試される商売能力(脚本)
〇謁見の間
王様「・・・そこの女。 なぜここに呼ばれたか分かるか?」
ルシナ「あら、私のこと〜?」
ルシナ「さっぱり分からないわ〜 ごめんなさいね〜」
幹部「貴様、とぼけているのか!? その首今ここで跳ね落としてもいいのだぞ!?」
王様「・・・待て。まだ討論が 終わっていない」
王様「お前、商売人だな? そんなお前が魔物を倒したとは思えん・・・」
王様「・・・カシム、本当にこの女が 1人で魔物を倒したのか?」
カシム「・・・はい。 俺がこの目でちゃんと見ました」
王様「本当ならいいのだが・・・ なんせ、無能の言うことは信じられん」
カシム「・・・・・・」
王様「そこでだ。 女、今から証明してみせろ」
ルシナ「・・・何をすればいいのかしら〜?」
化物「グォアアアア」
王様「こいつを倒してみろ」
ルシナ「それだけでいいの〜? それなら、簡単ねぇ〜?」
ルシナ「・・・ねぇ、貴方 これ、何だと思う?」
ルシナ「今なら銀貨5枚で売っちゃうわ♪ どうかしら?」
化物「グゥウゥゥ」
ルシナ「あら〜、買わないのね〜 残念だわ〜」
ルシナ「買わないのなら〜」
と、手にしていた物を相手になげつける。
化物「グォォォォ・・・」
ルシナ「その首、跳ねるわよ〜♪」
〇川沿いの原っぱ
ルシナ「ふぅ〜〜、ヒヤヒヤしたわ〜」
ルシナ「突然王城に呼び出されるもの〜 何もしていないのに〜」
カシム「・・・最終的に対魔物軍に勧誘されたしな」
ルシナ「えぇ、でも私は単独で魔物と商売をしていきたいわ〜」
カシム「え、なんでだ?」
ルシナ「私、こう見えても怒ってるのよ〜 あの王様、貴方に『無能』って言ったわよね〜」
カシム「あ、あぁ。いつものことだ。 気にすることでもない」
ルシナ「・・・私決めたわ」
ルシナ「貴方と、2人で魔物達に商売するわ〜 その方が楽しいもの〜」
カシム「何を馬鹿なこと言ってんだ? 俺はお前の足手まといになるだけだぞ?」
ルシナ「関係ないわよ〜 私、貴方とならなんでも出来る気がするもの〜」
カシム「・・・・・・」
カシム「・・・分かったできるだけのことはやる」
ルシナ「そう言ってくれると思っていたわ〜 じゃあまずは、貴方のために色々揃えないとね〜」
カシム「・・・行動が早いな」
ちょっと珍しい展開ですね😃
意外に強いヒロインと、ダメンズっぽいけど何か持ってるかもしれない彼。
先が楽しみです‼