バイオノイド

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エピソード28 復活者(脚本)

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〇黒
ドーラン「正常目安値──良好、必要なニューロリンク──クリアライズ」
ドーラン「インプット、アクティベイション・・・・・・スタンバイ」
  施術台。皮ベルトで縛られ、頭にヘッドギアとバイザーを取り付けられたシルクレット。
ドーラン「針の注射開始」
  ぷち
  何かが潰れた。プチトマトとかを靴で踏んだ時に短く鳴る音が、シルクに掛かるバイザーから聞こえた。
ドーラン「────シルクレット、君の体を依り代としてお借りしたい」
ドーラン「”彼女”は望んでいないかもしれない・・・・・・だが、わたしは『正統性』な”怒り”が必要なんだ」
  語りかけてくる怪人(ドーラン)。もし大戦中なら何かの生体実験の真っ最中な光景が広がる。
ドーラン「だから・・・どうか貸していただき────」
  メッセージが届く送り主は────
ドーラン「・・・・・・」
ドーラン「・・・なるほど」
  ──COMPLETE OPERATION EGO ──
ドーラン「こちら完了、そろそろ彼とは潮時となるか」

〇黒
「────しろ、──く────しろ」

〇寂れた村
ロッソ「シルク!?」
ククリ「隊長落ち着いて・・・ブルさん!!」
ブル「──そうですか。ありがとうございます団長、お手を煩わせてしまい。・・・・・・了解、オーバー」
ブル「作戦中止、撤収が容認された」
  『当分給与は2割9分はカットだが』と付け加えて
ロッソ「集落近辺に待機してたの呼べ!!」
ブル「しますよ、こちら探索A班。B班車を回してくれ」
シルクレット?「────」
  イ──ンパル────ス、応──答──せよ

〇古い倉庫の中
  ピタリと手作業が止まる。
パルチザン「どうかなされました」
インパルス「・・・・・・ない」
ブレノア「どうされました?」
パルチザン「突然彼が止まってしまって」
  ジジジ──通信コード、受信
  該当通信コード──0601977
  識別確保──コードネーム・バロシム
インパルス(何故今、この通信が復活してる!?)

次のエピソード:エピソード29 EGO part1

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