパイとしての潜入活動や、指定された相手への暗殺もできる様になっていた。俺がこの会社へ赴いた目的は、
この会社は俺の父が社長として、弟の龍二がここに勤めてるからだ。
〇オフィスのフロア
部長「お早う諸君!今日からこの部署に、新入りが入る事となった!」
滝本誠二「皆さん初めまして!今日からこの部署で働く事となりました、滝沢誠一郎です!」
部長「うむ!それでだ・・・彼の教育係を指名したいのだが・・・誰が良いかな・・・」
秋山彩佳「部長!そしたらあたしが引き受けます!」
部長「おぉ!やってくれるか秋山君!それじゃあ滝沢君、分からない事は、秋山君に聞くと良い!」
滝本誠二「分かりました!」
部長「皆、仲良くする様にな!」
滝本誠二「秋山先輩・・・ですよね?改めて宜しくお願いします・・・」
秋山彩佳「こちらこそ!余り固くならない様にね?」
それから、俺は秋山先輩から仕事のやり方を教わりながら、父と龍二の事を調べる事となった。
秋山彩佳「基本は大体こんな感じ・・・これが分からないってなったら言ってね・・・」
滝本誠二「分かりました!」
秋山彩佳「じゃあ、あたしは向こうで仕事してるから・・・」
滝本誠二「(さて、取り合えず怪しまれない様に仕事して、なるべく早く父さんと龍二の情報掴まないとな・・・)」
滝本誠二「(え?な、何だ今の音!?お菓子食った音だよな?どこから・・・)」
秋山彩佳「ちょっと龍二君!仕事中に何お菓子食べてるの!?」
滝本龍二「うるせぇな!腹減ったんだから良いだろ!」
秋山彩佳「良く無いわよ!あなたもう直ぐ社長代理になるって話だけど、本気でそのままでいるつもり!?」
滝本龍二「だぁもう!パパが良いって言うんだから良いんだよ!!」
滝本誠二「(え?龍二?今秋山先輩、あいつの事龍二って言って無かったか!?)」
滝本龍二「テメェ、これ以上うるさくすると俺が社長代理になった時にクビにするからな!!」
秋山彩佳「えぇ!やれる物ならやって見なさい!」
滝本龍二「あぁ、やっとうるさいのがいなくなった・・・」
秋山彩佳「あぁ・・・あんなのが社長代理になるだなんて・・・この先どうなる事やら・・・」
滝本誠二「先輩、頼まれた資料ができました・・・確認お願いします・・・」
秋山彩佳「あ、終わってたんだね・・・直ぐやるわ・・・」
秋山彩佳「ふむふむ・・・」
秋山彩佳「あ、こことここの部分修正必要ね!そこだけお願い!」
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